もしかして最安値?モノタロウ プレセット型トルクレンチセットはばっちり使える

ホイールナットの締め付け確認をするトルクレンチが欲しいなぁ~なんて思ってネットを探っていた。とりあえずエマーソンのでいいかなと思っていたら、モノタロウブランドで売ってるトルクレンチも同じセットで少し安かった。

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17mmソケット&エクステンションが欲しかった

探せばもっと安いトルクレンチもあったんだけど、とにかく必要なものがあった。それは、17mmのソケットとエクステンション。エイトに使ってるホイールナットがスチールの17mmナットだっていうのと、エクステンションがないとトルクレンチがボディに当たってしまうから。後から買ってもいいけど意外と高いから、最初からセットでついてくるとそこそこお得感がある。これ大事。

外観チェック

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そんなわけで勝ったモノタロウブランドのトルクレンチ。台湾製らしい。

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中身はこんな感じで、

  • トルクレンチ本体
  • 14mmソケット
  • 17mmソケット
  • 19mmソケット
  • 21mm薄口ソケット
  • 24mmソケット
  • エクステンション

が入っている。中身も並び方もエマーソンのものと何ら変わらない。同じものなんじゃないのかなぁ…。もちろん新品なのできれいだし、メッキも美しくパッと見で文句をつけるところは特にない。

トルクチェック表が付属

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とても親切なことに、トルクチェックをした時の表がついてくる。これによると、今年の6月13日にチェックした時点では、設定値より若干高いトルクになるみたい。まぁそんな厳密なトルクが欲しいわけじゃないので問題ない。要するにちゃんと規定トルクぐらいでしまってるかどうか、そしてホイールナットを均等に締めることができることが大切なんだ。

目盛りがなぜか14刻み

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ちょっと触ってみると、なんだかちょっと違和感を感じた。

なぜだ。

なぜ14刻みの目盛りなんだ。

グリップに掘られた13本の線。それはすなわち、グリップを一周回せば14N・mトルクが上がることを示す。なんで1周10N・mアップじゃないんだろう…。ちょっとわかりにくい。

110N・mに設定してみよう

14刻みの目盛りでちょっとわかりにくいので、110N・mに設定してみよう。ちなみに、メーカー既定の締め付けトルクは車の取扱説明書を読めば必ず書いてあるが、普通車なら大体105N・mぐらいが多い。

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まずはグリップをぐるぐる回す。110は98と112の間にあるので、ひとまず98の目盛りが刻まれているところにちょうどグリップ側の0の値が来るようにする。

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98+12=110 なので、グリップをさらに締め込み、12の値がちょうど線の真ん中に来るようにする。

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最後にお尻のねじを締めこみ、グリップを固定すれば終わり。

使ってみた

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せっかくトルクを設定したので、17mmソケットとエクステンションをつけて使ってみた。トルクをかけると「カチッ」と手ごたえがあってとてもわかりやすい。先日いったん外したホイールのトルクチェックもかねて行ったが、全体的にがっちりしていてガタツキも少ないので、しっかりと締め付けトルクまで絞められた。

ただソケットの深さがちょっと浅いような気がする。エイトに使っているナットが気持ち長めなのもあるが、奥までしっかりと咥えられなかった。締め付けには特に影響がないレベルだが、もうちょっと深めだと良かった。

総評:安いが使い心地や性能に問題はなさそう

ものすごい精度を気にするのであればともかく、サンデーメカニックやちょっとした整備に使うだけなら、コストパフォーマンスが高く性能的にも問題のないトルクレンチだった。十字レンチで手締めした時のトルク感覚と、トルクレンチで設定した値がおよそ一致していて、これなら十分に使える。

少なくとも僕が探した限り、同様のセット内容であれば最安値のこのトルクレンチ、まだ持ってないという人には十分にお勧めできる。この値段で安心が買えるなら買っておくくべきだ。

トルクレンチを使う上での注意点

ついでなのでトルクレンチを使う上での注意点を書きたい。と言っても3点だけだが。どのトルクレンチも同じだし、なるべく長く使うために必要な知識は覚えておいて損はない。

逆回転には使用しない

一応右回りにも左回りにもラチェット機能がついているのだが、指定された方向以外(今回の場合右回り、つまり普通のねじなら緩める方向)に使うと精度が大きく狂う。メーカー既定だとこのモノタロウトルクレンチの場合は±4%の精度を保証しているが、逆回転に使用すると一般的に6~10%の精度へと狂ってしまうといわれており、最悪の場合内部構造が破損する。

そもそもなぜ逆回転方向へのラチェット機能がついているかと言われれば、たいていの場合コストダウンのために既存のものを流用しているから。一度締める方向へ切り替えたら二度と変更する必要はないし、変更したとしてもその状態で使ってはいけない。

ダブルチェックは禁止

整備工場とかで整備してる作業を見ていると、トルクレンチを使って「カチカチッ」とネジを締めている様子が見られることがある。これ本当は良くない。1回目のカチッの時点で既定のトルクに達しており、2回目以降はどんどん強く締められてしまう。

ではなぜ多くの整備工場はそんなことをしているかというと、締め忘れが怖いからだ。万が一閉め忘れてホイールが飛んで行ったりしたら洒落では済ませられない。多少オーバートルクになったとしても、間違いなく締めた、という確認をするために彼らはダブルチェックを行っている。「カチッ」って言った時点でしまってるんだからダブルチェックする必要もない気がするが…。

使い終わったら、最下限値まで緩める

これが一番忘れがちなことかもしれない。今回のようなプリセット型トルクレンチは中にあるバネを締めこむことで規定トルクを変更している。例えばこれを110N・mのまま固定していたら、バネがへたり精度が悪くなってしまう。これを防ぐために、使い終わったならば設定トルクを最下限値(今回の場合は28N・m)に設定し保管する。
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長く安心して使うためにこれらのルールを守って使おう。