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エブリイのルーフをデッドニング&断熱処理して車内を快適にする|DA17V

DA17Vエブリイはいわゆる軽バン、正式には軽貨物車両なので、一般的な乗用車に比べると目に見えない部分での快適性が結構カットされている。多少騒がしいのは別に良いとして、屋根が暑くなるのは少し頂けない。車内温度が上がるのも困るのだが、夏日だとクーラーを効かせても頭がなんだかジリジリ熱い。車内の荷物が熱くなるのもちょっと嫌なので、ルーフの断熱と、そのついでに軽くデッドニングを行う。

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ルーフをデッドニング&断熱処理

断熱材・デッドニング材の選定

僕はこのエブリイをキャンピングカーにして快適に旅をしたい、なんて目的を持っているわけではないので、ノーマル状態よりも少しマシに断熱されれば良いと思っている。デッドニングも別にオーディオカーにしたいわけではないので、ある程度で良い。

断熱材は性質上、吸音の効果も発揮する。断熱・吸音材として有名なものは3Mのシンサレートがあるが、これは高級材。そこまで予算をかけるつもりはない。また建築用のグラスウールを詰め込むのも悪くはないのだが、湿気を含むと性能が落ちるという問題があるのと、あまりグラスウールを使う作業をしたくない(チクチクするのと吸い込むと危ない)のでパス。自動車用の断熱材として製造段階で広く使われているニードルフェルトは圧倒的に安価で良いのだが、ホコリが出るのと作業性が低いのでちょっと選びたくない。

デッドニングの制振材としてはレアルシルトやレジェトレックスといった有名な材料があるが、いかんせん値段が高い。制振という目的を考えると、適度に重さが合ってしっかりと鉄板に張り付く粘着力があればいいはず。そこまでこだわりがあるわけではないので、適当に安くて使いやすそうなものから選びたい。

というわけで選んだのは両方ともノーブランド品。価格と施工性、そして自動車に使うので難燃性の素材であることも選択のポイントになった。

断熱・吸音材は厚さ5mmのウレタンフォームに、片面にアルミ箔、もう片面に両面テープが貼り付けられたタイプのもの。サイズは100×500×0.5cmで、重量が実測1.6kgだった。価格は約3600円。

制振材はアルミにブチルゴムが付いている一般的なタイプ。厚さ2mmで、サイズは46×500cm。重量は実測7.8kg、価格は約5800円。

両方ともルーフに施工するだけだとかなり余るので、今後エンジンルームなどの断熱・防音に使っていく予定。

ルーフライニングの撤去

天井の裏側に施工するので、ルーフライニングを撤去して行う必要がある。やり方は↓の記事を参照。

実際ルーフライニング(屋根の内張り)を外してみるとわかるのだが、普通の乗用車だったら多少合ってもいいはずのニードルフェルトすら無い。4箇所はられているクッションはあくまで天井がパカパカしないための隙間埋めである。屋根自体もかなり大きいので、多少適当でも断熱材を入れる効果はありそうだ。

当然ボディは鉄板のみ。日が当たると手でさわれないぐらい熱くなる。軽く叩くとビヨンビヨンと金属が揺れる音が鳴るので、雨の日はそこそこ響いてうるさい。

制振材を貼る

まずはルーフに制振材を貼っていく。こちらはついでの作業なので、軽く行う。

制振材は適当なサイズにハサミで切る。あえて幅を一定にしなかったのは、様々な大きさを作ることで固有振動数を変え、あらゆる響きを打ち消すため。適当とも言う。

パーツクリーナー等を使って軽く天井を脱脂。

あとは短冊状に切った制振材をペタペタと貼り付けていく。アルミやボディ鉄板の断面は鋭利なので、手の怪我に注意。

プラスチックのヘラなどを使ってボディに密着させていく。密着させることで制振効果が高まる。ただ最近の車のボディは薄いので、あまり強く抑えすぎないように注意する。

あとはよく響くところを重点的にペタペタと貼っていけばOK。

すごく当たり前の話なのだが、曲げ加工などがされていない平面に近い形状で、かつ面積の広い部分ほど鉄板がよく響く。エブリイの屋根にはリブ加工がされているが、表に出っ張っていない部分のほうが面積が広いので、そちらに大きな制振材を貼るほうが当然効果が高い。当初このあとルーフライニングの取り付けに支障が出ないようにリブの方に細長い制振材を貼っていたのだが、前側(上の写真の右側)のようにしたほうが十分な効果が得られる。後ろ半分をやり直すのは面倒なのでそのままにしたが…。

あまりたくさん制振材を貼るとルーフが重くなるので、なるべく効率的な貼り方を考えたほうが良い。しかしこれでも十分効果はあり、ルーフを叩いても「トントントン」ぐらいの響き方に変化した。

断熱・吸音材を貼る

次に断熱材を貼っていく。

断熱材を適当なサイズにカット。エブリイの場合は横幅150cm、縦幅はルーフの骨組み間に合わせてカットすればだいたいいい感じに収まった。

今回選んだ断熱材は粘着面があるので、後はルーフに沿って貼っていけばOK。いちいちスプレーのりを吹いたりしなくていいのですごく楽でいい。

前側は曲面になっていて大判物を貼るのが難しいので、適当に細切れにして貼っていった。あまり細かいところまで追い込んでもしょうがないので、ある程度のところで良しとする。

元に戻せば完成

あとはルーフライニングをもとに戻せば完成。断熱材は厚さ5mm、制振材は厚さ2mmのものを使ったので、特に支障なくライニングを戻すことができた。10mm程度の分厚い断熱材を仕込み、ギュッと押し込んでライニングを付けると、結局断熱材が圧縮されて効果が薄まるので、エブリイにはこれぐらいが丁度いいのではないかと思う。

断熱の効果は確かにある

施工前後で同条件での温度計測などを行っていないので、あくまで感覚の話にはなるが、断熱の効果は少なからずあるようだ。これまで日向に車を置いておくと、天井は車内の他の直射日光が当たっていない部分に比べて少し熱くなっていたのだが、断熱後は他の部位と大きく変わらない程度の温度になっていた。車内の温度も若干だが下がっているように思う(エブリイは窓が大きいので車内温度が上がりがち)。天井からの音もかなり減った。ただし上下の音量差が激しくなるのでなんだか乗ってて違和感がある。すぐ慣れるけど。

体感的な快適度は確実に向上したので、エブリイに限らず軽バンユーザーで天井の熱さに悩まされている人は試してみる価値があるだろう。

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