RX-8の純正部品を流用しつつラムエアインテークを作る

RX-8の純正インテークダクトは、いったいどこから空気を吸うつもりなんですか?と聞きたくなるような場所にある。その割にファンネル形状になっていたり、高級バージョンのTypeSとかだとちょっと凝った造形をしていたりと努力の方向性が謎である。もっとがっつり空気を吸って少しでもサーキットでのタイムを縮められるようにしたい。

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ラムエアダクト化する

具体的にはRE雨宮やOdulaのラムエアダクトのようなものにしたい。でもあれを買うのは高いのでなるべく安くかつ簡単に作ってしまいたい。

用意するもの

  1. 100Φのアルミダクトホース
  2. 100Φを止められるホースバンド
  3. メッシュ入りのアルミテープ
  4. 気合と情熱と工具

とりあえずフロントバンパーを外して、グリルに穴をあける

これから作るエアダクトの効果を最大化するために、ダミーグリルに穴をあける。それには以下を参照してほしい。

RX-8のフロントダミーグリルの穴を空けてフレッシュエアを取り入れる!
RX-8オーナーには釈迦に説法のようなことだけども、おちょぼ口になっているフロントグリルの2/3はダミーで穴が開いていない。たぶん空力やなん...

純正インテークダクトを外す

というわけでまずは純正インテークダクトを外してしまおう。グリルを止めている中央の発泡スチロールも不要になるのでまずはそれを止めているプラスチックリベット2か所()を外し、発泡スチロールをゴミ箱に捨てる。

すると中にプラスチックリベットが出てくるのでそれも外す。

あとはダクトやフロントの遮熱板(?)を止めているプラスチックリベットやネジを外す。ダクトは前に引っ張れば簡単に外れる。

最後に残った導風板もプラスチックリベットを外して取ってしまう。これは割と重要なパーツなのでちゃんと保管する。

純正ダクトを加工する

外した純正ダクトは、ファンネル部分とホース部分が布製のホースでつながっている。このホースはリベットとブチルテープで固定されているので、とりあえずリベットをドリルで外す。リベットは4mmぐらいのドリルでぐりぐりやると簡単に取れる。

リベットが外れたら後は引っ張れば分解できる。ブチルは残っていると邪魔なので、水を掛けながら手でちぎると大雑把に取れる。細かく残ったブチルはパーツクリーナーなどを使ってしっかりと落としておく。またファンネルについているゴムブッシュも取り外しておく。

そしたら純正ホースと100Φのアルミダクトを接続する。純正ホースには抜け防止にリベットが止まっていた穴にM4のネジを固定しているけど、まぁしなくてもいいと思う。アルミダクトの端は鋭利で手を切りやすい他、いろいろ作業しているとダクトがばらけたり穴が開いたりするので、ある程度ダクトを伸ばした状態にしてメッシュ入りのアルミテープで補強しておく。写真よりももう少し長め(後で出てくる)にアルミテープを貼るといい。

純正ホースの外径は90Φで、アルミダクトの径と合わないので、ダクトの一部を折り曲げて調整する。もうちょっと長めに折り曲げてあげたほうがダクトに穴が開かずに済む。

そしたらホースバンドでダクトと純正ホースを固定して、車体にあてがってアルミダクトの長さを調整する。ちなみに、レインフォースメントとボディの間の隙間は実は100mmもないので、アルミダクトを適当に楕円形につぶしながら差し込む必要がある。

(こういう理由があってみんカラとかでは75Φのダクトを使ってる場合がほとんどなんだと思うけど、75Φのダクトと90Φの純正ホースを接続するほうが難しい気がする…。もしかしてTypeSのホースは80Φぐらいなんだろうか?)

アルミダクトの長さが決まったらカットしてアルミテープで補強する。これぐらいしっかりとテープを巻いたほうがいい。

ファンネルをつけて長さの確認。ばっちり。

そしたらファンネルも、ダクトの一部を折り返してホースバンドでしっかりと固定する。これで純正ダクトの加工は終了。

車体に固定する

純正ダクトの下にあった導風板を、アルミダクトと干渉する部分をカットする。実際にはこの写真で書かれているケガキ線よりもかなり大きくカットしないと取り付けられない。

この導風板はラジエーターに風邪を送り込む重要な役割があるので、アルミダクトに干渉しないギリギリのサイズでカットするといい。出来たらプラスチックリベットで固定する。

ファンネルはもともとついている穴を利用してタイラップで固定した。タイラップがちぎれたときのために2本止めにしておいた。後はバンパーなどを元に戻せば完成。

ほぼ見えないチラリズム

完成した状態がこれ。本当は完全にステルスにしたかったのでアルミダクトの中を黒く塗ろうかと思っていたのだが、パッと見ても全然わからないので無塗装状態にした。この見えるけど見えない感じがいい…。

アップで見てもこんな感じ。言わなきゃ誰もわからないだろう。純正のファンネルのサイズがグリルとピッタリで、まるでこう加工するために作られたよう。実に素晴らしい。

でもアルミダクトに水抜き用の穴を空けるのを忘れてしまった…今度空けなきゃ…。

吸気温度-20℃!

ODB2接続でレーダー探知機から見える情報だと、純正ダクトの状態では外気温30℃越えの状態だと吸気温度は60℃付近だった記憶がある。このラムエアダクトをつけて外気温30℃ぐらいの時に近所を走ってみたら、吸気温度はおおよそ40℃で推移。あまりに下がったので本当かどうか疑わしかったのだが、信号待ちでは吸気温度が45℃ぐらいまでぐんぐん上がるのに、走り出すとサッと下がっていくので確実に効果があることが分かった。

街乗り程度ではトルクが上がったとかパワーが出たとかいう実感は全くわかないし、ラムエアの効果もまだわからない。この辺はサーキットで検証してみる必要があるだろう。でもとりあえず明らかに吸気音が大きくなったし温度も下がったので、費用対効果は大きいカスタムだ。なんて言ったってアルミダクトとホースバンド2本を合わせても2000円もしない。しいて言うなら3/4以上余ったアルミダクトの置き場に困るぐらい…。