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RX-8 車高調の取り付け方法

車高調を買ってスプリングも組付けて、後は車体に組むだけ!ってなわけで、RX-8に車高調を組む。

MAQSの直巻きスプリングを購入!車高調に組み付ける
先日購入した車高調のBLITZ ZZ-Rは、家に届いて間もなく全バラしたのちに各部を測定、快適な街乗りとミニサーキットで速く走るために最適なバネレートを計算によって導き出した。そして発注したスプリングがついに到着したのだ! MAQS 直巻き...
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注意事項

足回りの交換となるので、整備に詳しくない場合は一人ではするべきでなく、一緒に作業してくれる整備に詳しい人がいない場合は整備工場で交換してもらうべき。

またDIYで行う場合は、ネジロックされているネジや高トルクで止まっているネジが数多くあるので、それなりに使える工具が揃っていないとそもそも作業ができない。長めのスピンナーハンドルなどが必須。

音楽があるとなお良し

ついでに音楽があるととてもいい。なんてったってこの作業は結構時間がかかる。こんな時にBOSEのSoundLink Mini Bluetooth speakerがあると最高。超いい音を手軽に持ち運べるので作業がはかどること間違いなし。

確かな音質と圧倒的な重低音を手のひらの上に。Bose SoundLink Mini Bluetooth speaker
「音質」なんて曖昧なものを追い求めることに意味はあるのか? 意味はないかもしれないが、満足感は確かにある。 いいスピーカーが欲しかった この記事にもあるように、PCスピーカーはここ何年間かサンワサプライのMM-SPWD2BKという3000円

フロントショックアブソーバーを交換する

まずはさくっとジャッキアップしてタイヤを外す。

タワーバーを止めてるナットを外し、タワーバーが外れたら、ショックアブソーバーを止めているナットを外す。C字型の金属の土台も外れるので、適当な場所に避けておく。

外れるとこんな感じになる。ついでに掃除するのが吉。

ホイールハウスの中に移る。ブレーキローター裏にある、速度センサー配線のブラケットを外す。

またアッパーアームにあるブレーキ配管を固定しているブラケットを外し、スタビリンクも外す。スタビリンクは左右をいっぺんに外しておくと後の作業が楽になる。

スタビリンクはナットを回しても共回りするので、5mmの六角を突っ込んで14mmのメガネでナットを回すと外れる。

小物が外れたら、アッパーアームを止めている2本のボルトを外す。ボルトが抜けない時はアッパーアームを揺らしながら作業すれば抜ける。

最後にショックアブソーバー下部のブラケットをロアアームに固定しているボルト&ナットを外す。

後はロアアームを下に押し下げればショックアブソーバーをごろんと引き抜ける。この時フェンダー上部にショックアブソーバーが当たって傷がつかないように注意する。フェンダーに養生テープなどを貼っておくと傷が防げる。

純正と車高調を比較。車高調は小さくて軽い…。

ショックアブソーバーのアッパーマウントについている薄いビニールを車高調に移植。

後は車高調を取り付ける。ロア側をつけたのちにアッパーアームの固定ボルトを差し込み、最後にアッパーマウントを差し込んで上から固定するのがいい。またアッパーアームのボルトは仮止め状態にしておく。

一人で作業しているとアッパーマウントをボディに差し込むのに苦労するので、パンタジャッキや適用なつっかえ棒でロアアームを持ち上げる。この時はちょうどいい具合に金づちが引っかかったのでこれで作業できた。

アッパーマウントのナットはしっかりと止めておく。

ここまで出来たらブッシュの1G締めを行う。ナックルの下側にジャッキを当て、一番近くのジャッキスタンドからボディがわずかに離れるぐらいまで持ち上げる。

ジャッキでナックルを持ち上げている間にアッパーアームのボルトを本締めする。

これでフロントの交換は終了。

リアのショックアブソーバーを交換する

リアのショックアブソーバーの上部取り付け位置はトランクの内装に隠れているので、まずはこれを剥がす。

トランクの後端にあるプラスチックの部品を外す。左右2か所ずつのプラスチックリベットを外したら、部品を上に持ち上げると外れる。

後は内装の各所にあるプラスチックリベットを外して、内装をめくる。

内装が外れたら4つのナットと2本のボルトを外す。緑矢印の先のボルトはホイールハウス側から外せる。これでアッパーマウントの固定は全部外れた。

ホイールハウスに移り、スピードセンサーのブラケットを固定しているボルトを外す。

スタビリンクとショックアブソーバーのロア側を止めているボルトを外す。このボルトには力がかかる構造になっていないので、外してもショックアブソーバーが落ちてくることはない。

最後にアームを2本外す。左側はボルトを外すだけでOKだが、右側はナットが固定されていないので、共回りする場合がある。特に右側は作業スペースが狭いので慎重に作業する。

ここまで外せればショックアブソーバーが落ちてくるのだが、ナックルやらアームやらドライブシャフトやらにスプリングが引っかかって外れなくなる。この時にショックアブソーバーをスプリングの巻き方向に合わせてぐるぐると回すと、引っかかりながらもショックアブソーバー上部をボディから引き抜くことができるので、そこまで行けば後は簡単にショックアブソーバーを取り出すことができる。

純正サスと車高調を比較。車高調って超小さい…。

フロントと同じく、純正ショックについていた透明なシートを車高調に移植。

あとは取り付けるだけ。こちらはアッパーマウントを先に固定して、アーム→ナックルの順で元に戻していくとスムーズに作業できる。

アッパーマウントの下から止める固定ボルトは純正のままだと短いので、10mm長いボルト(M8の20mmから30mmへ)に交換するといい。車高調と純正サスではアッパー部分の厚みが違い、前期純正のボルトだとネジの掛かりが浅くなるため。

またフロントと同じくナックルにジャッキを当てて各ブッシュの1G締めを行う。

最後にトランクの内装を戻す。BLITZ ZZ-Rにはリアの減衰調整用の延長ダイヤルが付属しているので、それに合わせて内装をカットする。

するとこんな感じ。カッターで適当な場所に穴をあけただけ。

左側もばっちり。

ジャッキダウンの時は注意が必要

後はタイヤをつけてジャッキダウンするだけだが、この前に外したアーム類やブラケットのボルト&ナットがすべて締まっているかどうかを確認し、また車高調のロックシートが全てちゃんと締まっているかどうかも確認する。

最後にタイヤをつけてジャッキダウン。この時、ダウン量によってはジャッキが抜けなくなってしまうことがあるので、前後にスロープを置いておくと安心。スロープが4つもない場合は左右どちらかのタイヤの下に置いておくとジャッキが抜けるはず。

完成!

というわけで出来上がり。あんまり下げると日常生活に困る(我が家の駐車場に入れなくなる)ので、スプリングのレートをあげつつもBLITZの推奨車高に近い値で、かつ若干前上がりに調整した。これでも元から比べるとグッと低くなったので違和感しかない(笑)。

車高調の交換は120287kmで行った。

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