Endurance Extはカメラ機材とノートパソコンを一つにまとめて持ち運べる最強カメラバッグだ!

僕は写真を撮りつつ文章を書くという仕事をしているので、カメラとノートパソコンは必需品。しかもそういう仕事をするときは遠方がほとんどなので、電車や飛行機を使っての移動が多い。

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カバンがたくさんあって移動が不便

というわけで僕が出張するときの荷物がこちら。

  • リュックサック
  • カメラバッグ
  • 機内持ち込みサイズのキャリーケース
  • 三脚

とまぁ結構な量になる。三脚は移動中に関して言えばキャリーケースの中に入れてしまえるし、現地に着いてしまえばキャリーケースは宿泊地に置いておくので、現実的には常に3つのカバンを持ち歩いていることになる。これが結構大変。カメラバッグはスーツケースの上にのせてしまうのだけど、今使っているカメラバッグはキャリーケースに固定できるベルトが付いていないのでどうしても不安定。さらに電車で移動すると駅のホームは階段だらけなため、キャリーケースとカメラバッグを両手に抱えて階段を上り下りせねばならない。これが本当にめんどくさい。

カメラバッグとリュックサックを一つにしたい!

さらに、先日SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを買ったはいいが、これまで使っていたカメラバッグにそのレンズが入らないという事態が起こってしまった。。正確に言えば入らないわけではないが、入れるとなるとそこそこ無理をする必要があった。さらに最近は荷物の軽量化に努めているので、リュックサックの中身がかなり少なくなってきている。なので、この機会にカメラバッグを一新し、リュックサックとカメラバッグを一つにまとめるのだ!

求める条件は8つ!

僕が新しいカメラバッグに求める条件は8つある。

  1. リュックタイプであること
    移動中に両手がフリーになるのはかなり都合がいい
  2. 二気室タイプであること
    出来ればカメラとそれ以外の荷物は別になるほうがいい
  3. 三脚を持ち運べること
    三脚はあんまり使わないけど必需品なので
  4. 80D+18-135mmと100-400mmが収納可能なこと
    レンズは2本で十分
  5. カメラ本体以外のカメラ用品(バッテリーなど)もカメラ収納部分に入ること
    出来れば同じ種類のものは同一の場所にいてほしい
  6. 15インチのノートPCが入ること
    仕事の必需品
  7. A4用紙が100枚ぐらい入ること
    これも必需品
  8. かっこいいこと
    どうせ買うならかっこいいのがいい

と割とわがままな条件。この条件に沿うカメラバッグは果たして存在するのか?

Enduranceシリーズがよさそう!

そしていろいろ探しているうちに見つけたのが、Studio9監修のカメラバッグEnduranceシリーズ。現状4種類出ている中で、条件に合うのは

  • Endurance
  • Endurance Ext
  • Endurance HG

の3種類。いずれも二気室構造で下半分がカメラバッグになっており、背中の部分にノートPCを収納可能。

それぞれの違いをざっくりまとめると

  • Endurance = 標準型、バッグとしては大きめのサイズ
  • Endurance Ext = Enduranceの小型版
  • Endurance HG = Enduranceと同サイズで進化版

という感じになっている。Endurance HGは今年の4月末に発売されたばかりの新作。どれも大三元レンズ+α、そしてノートPCを持ち運べるよう工夫されていて、特に初代のEnduranceは使用例として6本のレンズを収納している写真まである。うーん、でもレンズは2本で十分だしなぁ。Endurance Extはサイズ的にちょうどよさそうなんだけども、なんだかノートPCを収納するポケットが小さそうな気も…。Endurance HGは最新型なだけあってかなり改良されてるけど、写真で見る限りかなり大きく、果たしてこのサイズが必要なのかどうか…。うーん…。

Endurance Extにしました

悩みに悩んだ末に、Endurance Extを買ってみることにした。

Extは候補に上げた3つの中で唯一3色のカラーバリエーションがあったので、せっかくだからカーキ色をチョイス。黒だと地味だし普通だもんね。見た目はすげえかっこいい!ってほどじゃないけども、シンプルで好印象。で、実際に最初に手にして思ったのは、

「思ってたよりも小さいな」

ってこと。僕が普段使っているバッグとサイズ的には大差なく、本当にこれでよかっただろうか…Enduranceにしとけばよかったのでは…と少し心配になった。

カメラ収納部分はしっかり

さすがはプロカメラマン監修のカメラバッグなだけあって、カメラ収納部分はかなりしっかりした造り。カメラを囲む6方面、そして内側の仕切りはどれも厚手で、かなりがっちりカメラを保護してくれそう。また仕切りがあることでカバンそのものの剛性も上がっている。仕切り板はカメラバッグおなじみの面ファスナーで固定するタイプなので、自由な位置で仕切れる。

  • 大型仕切り×3
  • 小型仕切り×3
  • レンズ固定ベルト×2

が付属している。

僕が使うかどうかはわからないが、立ったままカメラが取り出せるようサイドも開くようになっている。

カメラ収納部分の蓋は、ファスナーを開放することでマチが広がって容量がUPする。カメラにバッテリーグリップを装備している場合などに便利そう。ただ当然ながらマチの部分にはクッション材が入っていないので、ここを開放しているときはあんまりラフに扱わない方がよさそう。

上部荷室以外の収納部は容量少な目

上の収納部はこのかばんの中で最大の容量がある。内部にはB5用紙が余裕で横に入るぐらいのポケットも装備。

前部分にあるポケットには3つの内ポケットが付いており、このかばんのポケットとしては最大の容量がある。とはいえ、あんまり大きくはない。スマートフォン、名刺入れなどの小物類が入る程度。小さくて頻繁に取り出すものはここに入れると便利そう。

カメラ収納部の蓋の外側にもポケットを装備。ここは奥行きが深いがマチが薄く、薄手のものしか入らない。メモ帳とかにちょうどよさそう。

サイドポケットはパスポートとかがぴったりなサイズ感で、ここもかなり薄手。場所的にパスポート入れるのはセキュリティ的に不安だけども。付属のレインカバーやティッシュペーパーを入れるのにちょうどいいかも。

上下の荷室は連結可能

上下の荷室を仕切っている板は面ファスナーで止まっているだけなので、それを倒せば普通のバッグになる。ただこの仕切り板、背中側は完全に固定されているので、例えば上下の荷室の割合を変化させたい、という希望は叶えられない(多少の変化はできる)。

レインカバーが付属しているので雨でも大丈夫

丁寧に専用のレインカバーが付属。もちろん専用品なのでサイズはピッタリで、しかも収納袋とカバー本体が一体型になっているので、

「収納袋をなくしちゃった!」

なんてありがちな事態にはならない配慮もされている。個人的にはリュックを背負った状態で撮影することは皆無なため、レインカバーは無くてもいいかなと思うけども、あるに越したことはない。

荷物を大量に詰め込める懐の深さ

カメラ機材を詰め込む

さっそくカメラ機材を詰め込んでいこう。カメラ関係のものは全部一か所に集約させたいため、バッテリーなども詰め込んでいきたい。というわけでその内訳は、

その結果がこんな感じ。18-135mmレンズは一番よく使うのでボディとくっつけた状態でセット。SIGMA 100-400mmレンズはスペースの関係で上部に置き、意外と場所を取るストロボはレインカバーと一緒に下側に。余ったスペースにバッテリーや充電器、仕切り板の一部を斜めにしたことで生まれたスペースにメンテナンスツールのブロアーやレンズペンを突っ込み、最後に微妙に空間があったのでポータブルHDD(Transcend StoreJet 25M3)をストロボの上に置いてみた。うーん結構うまく入るもんだなぁ。

カメラ本体はサイドポケットから簡単に取り出せる。僕的にはこの機能は必要ないのだけども、実際にリュックを背負っている状態から右肩紐を外し、ファスナーを開けてサイドからカメラを取り出す、という行動をしてみると、すごくスマートにカメラが出てきてかっこいい。

あとスペースの問題でSIGMA 100-400mmが奥へと押し込まれた。これはカメラ本体を取り出した後であれば、問題なくレンズを取り出せる。これで完璧だな。

…本当に?よく使う望遠レンズが取り出しにくくて、一番使わないストロボやレインカバーが手前にあるのおかしくない?

…確かにそれはおかしい。っていうか使いにくい。これじゃダメだ!

というわけでもう一回考え直したところ、この形態に落ち着いた。本当は18-135mmレンズをカメラにつけた状態で収納したかったが、どうしても100-400mmレンズのサイズが大きいため、両方を取り出しやすい位置に納めるのは無理だった。

というわけで100-400mmをボディにつけ、18-135mmレンズを立てることで省スペース化を実現。さっきは入れていなかったボイスレコーダーとSJ5000X(防水ケース・ロールバーマウント付き)を追加で納めた。写真には写っていないが、さっき入っていたポータブルHDDはストロボの上にスペースがあるので余裕で入れることができる。実はこの形式に組み替えたほうが全体的にゆとりも生まれたので、収納もスムーズになった。

移動時や不意な脱落のことを考えて固定用ベルトをかけてみるとこうなる。ただ、この形態的に取り出す時は間違いなくバッグを横に寝かす必要があるので、あんまり不意な脱落とか考える必要はないかな~。

他の荷物も詰め込む

カメラ機材以外の必要なものを詰め込んでみる。すでに収納したもの以外では、

  • パソコン(15インチノート)
  • パソコン用の電源
  • 延長ケーブル
  • マウス(M570t
  • USB電源×2(AUKEY PA-U32
  • USBケーブル
  • モバイルバッテリー(CYGNETT ChargeUP Digital 4000
  • USBハブ
  • SDカードリーダー
  • 三脚(Velbon Sherpa445Ⅱ
  • A4クリップボード
  • A4書類(プリント用紙100枚ほど)

これらが(一部少々問題がありつつも)余裕で入った。特に上部の荷室はまだまだ余裕たっぷりで、入れ損ねたが雨合羽などを入れてもいいし、マスキングテープやペンなどの小物類であればポケットにも余裕たっぷり。ちなみにこの時の総重量は10kg弱だったので、そこそこ重量感があった。三脚を右側に装着しているので、背負うと重心が右に寄っている。

しかし、これで僕が普段使っているもののほとんどが詰め込まれた状態になった。それがリュック一つに収まるとは、実に素晴らしい…。

イマイチな点はある

とはいっても、正直これはちょっとなぁと思う部分はいくつかあった。

その1:PC収納部分が狭すぎる

詰め込んだ状態で少し問題があった点がここ。ノートPCの収納部分のマチが非常に狭いため、パソコンを入れたらほぼそれで終わりなのだ。ここにはA4ファイルが余裕で入るだけの縦横のスペースがあるのだが、許容できる厚みが狭い。写真の状態でクリップボード~パソコンまでの厚みは約4cmあるのだが、かなりパンパンでパソコンが圧迫されている状況。パソコンだけ、書類だけ、という環境であれば全く問題ないのだが、ほかにA4をスマートに入れられる場所はないためここに詰め込むしかない。出来ればこのスペースはもう少し広く取ってほしかった。この状態はパソコンが心配なので、飛行機や電車に乗っている間はキャリーケースにパソコンか書類のどちらかを移動させた方がよさそうだ。

その2:上部荷室にA4を入れることはできるが…

商品説明によると上の荷室にはA4が入らないという話だったが、実際に入れてみたところ、A4ファイルがギリギリで入った。ただ…、

この状態でパッキングすると猛烈にダサい。もともとのバッグのコンパクトさも相まってかなりダサい。緊急時はこれで行くしかないとは思うが、常用したくない。もし上下の荷室の容量が可変できるのであれば、カメラ部分を多少犠牲にしつつ上部の荷室容量を増やすことで、見た目を悪くせずA4ファイルを横向きに収納できたと思うだけに残念。

その3:上部荷室の留め具が面ファスナー

「彼氏の財布が面ファスナーだった」

っていうのはよくあるネタだけども、実際面ファスナーを剥がす時の「ベリベリ」という音はあんまりかっこいい物ではない。それなのに、カメラ部分と同じぐらい使用頻度が高いはずの上部荷室の留め具が面ファスナーというのはちょっといただけない。開口部を広く取れるメリットは確かにあるが、できれば普通のファスナーにしてほしかった。

その4:ベルトのバックルが弱そう

バッグの左右とチェストベルトに装備されたバックルがかなり華奢。もちろん現段階で壊れてはいないが、安心感はあんまりない。もうちょっとしっかりしたバックルでもよかったのに…。

その5:底面に脚がない

Enduranceシリーズはどれも単体で自立できるという特徴がある。実際に荷物を詰め込むと、特にパソコンを入れた段階で重心がかなり背中側に来るため不安定感があるのだけども、それでも自立するリュックサックというものは意外と便利なもの。それなのに…、

底面はただ平らなだけ。できれば汚れの付きにくさや安定感を確保するために、ゴム脚がついていると良かった。確かに黒色なら気にならないかもしれないが、ネイビー色をチョイスしたためちょっと気になる。

もちろんいい点もある

もちろん反対にいい点もあった。それはこれまで紹介してきた容量が大きい、デザインがいい以外の、あると嬉しいを抑えているちょっとしたポイントだ。

その1:背中がメッシュで蒸れを抑える

EnduranceシリーズではExtが唯一、背面で全面メッシュ生地を採用している。肩ベルトの内側もメッシュだ。リュックを背負っての移動はどうしても背中が蒸れてしまうが、それを抑制するような構造になっているのはうれしい。また肩ベルトがずれないようにチェストベルトも付いている。

その2:余計なベルトを留めるゴム付き

これ地味にうれしい。各部のベルトには全てゴムの輪っかが付いているおかげで、調整後に余ったベルトが無駄になびかないように固定できる。特に肩ベルトの下側なんて様々な体系に合わせられるようかなり長めに作られているカバンが多いが、余ったベルトがビラビラしているのはなんだか邪魔で気持ちが悪い。それを固定するだけですごくスタイリッシュに見える。

その3:キャリーバッグに固定できる

これはかなり嬉しい。背中面にキャリーバッグに取り付けるようのベルトが縫い付けられているので、写真のようにキャリーバッグの取っ手にベルトを通せばすっきり省スペースでカバン二つをまとめることができる。電車の中や空港で大いに役立つ機能。僕がこれまで使っていたカメラバッグはこの機能がなかったゆえに困っていた部分もあったので、とてもうれしい工夫だ。

ほぼほぼ満足できるカメラバッグ

というわけでこのEndurance Extは、カメラバッグとしてはほぼ最高の出来だった。いくつか不満な点はあげたが、その中でも唯一困っているのはPC収納部分の狭さ。正直な話、ここだけのためにEnduranceやEndurance HGを選べばよかったかな…という思いが湧いている。

ただ写真を撮るのにパソコンは必須でも大量の書類も運ぶという人は稀だろうし、実際に僕程度の機材の量ならEndurance Extで十分だった。バッテリーなどの収納場所を変えれば単焦点レンズを追加することだってできる。Endurance Extは、カジュアルに、でもそれなりの量の機材を持ち運びたいというカメラマンに超オススメできるリュックサックだ。