SIGMAとTAMRONの100-400軽量望遠レンズはどっちがいいのか?

以前SIGMAの100-400mmレンズが欲しいという話をしたのだけど、気づいたら2017年の11月に、完全にそれの対抗馬となるレンズがTAMRONから発売されていた。焦点距離が同じなだけでなく、軽量というコンセプトも、そして値段も明るさもほとんど変わらないこの二つのレンズは、僕にとってどっちがより良いのだろうか。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMが欲しい
仕事で写真を撮ることがしょっちゅうあるので、僕にとって一眼レフは必需品。でも実のところ「写真を撮る」こと自体は全然好きじゃないし、できること...

参照:SIGMA

参照:TAMRON

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スペック比較

製品 SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035)
発売日 2017年4月21日 2017年11月16日
センサーサイズ フルサイズ対応
焦点距離 100-400mm
レンズ構成枚数 15群21枚 11郡17枚
絞り羽枚数 9枚(円形絞り)
最小絞り F22(W端) F32-45
最短撮影距離 160cm 150cm
アクセサリー SIGMA USB DOCK TAP-in Console
三脚座 別売り
手振れ補正 4段
防滴構造 簡易防滴構造
防汚コート
フィルターサイズ 67mm
最大径 86.4mm 86.2mm
長さ 182.3mm(シグマ用) 199mm(キャノン用)
質量 1,160g(シグマ用) 1,135g(キャノン用)
希望小売価格(税別) 105,000円 90,000円

最重要ポイント:AF速度&手振れ補正

僕が主に撮影しているものはモータースポーツで、しかもコース内で撮影するため被写体のスピードは尋常じゃなく速い。ゆえにAF速度と手振れ補正の強さは僕がレンズに求める最重要ポイントだ。ただ問題なのは、これを正確に表す指針がないってこと。どんなレビューを読んだところで結局「純正レンズが最強」という結論になるので、どうやって選べばいいのかわからない。

幾つかのレビューを読んでみてわかったことは、そもそも両レンズともにAF速度に関しては大した差がなく、動体向けではないので特別にAFが速いレンズではないということ。ただ今のところTAMRON 70-300mm(A005)で頑張っている僕からすれば、これよりも少しでもAF速度が速いのであれば歩留まりが上がるので「使えるレベル」と言ってしまえる。そして過去に実店舗でSIGMAのほうを使ってみた限り、AF速度に不満は無さそうだったので大丈夫だろう。

手振れ補正は購入時の状態だとTAMRONのほうがいいらしい。A005でも感じているが、TAMRONの手振れ補正は、ファインダーを覗いていると補正が効いた瞬間に「ゴキッ」という動きで像が止まるので、なんだかすごい補正が効いているような感覚がする。ところが実際に撮影できた写真を見てみるとぶれていることもたまにあるので、あくまでこれは演出なんじゃないかなぁと思わなくもない。またSIGMAはUSB DOCKで手振れ補正の設定を変更することでかなり良くなるらしい。ただオプションパーツが必須という意味でTAMRONのほうがよさそうではある。

描写はSIGMAが優勢か?

レンズとして本来最も求められる性能である描写力は、どうやらSIGMAに分配が上がるらしい。とくにこのSIGMAのレンズはCanonのLレンズに匹敵するのではないかと言われているほど評判が高く、作例を見ても変な色収差やぼやけた感じも見当たらなかったので、僕としては十二分に満足できる性能だと思われる。

TAMRONは発売して半年ということもありなかなかレビューに乏しいが、僕としては必要十分な描写力があるように見える。ただ写りがとてもいい!って話はあんまり見ないので、どうやらここはSIGMAに分がありそう。

ただフルサイズ機で使用するとSIGMAのほうは周辺の明るさが弱いというレビューも見かける。僕は今の80Dで割と満足しているし、フルサイズ機に移行する気はさらさらないので問題なし。

三角座は不必要

この二つのレンズ、なんだかんだ言って一番違うのは「三脚座」の有無だと思う。

TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD(Model A035) 専用三脚座

TAMRONには、別売りかつ希望小売価格が税別15,000円と少々割高感がありつつも三脚座が用意されている。その一方でSIGMAは三脚座をつけるようにすらできていない。

僕は撮影にはとにかく機動力を求めるので、三脚や一脚というものを全く使わない。ゆえに三脚座は不必要で、むしろあると重さが増すので邪魔ですらある。レンズ自体も両レンズともに1.1kgとこのサイズにしてはかなり軽量な部類なので、手持ちでも十分に撮影できると思う。

ただ逆に、シャッタースピードを長く設定したり、三脚を使っての撮影をしたいということであればTAMRON一択である。軽いとはいえこのサイズのレンズをカメラ側の三脚穴で支えるのはバランスが悪いし、カメラマウントへの負荷も心配。

結論:好みの問題では?

結局いろいろ調べてみてわかったことは、この二つのレンズにそこまで大きな差はないということ。どっちがいい悪いということはなく、判断基準としては

  • ブランドが好き
  • 写り方が好き
  • 価格が安い
  • ズームリングの回転方向が純正レンズと一緒
  • メイドインジャパンが好き

とかの「好み」になるのではないだろうか。TAMRONのほうが最短撮影距離が10cm短かったり、SIGMAのほうがレンズが20mm近く短かったりもするけど、肝心のレンズとしての性能はどっちがいいのかさっぱりである。写りもAFも手振れ補正も最強なのは純正レンズで間違いないが、そこにお金を出せるほど財布に余裕もないので、コスパを求める僕はまだ悩まないといけないようだ。

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