EIZO液晶モニターのエントリーモデル、EV2450-BKRの実力やいかに

動画編集用に買ったドスパラのゲーミングPCと合わせて、せっかくだからいいモニターを買おうとEIZO FlexScan EV2450-BKRを購入した。その良さとちょっと気になる点について書いていく。

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全体的にはものすごくきれい

EIZO(旧ナナオ)のモニターということで、エントリーモデルといえどもどこのレビューを見てもきれいだということばかり書いてあったので、僕はかなり期待していた。そして、それはおおむね期待通りであった。

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24インチ、フルHD画質のモニターは十分でかい

大体、ここの所テレビもモニターもでかくなりすぎてる気がする。テレビはそれなりの距離を保ちつつ大人数で見ることが多いから、大きければ大きいほどいいような気もするが、PCモニターは基本的に一人で見ることが多いうえに、さほど離れてみるものでもないので、大きすぎると明らかに不便だろう。もともと持っていた19インチのモニターや、ダイナブックの17インチモニターでも特に不満はなかった僕であったので、正直21インチのモニターでもいいかなとずっと思っていたのだが、なんとなく24インチを買ってみた。

その結果、やっぱり24インチは大きかった(笑)。作業机の上に置いてみると横幅がとにかくある。だからと言って見にくいわけではなく、むしろ慣れてくるとちょうどいい。Adobe Premiere Proのように、画面が4分割され作業するような動画編集ソフトを使うと、その画面の大きさと緻密さが効いてくる。一つ一つの枠がとても大きいので、非常に快適で見やすい。

ただ、その分このモニターを使い全画面表示でWebサイトを見ると、あまりに余白が大きくなりすぎる。これはほとんどのWebサイトがフルHDの解像度での閲覧を想定していないためだが、その分うまく画面を分割すれば2サイトを横に並べて表示できる。資料を並べながら作業するにはうってつけだ。

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隣に設置している19インチの古いモニターと比べても、その横幅にはかなりの差がある。その一方で、モニターの高さ方向のサイズはさほど変わらない。薄型ベゼルのなせる業だ。

映像は確かにきれいだが、不満もある

届いたままの状態でも、そこに映し出される映像はかなり美しい。印刷インクの色と比べると若干青が強いようだが、ふつうに見ているだけならほとんど気にならない。

しかし、気になる点ももちろんある。

まず、デフォルト状態だと、白がわずかに灰色っぽく見える。真っ白な紙のような美しさは表現できていない。これは明るさを調整することである程度解決できたのだが、まだ少し気になっている。

さらに、おそらく表面のノングレア(非光沢)加工のせいだろうが、色に深みがあまり感じられない。『まるで印刷された写真を見ているような美しさ』は全くない。これは作業用PCモニターであるために、仕方のないことだとは思うが、前評判の高さゆえに気になってしまった。

斜めから見てもきれいな発色

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視野角が水平・鉛直方向ともに178度と広範囲ではあるが、さすがにほぼ真横から見るとノングレアのモニターでも部屋の明かりなどの反射によって見にくくなる。しかし、通常使う範囲や、上の写真ぐらいまでの角度であれば何ら支障なく、正面で見ているのとほぼ同じ色合いに見える。これは複数人で映像を確認する際にはとても便利だし、椅子が変わったなどによりいつもと違う角度から見ることになった場合にも、違和感を感じることはないだろう。

ベゼルやモニターアームのつくりも素晴らしい

超薄型ベゼルがこのモニターの特徴だと表記されていたが、全くその通りである。1mmのベゼルと4.3mmの非表示エリアを合わせてもたったの5.3mmしか黒枠がなく、ほとんど全域にわたり表示されているように感じる。だからこそ余計にモニターそのものが大きく見えるのかもしれない。非表示エリアの色に合わせて、ベゼルも黒にするのがとてもいいだろう。というか、おそらくベゼルが白だと、非表示エリアがあるせいでかなり違和感を感じることになると思われる。

そのモニターが取り付けられているアームもかなり自由度が高く、高さ・角度・回転どの動きもスムーズかつ無段階に調整ができる。スムーズといっても、動き初めには若干の硬さがあるが。もちろん、ベストな位置でモニターから手を離せばびたっと止まり、その後不意に動いてしまうようなこともない。ここまで広範囲でかつ自由度の高い設置が可能であると、仮に今後自由度の少ないモニターを買い足したとしても、そちらに違和感なく合わせることが可能だろう。そもそも一度設置してしまえば動かすことはほとんどなくなるので、あまり気にすることでもないような気がするのだが…。

モニターの調整範囲も広いが、USB接続はよくわからない

モニター前面下部に静電式のスイッチが並び、そこでモニターの色や設定を変更することができる。かなり大きく変更することが可能で、むちゃくちゃな色合いにすることもできる。しないけどね(笑)。静電スイッチの反応もとてもよく、そんなに触ることはないとはいえ操作も快適だ。

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ところで、モニター裏側の側面に用意されているUSBポートをパソコン本体につなぐことでモニターの設定をキーボードやマウスを使って変更できると聞いていたのだが、できなかった。取扱説明書(付属のDVDの中に入っている)を見てみても、USBケーブルでつなぐとしか書いていないため、いったいどうすればPCで設定できるのだろうか。モニター前面のスイッチでも十分操作可能なので特に困ってはいないが、少々気になる。

接続はDisplayPortで

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せっかくDisplayPort端子付きのモニターを買ったので、DisplayPortでモニターとパソコンを接続した。そのケーブルはこちら。

安いが割と柔らかくて使いやすく、さらに抜け防止までついているので悪くないと思われる。まだ使い始めて日もたっていないので判断しがたいが、特に何の不具合もなく使用できている。ちなみに、パッケージの一部が破れているのは、僕が写真を撮る前に破いてしまったせいであり、決してこの状態で我が家に届いたわけではない。

DisplayPortはデータの送受信ができるらしいので、これでつなげばUSB接続なしでモニターの設定ができる、とかの機能があればいいのにとは思ったが、それはできないみたいだ。

ものすごく目に優しい

ダイナブックのモニターは光沢のあるタイプだったのもあるとは思うのだが、このモニター、明らかに目に優しい。長時間見ていても目がしょぼしょぼするようなことはなく、何の違和感も感じられない。ここまで優しいと、隣の19インチモニターがちょっときつく思えてくるほどだ。こちらもノングレアで、今までは結構目に優しいモニターだと思っていたのだが…。

ちなみに、ブルーライトカット機能を使うと明らかに色が黄色っぽくなる。使えばさらに目に優しくなるのだろうが、せっかくのモニターのきれいな発色が台無しだ。というわけで、今のところその機能を使う予定は一切ない(笑)。

総評:超おすすめ

確かに不満はあるものの、それはある程度調整でどうにかなる範囲内ではあるし、この美しさ・目へのやさしさ・そして画面のサイズはかなりの魅力を持っている。4万円に近い値段なので、僕はそう簡単に購入できないのだが、現状でモニターを買い足す必要があるならばこれを買い足したいと素直に思う。それぐらい素晴らしいモニターだと思う。