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RX-8 エアクリBOXの隔壁外し&ショートファンネル加工

RX-8の貧乏チューンとして名高いエアクリBOXの隔壁外しとショートファンネル化を行う。この作業のためにはエアクリBOXの取り外しが必須なので、その作業方法はこちらを参照。

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またエアクリBOXを外している間は、エンジンにゴミが入らないように蛇腹にキッチンペーパー等をかぶせて養生しておく。

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ファンネルとエアクリが近すぎる

これが純正状態のエアクリBOX。

角度を変えてみるとこんな感じ。確かにこれショートファンネル化してみたくなる気持ちもわかる。どう見てもファンネルとエアクリとの距離が近すぎて、かなりの面積を誇るエアクリーナーを使い切れている気がしない。

また隔壁もかなり邪魔。せっかくエンジン側にも結構な体積のエアクリBOXが用意されているのに、ファンネルが長く隔壁があるおかげで生かし切れているようには見えない。この隔壁の存在意義はよくわかっていないようだが、おそらく消音のためにあるような気がする。

というわけで隔壁を外してファンネルを短くしてみよう。

隔壁&ファンネルを外す

隔壁やファンネルを外すのはネジを取るだけ。隔壁は赤丸のネジでそれぞれ1本で止まっており、ネジが取れたらまっすぐ引き抜くだけ。ファンネルは青丸のネジ3本で止まっており、簡単に取れる。

取れたパーツがこちら。ちなみにネジのサイズは全部同じ。

パーツが取れたエアクリBOX。金網の奥にエアフロセンサーが見える。この金網も流速UPのために取ってしまおうかと思ったのだが、何かあった時が怖いのと、金網を全撤去するとエラーが起こるという情報もあるので残しておくことにした。

ショートファンネル化

ここからが本題のショートファンネル化。

これがもともとのファンネル。下端から上端までおよそ130mmの長さがある。

ファンネル部分とパイプ部分は部品が分かれているので分解可能だが、大きめのツメできっちりとハマっているので取るのはかなり難儀するだろう。マイナスドライバーなどを駆使してどうにか分解する。

このように分解できる。ファンネル側についていた金網は不要なので捨てる。

あとはファンネル部分がかぶさる部分を残してパイプをカットする。

およそマスキングテープの幅がファンネルのパイプにかぶさる部分の高さに近かったので、これを参考にカットしてみる。ネット上によると40mmほどの短縮加工が可能という話だったが、思い切って54mm短縮してみる。

パイプは割と柔らかい素材でできているので糸のこで簡単に切断可能だった。

切断面はバリがないようにカッターややすりを使って丁寧に整える。できる限り平面になるように削るのがポイント。

ファンネルとカットしたパイプを嵌めてみると、微妙に径が異なる為ぴったりとハマらず隙間が空いてしまう…。

さらにエアクリBOXの一部にファンネルが当たる為このままでは付かないことが判明。やばい、だからみんな40mmまでしか短縮できないって言ってたのか…。

というわけでファンネルの接触部分をカット。

きちっとハマるようになった。

ファンネルとパイプの接合には厚手の両面テープとゴム系の接着剤を使用した。両面テープはその辺に転がってたから使っただけだが、もうちょっと厚手のほうがいい。また別の方法としてはコーキング材を使って隙間を埋めながら接着する、という方法もアリだと思う。

というわけでパイプに両面テープを巻いて上端に接着剤を塗布する。

そしてファンネルを接合。

超ショートファンネルが完成。出来れば外れないようにタッピングビスとかでさらに固定したほうがいいかも。

エアクリBOXに取り付けるとこんな感じ。BOXの体積を最大限活用できてる感がある。ファンネルの固定個所は3か所から2か所へ減ってしまうが、特に問題は無さそう。

新旧比較

ファンネルは全長130mmから全長76mmへ54mmショート化。

エアクリBOXは隔壁撤去。

ついでに導入口の隙間埋めも行う

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ついでに以前行った純正改ラムエアインテークの効率化を図る。

エアクリボックスの導入口で、ラムエアインテークとの接続部分がこれ。隙間埋めのウレタンが経年劣化でボロボロになってしまっているので、これをはがず。

代わりの隙間梅テープを用意。幅は15mmでいいので半分にカットして使った。

ぐるっと巻いたら出来上がり。

トルクUPを実感

ショートファンネル化と隔壁撤去の2つを同時に行っているのでそれぞれの効果については分からないが、まず走り出してすぐに感じたのは低速トルクの増加。さすがに「これまで2速で曲がっていた交差点を3速で曲がれる」なんて程のことはないが、明らかに走り出しが軽く、アクセルペダルの動きにリニアにパワーが付いてくる感じがある。でも多分しばらく走ったらなれる程度のこと。

また僕のRX-8は前期STDモデルのため7500rpmでレッドゾーンであり、5000~6000rpmあたりで若干トルクの谷があったのだが、それがかなり解消されたように思う。エアクリーナーの面積を有効活用できるようになったためか高回転域までかなりきれいに回るようになったと感じた。

その反面として吸気音は少し大きくなった。街乗りでの常用回転数である3000rpmまではほとんど差がわからないが、上まで回すと「シュゴー」と吸気を吸っている音がエンジンルームから聞こえてくる。極端にうるさくなるわけじゃないし普段は分からないので全く問題ではない。

というわけでかなりオススメの0円チューニングだといえる。ショートファンネル化に関しては若干手間がかかるが、そこそこの効果を体感できるはず。

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