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【2024年版】サーキット用ハイグリップタイヤまとめ

更新日時点で購入可能な公道を走れるハイグリップタイヤをまとめました。国産のSタイヤは載せていません。

「このタイヤが抜けてるよ!」「情報間違ってるよ!」「この情報が参考になるよ!」などあれば、コメント欄にてご教授ください。

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  1. 輸入タイヤ
    1. accelera 651SPORT
    2. KENDA KR20A
    3. NANKANG NS-2R
    4. NANKANG AR-1
    5. NANKANG CR-S
    6. DAVANTI PROTOURA RACE
    7. GOODRIDE SPORT RS
    8. GOODRIDE SPORT RSⅡ
    9. FEDERAL 595RS-R
    10. FEDERAL 595RS-RR
    11. FEDERAL 595RS-PRO
    12. SAILUN GENE R Pole D
    13. SAILUN ATREZZO R01 SPORT
    14. GT RADIAL CHAMPIRO SX2
    15. HABILEAD S3000(KAPSEN S3000)
    16. シバタイヤ(トレッドパターン:R23 / R31 / R60)
    17. FIVEX Gerun 051A/051S/051R
    18. FIVEX Gerun 055A/055D
    19. FIVEX Gerun 035R
    20. Zeknova SUPERSPORT RS
    21. Zeknova JR500/JR800
    22. Zeknova Circuit 07S
    23. Zeknova VICTAS ZS01
    24. ZESTINO Gredge 07R
    25. ZESTINO Gredge 07RK
    26. VALINO PERGEA 08C/R/RS/SP
    27. VALINO VR08GP NEUMA / SPORT
    28. VITOUR TEMPESTA ENZO V-01R/V-02R/V-03R
    29. VITOUR TEMPESTA ENZO PERFORMANCE K
    30. VITOUR TEMPESTA P1 (WRAITH) TW100/TW200
    31. INTERSTATE RACE DNRT
    32. NEOLIN Neo Racing
    33. WANLI Sport Racing
    34. WANLI SR390
    35. LINGLONG TIRE FLASH HERO
    36. GRIPMAX PureGrip RS Z-1
    37. NEXEN N’FERA SUR4G
    38. MAXXIS VR-1 VICTRA
    39. HANKOOK Ventus R-S4
    40. KUMHO ECSTA V730
    41. KUMHO ECSTA V720
    42. KUMHO ECSTA V700
    43. KUMHO ECSRA V710
    44. MICHELIN PILOT SPORT CUP2
    45. PIRELLI P ZERO TROFEO R
    46. HOOSIER DOT Drag Radial
  2. 国産タイヤ
    1. TOYO PROXES R1R
    2. TOYO PROXES R888R
    3. DUNLOP DIREZZA ZⅢ
    4. DUNLOP DIREZZA ZⅢ CUP
    5. DUNLOP DIREZZA β02
    6. DUNLOP DIREZZA β06
    7. DUNLOP DIREZZA β11
    8. GOODYEAR EAGLE RS Sport S-spec
    9. FALKEN AZENIS RT615K+
    10. YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08R
    11. YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD09
    12. YOKOHAMA ADVAN A052
    13. YOKOHAMA ADVAN A08B
    14. BRIDGESTONE POTENZA RE-71RS
    15. BRIDGESTONE POTENZA RE-12D
    16. BRIDGESTONE POTENZA RE-09D
  3. 生産・販売終了したタイヤ
    1. BRIDGESTONE POTENZA RE-71R
    2. HANKOOK Ventus R-S4 Z232T
    3. GOODYEAR EAGLE RS Sport V3
    4. GOODYEAR EAGLE RS Sport V4
    5. BRIDGESTONE POTENZA RE-07D
    6. BRIDGESTONE POTENZA RE-08D
    7. DUNLOP DIREZZA β04
    8. DUNLOP DIREZZA β10
    9. DUNLOP DIREZZA β05
    10. NEXEN N’FERA Sport R(旧型)
    11. NEXEN N’FERA Sport R(2022)
    12. ATR-K SPORT
    13. ATR SPORT 123S
    14. ZESTINO Z-REX ZTS-5000
    15. ZESTINO Z-REX ZTS-7000
    16. ZESTINO Z-REX ZTS-8000
    17. FIVEX Gerun ULTRA
    18. Zeknova RS606 R1/R3/R4
    19. LANDSAIL ApexKing AK01
    20. CELIMO Rking GTR5
    21. Zeknova ZENEW
    22. TRI-ACE RACING KING
    23. RYDANZ REVIMAX R03RS
    24. RYDANZ REVIMAX R33RS
    25. VALINO VR08GP / VR88GP

輸入タイヤ

accelera 651SPORT

インドネシア製の圧倒的に安価なハイグリップタイヤ。そこそこ食うけどめちゃくちゃヨレると評判。ドリフトでの耐久力はそこそこあるらしい。いつの間にかトレッドウェア100と200の二種類がラインナップされているうえ、サイズもそこそこ揃っている。安価なのでとりあえず試しに買ってみてもいいかもしれない。

KENDA KR20A

最廉価ハイグリップタイヤの内の一本がKR20A。僕は2018年4月まで使用していた。そこそこグリップが高いわりに減らないというのが最大の特徴で、それゆえドリフトユーザーからの支持が厚い。街乗りからサーキットまで幅広くこなすことのできるお手軽ハイグリップタイヤ。ケースが柔らかいためフィーリングはダルいが、初心者にも扱いやすいタイヤとなっている。詳しくはインプレを読んでほしい。

NANKANG NS-2R

KR20Aと同価格帯でありながらグリップユーザーからの支持を得ているのがNS-2R。トレッドウェア80/120/180の3種類のコンパウンドが存在。ケース剛性が高く、トレッドウェア80/120であればそこそこのタイムを刻める一方で、耐久性がイマイチ。また、ある時点を境にグリップ力が下がるとの話も。180はKR20Aと同等程度のグリップ力とされる。斜め方向にグリップが抜けることがあるという癖もあるものの、安いので交換頻度を高めることを前提に使用すれば楽しめるタイヤ。

ナンカン(Nankang)
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NANKANG AR-1

インチキタイヤとの呼び声が高いAR-1。縦溝が一本もなく、ほぼスリックタイヤといっても過言ではないそのタイヤパターンはインチキそのもの。実際にグリップ力はSタイヤに近いレベルではあるが、その分減りも速く、そしてタイヤそのものの重量がある。安価に高いグリップを試してみたい人向け。13インチ~20インチまで幅広いラインナップを揃えていることも魅力的。レイングリップを期待できないため、街乗りでの常時使用はちょっと不安。

NANKANG CR-S

NANKANGが作る最強ハイグリップタイヤCR-Sが2022年3月についに国内で販売開始。パターンを見ても明らかな通りADVAN A052を意識したスーパーハイグリップタイヤで、サーキットでのラップタイムを短縮することを主眼にしている。TW200。海外レビューによるとA052と同等かそれ以上のラップタイムが出たんだとか。A052のほぼ半額のプライスタグが付けられている。

DAVANTI PROTOURA RACE

イギリスブランドDAVANTIが中国で生産するリアルスポーツタイヤPROTOURA RACEが2023年8月にオートウェイから発売。TW200で、サーキットで優れた性能を発揮するために設計されている。14・15・17・18インチをラインアップし、サーキットでよく使用されているサイズが揃っている。

発売開始時点で265/35R18が約1.3万円、255/40R17が約1万円とかなり格安。だが発売直後に購入したユーザーによるとグリップ力自体はかなり低く、エコタイヤ並のタイムしか出ないという話も。

GOODRIDE SPORT RS

浅溝化が進むハイグリタイヤ界において、新品で10mmほどの溝を持つ良心的なタイヤ。その分ヨレるが耐久性もある。高いグリップ力と発熱の良さを誇り、筑波タイムアタックでも好タイムを記録している。近年はグリップのタイムアタックに力を入れている印象。

GOODRIDE SPORT RSⅡ

2023オートサロンで発表され、同年3月ぐらいからちらほらテスト販売されはじめたGOODRIDE SPORT RSⅡ。カタログ上はTW240だがタイヤにはTW180と記載されてるとか。外側のパターンを変更、ショルダーを立てて剛性UP、コンパウンド改良により、特に溝が減ってきたときのグリップ力とライフを改善している。

FEDERAL 595RS-R

かつてアジアンハイグリップといえば595RS-Rであった。国産タイヤの半額で同等のグリップ力を得られることで一世を風靡したが、他のアジアンメーカーが競合商品を多数出している今となっては性能・価格の両面で優位性を保てていない。ウエットに弱いことと、熱が入ると横一直線の亀裂が入る(性能に問題はない)のが難点。

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FEDERAL 595RS-RR

595RS-Rの後継。かなり特徴的なタイヤパターンが印象に残るが、実際に使うとすさまじいロードノイズに驚かされる。ドライグリップは旧型よりも進化したが、ウエットグリップには弱いままとの話も。価格的にもこれを積極的に選ぶ理由があるかと言われると微妙なところ。

FEDERAL 595RS-PRO

2019年5月に発売された595シリーズ最新作かつフラッグシップモデル。TW200。DIREZZA Z3並のグリップ力を発揮するが熱ダレするという話なので、595RSのグリップ向上版的なイメージだと思われる。縦溝が2本走っているのでウエットグリップは向上しているだろうし、EURO R117認定(騒音に関する規定)でロードノイズも低減しているらしい。価格的にもそこそこ。

SAILUN GENE R Pole D

JINYU FG-1→ROADX RT01→SAILUN GENE R Pole Dと、Sailun Tires(サイルンタイヤ)グループ企業内でブランドを変更して販売されているタイヤ。サイレンはかつてStreet Raceというトレッド半分がセミスリックみたいなタイヤを売っていたこともあったが、これはそれの現代版と言えるだろう。どちらかといえばドリフト向けで、柔らかく発熱が早いがタレるという特性があるらしいが、特性を理解すればグリップでも楽しめそう。

日本未発売だがSAILUN GENE R Podium Dという同じパターンでよりハイグリップになったモデルも存在。D1で使用されているのはこちらのモデルだと思われる。

◆GENE R | サイルン公式オンラインショップ
【サイルン公式オンラインショップ】の【◆GENE R】カテゴリーの商品一覧

SAILUN ATREZZO R01 SPORT

SAILUNのハイグリップタイヤ。最近はD1などのドリフト業界に結構進出している。そこまで高いグリップを持っているわけではないようだが、減りは少なく操縦性も悪くないとか。サイドウォールが柔らかいという話もあるが、アジアンタイヤなのでご愛嬌。見た目がネオバ。サイズラインナップはそこまでないが、お手頃価格。

GT RADIAL CHAMPIRO SX2

元ミシュラン傘下のインドネシアタイヤブランドGT RADIALのモータースポーツ向けタイヤがCHAMPIRO SX2。TW200。サーキット走行を見越した設計ということで、レビューを漁るとサイドウォールがしっかりと硬いという話が出てくる。が、その一方でグリップについてはそこまで高くなく、ハイグリとセカンドラジアルの中間ぐらいという話。気軽にグリップを楽しむか、あるいはドリフト用にいいかもしれない。

HABILEAD S3000(KAPSEN S3000)

中国山東省のタイヤメーカーKAPSENのハイグリップタイヤS3000。近々名前がHABILEADに変更されるとか。TW200で主に18インチをラインナップ。ドリフトでのレビューによると、そこそこ高いグリップがあり(KENDA KR20A以上、VALINO PERGEA 08R未満?)、減りが少なめ、ブロック飛びなどもしづらいとのこと。

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シバタイヤ(トレッドパターン:R23 / R31 / R60)

R31型スカイライン専門店のR31 HOUSEがRYDANZと共同開発して作ったオリジナルタイヤがシバタイヤ。豊富なサイズと、同じ型を使いつつコンパウンドと構造により使用用途を分けるという斬新な方法でラインナップを充実させている。

2024年のコンパウンドは8種類。200Dは市販されていないため、一般向けは7種類となる。

  • 200D(D1GP用ドリフトハイグリップタイヤ。市販されていない)
  • 200T(1発のみのタイムアタック向けタイヤ。連続周回に不向き)
  • 200S(タイムアタックでの連続周回向けタイヤ。旧TW200)
  • 280(低温からグリップする、ジムカーナ・グリップ走行、ラリー向けタイヤ)
  • 180(ドリフトのリアタイヤ向けタイヤ。240よりハイグリップだがローライフ)
  • 240(ドリフトのリアタイヤ向けタイヤ。180よりローグリップだがロングライフ)
  • 300(ドリケツ向けの安価なローグリップタイヤ)
  • 380(ストリート専用ロングライフタイヤ。在庫限りで廃盤)

2024年のトレッドパターンは3種類。(※コンフォート、スタッドレスを入れると5種類)

  • R23(初代シバタイヤ。ラウンド形状で深溝、ウエット性能は低め。7種のコンパウンドで販売)
  • R31(スクエア形状で浅溝、ケース剛性を上げた、よりグリップが出るパターン。ウエット性能も高い。200D、200T、200S、280の4種のコンパウンドで販売)
  • R60(ほぼスリックのタイムアタック向けラジアルタイヤ。タイムアタック用のTコンパウンドと、周回用のSコンパウンドを用意)

R23とR31で同じコンパウンドを使用するモデルがあるが、パターンや形状の違いで特性が異なるそう。ショルダー形状が違うので厳密に見れば最適なセットアップや走り方も変わるだろうが、タイムだけなら浅溝のR31、たくさん練習するなら深溝のR23という使い分けでも良いかも。

コンパウンドで言えば、絶対的なタイムを求めるなら200Tか200Sを、ストリートからマルチに使うなら280を選択するのが吉。200Tはタイムは出るが、その後のタイム落ちや減り方はかなり激しいそうなので、使うにはかなりの割り切りが必要かも。

僕は200S(旧TW200)を使用しているが、アタック中のグリップ力には目を見張るものがある一方で、真冬の走り始めは全くグリップしない。連続周回は可能だが、タイヤのタレもそれなりにある。

レギュレーションの都合もあるが、ジムカーナでシバタイヤ280は圧倒的な支持を得ており、実質シバタイヤワンメイク状態になりつつある。

FIVEX Gerun 051A/051S/051R

かつてZESTINOブランドで販売されていた商品が、パターンとコンパウンドはそのまま、サイドウォールの素材と構造を見直し、ブランド名を変更して2019年1月から販売再開されたのがFIVEX Gerun 051シリーズ。元の名称からの変更は

  • ZESTINO ACROVA 07A → FIVEX Gerun 051A
  • ZESTINO Gredge 07R → FIVEX Gerun 051S
  • ZESTINO Gredge 07RS → FIVEXGerun 051R

となっており、051A(TW280)<051S(TW240)→051R(TW140)の順でグリップ力が高い。基本的にどれもドリフト用に開発されていたためスライドコントロール性能が高く、また摩耗に対しても強い。ただしサイドウォール剛性が下がったことでグリップ向きではなくなったという話もある。

FIVEX Gerun 055A/055D

2022年9月に発売開始。

Gerun 055D(TW240)は競技車両向けドリフト専用モデルとして販売されており、発熱ポイントを下げながら熱ダレを抑えるコンパウンド、グリップ性能を追求したトレッドパターン、ロープレッシャーに対応したショルダー~サイドウォールの高剛性設計を採用。タイムアタック向きではないが、ドリフト競技に特化したモデルとして18~19インチのタイヤをラインナップする。

Gerun 055A(TW280)はGerun 051Aのアップグレード版であり、コンパウンドはそのままショルダー~サイドウォールの剛性をアップ。TW280規格を思わせないワンランク上のグリップ性能の扱いやすいコントロール性能、ストリートでの安定性や静粛性を実現している。

FIVEX Gerun 035R

Gerun 035RはR35 GT-R専用開発モデルでTW200。車重1700kgのR35の車両重量を支える構造、コンマ1秒を狙うレーシングコンパウンド、

Zeknova SUPERSPORT RS

ZESTINOと同じ中国工場で製造しているのがZeknova。SUPERSPORT RSはドリフト練習用と銘打ち、グリップと耐久性を両立。8mmと深溝のため新品に近い時はヨレを感じるらしい。恐らくかつてのZESTINO ACROVA 07Aと同じ立ち位置。以前はLAKESEA SUPERSPORT RSの名で販売されていた。

Zeknova JR500/JR800

Zeknovaが作ったスイスで開発したという新型タイヤ。完全にドリフト用とのことでグリップ走行は想定していない。1cmの深さを持つ溝が刻まれ、縦溝以外はほとんどスリックタイヤなトレッドパターンをしている。SUPERSPORT RSよりグリップ力は高いらしいが、連続周回はかなり厳しいとか。

TW140(JR800)とTW240(JR500)を用意し、サイズは4種類あるらしいが、ひとまず2023年4月にTW240の265/35R18だけがZeknova公式サイトで発売された。

Zeknova Circuit 07S

Zeknovaのタイムアタック向けタイヤがCircuit 07S。TW60という超ソフトコンパウンド。RS606よりも剛性の高いケースに発熱しやすいゴムを使用し、さらなるタイムアップを目指せる。海外ではZESTINOブランドで販売されている。ただタイヤ自体が重たく、見た目の割にはそこまでグリップが高くないとか。

Circuit 07S 265/35R18 - (公式ショップ)株式会社ZeknovaJapan販売 ゼクノーバジャパン
株式会社ZeknovaJapan販売 ゼクノーバジャパン

Zeknova VICTAS ZS01

Zeknovaのターマックラリー、タイムアタック、ジムカーナ向けSタイヤ。Mコンパウンドで15インチのみ4サイズがラインナップ。絶対的なグリップよりも耐久性を重視しているとか。トレッドのブロックがかなり大きいのでステアリングレスポンスが良さそうな印象。

VICTAS ZS01 205/50R15 - (公式ショップ)株式会社ZeknovaJapan販売 ゼクノーバジャパン
株式会社ZeknovaJapan販売 ゼクノーバジャパン

ZESTINO Gredge 07R

2022年に復活したZESTINO Gredge 07R。TW240。2015年あたりに一世を風靡したGredgeシリーズの中間グレードだが、ZESTINOはミドルクラスタイヤとしての再編を行い、Gredge 07Rをハイコストパフォーマンスタイヤとしてリニューアル。265/35R18でも一本1万円(2023年1月時点)という圧倒的な安さ、そしてコントロール性の高さを武器にしている。

ZESTINO Gredge 07RK

Gredge 07Rの軽自動車専用タイヤがGredge 07RK。TW240。07Rの性能を引き継ぎながら軽自動車に最適化された07RKは、モータースポーツで培った技術とストリートでの快適性を両立したパフォーマンスタイヤ。165/55ZR14の1サイズのみのラインナップ。

VALINO PERGEA 08C/R/RS/SP

ドリフト専用タイヤブランドのVALINO。ハイグリップタイヤのPERGEAシリーズは、車両の馬力や求めるグリップに合わせて08C/R/RSの3種類をラインナップ(SPはアメリカ・ヨーロッパ専用もでる)。低温時からの熱の入りが重視されているため、ドリフト大会では高いパフォーマンスを発揮する。一方早期に熱が入りトレッド面がでろでろに溶けてしまう他、サイドウォールの柔らかさもあるため、サーキットでのグリップ走行に使用するタイヤとは言い難い。非常に割り切りの良い、明確な目的を持つタイヤ。

08R JPNというD1GP専用モデルも存在。

ATSUさんのレビューによると、ジムカーナ競技では冷間時からの高いグリップを活かすことができる、とのこと。

VALINO PERGEA 08RSのグリップ評価(高温時)
バリノタイヤのグリップインプレ最終章です

VALINO VR08GP NEUMA / SPORT

VALINOのサーキットタイムアタック用タイヤVR08GPの後継モデルがVALINO VR08GP NEUMAとVR 08GP SPORT。VR08GPのトレッドパターンはほぼそのままに、深溝化してライフを伸ばしている。

NEUMAがTW200で、SPORTがTW300。深溝化したがタイヤのヨレは少なく、NEUMAのパフォーマンスはVR08GPと同程度でライフが増加。SPORTはホビーユースからストリートまで幅広く対応する。

VITOUR TEMPESTA ENZO V-01R/V-02R/V-03R

中国発で、2019年からD1に参戦をし始めるなどドリフトの方面で売り出し中のタイヤ。見た目はかなり国産ハイグリップに似ていて、価格も控えめ。14~19インチまでをラインナップ。

ハイグリップのV-01R(TW140)、中間モデルのV-02R(TW200)耐久性に振ったV-03R(TW280)の3コンパウンドを揃える。2020年春まではV-02Rと同等のコンパウンドのみが販売されており、そのグリップは一昔前の2010年頃の国産ハイグリップと同等ぐらいいう話。V-01Rのグリップ走行での性能に期待したい。

VITOUR TEMPESTA ENZO PERFORMANCE K

VITOUR TEMPESTA ENZOの軽自動車サイズモデル。TW200で、サイズは165/55R14と165/55R15の2種類。耐久性とグリップの両立が図られており、耐久レースや練習走行で使えそうなイメージ。単純な価格優位性は低そうだが、タイムよりも長く楽しみたい!というコスパ重視の軽自動車ユーザーにウケそう。

VITOUR TEMPESTA P1 (WRAITH) TW100/TW200

VITOURタイヤの新世代セミスリックタイヤ。2023年に元々WRAITHという名前で登場したのだが、秋頃にP1という名前に変更された。アメリカのタイムアタックレース用に開発されたグリップ用タイヤで、トレッドウェアは100と200をラインアップし、映像で見る限りかなり浅溝。サイズは15インチと18インチのみだが、285/30ZR15というかなり特徴的なサイズを揃えている。

INTERSTATE RACE DNRT

フジコーポレーションが輸入しているタイヤ。海外レビューによると「HANKOOK RS4と近しいグリップ力を持つ」とか。非常に安価ながら高いグリップとタレの少なさ、操縦性の良さがあるらしく、知る人ぞ知る良タイヤだとか。

INTERSTATE TIRES(インターステートレース DNRT)とExtreme VR2タイヤについて
インターステートタイヤ(Race DNRT)とエクストリームVR2というタイヤについて

NEOLIN Neo Racing

TOYO R1Rのパクリみたいなトレッドパターンの中国製タイヤ。TW80とTW320の2種類が存在する。中国のYanchang Rubberが製造しているのだが、肝心の公式サイト上にNEOLINブランドのタイヤが一つも載っていないから謎。同社のDURATURANブランドではMOZZO XXRという同一パターンのタイヤが存在する。国内レビューによると一瞬でぐずぐずに溶けてなくなったとのこと。走行後のトレッド面の画像から察するにドリフト用だろうが、積極的に買うべきかは疑問。フジ・コーポレーションでTW80の265/35/R18サイズが約9000円で販売されている(2021年1月時点)超安価なタイヤ。

20191222 筑波サーキット TC1000 ライセンス走行
みんカラ(みんなのカーライフ)とは、あなたと同じ車・自動車に乗っている仲間が集まる、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。

WANLI Sport Racing

WANLIのネオバ系トレッドパターンを持つ、TW140のハイグリップタイヤ。日本国内で流通しているサイズが少ないが、17~18インチが1本1万円前後という低価格で販売されている。

国内外のレビューを探してみたが、ユーザー数が少ないのかほとんど情報が見当たらず。「ドリフトのリアだとトレッドが剥がれる」「KENDA KR20Aよりはグリップが高い」といった感じのようだ。

WANLI SR390

一時はD1に参戦もした中国のワンリタイヤだが、2019年12月時点でグローバルサイトは404 Not Foundとなり、何がどうなってるのか不明。SR390という名のハイグリップタイヤが2017年あたりから流通しており、一応現在でもヤフオクや楽天で販売されてたりされていなかったりする。2022年2月に確認した限り、17~18インチが6000~7000円台/1本で販売されており激安。

とにかく硬いサイドウォールを持ち、タイヤ単体がやたら重たいらしい。一発のグリップは高いが周回するとイマイチ。その辺はやっぱりドリフト用に開発されただけある。

LINGLONG TIRE FLASH HERO

D1で近年高い戦闘力を見せているLINGLONG TIRE(リンロンタイヤ)の市販ハイグリップモデル。UTQGは200AAA。Buy Now Japan取り扱いにて販売されている。高いグリップと耐久性を両立しているらしく、ドリフトのリア履きでは空気圧を上げてもかなりグリップしつつ、減りが抑えられているとのこと。パターン的にも熱入りが良さそう。

GRIPMAX PureGrip RS Z-1

GRIPMAXというオフロード系のタイヤを多く販売する中国ブランドが2023年6月に販売したハイグリっぽいタイヤがPureGrip RS Z-1。TW200。フジコーポレーションが輸入している模様。15~19インチを取り揃える。

かなり幅広のセンターリブや、一個一個が大きく取られたブロックなどからハイグリップタイヤとしては割りと期待できそうなパターンになっている。が、値段的にもお買い得感は無く(フジで買うのが一番安そう)、当然販売したてで海外レビューすら見当たらないため詳細不明。

NEXEN N’FERA SUR4G

NEXENが2018年5月に日本で販売を開始した、NEXEN初のハイグリップタイヤ。アメリカのフォーミュラDで開発されたこのタイヤは、海外レビューによるとBRIDGESTONE RE-71Rと同等レベルのグリップを発揮するとか。

僕はこのタイヤを2021年4月より使用開始。非常にコントローラブルで高いグリップを発揮。少し空気圧に敏感という癖があるものの、他のアジアンタイヤとは一線を画すハイレベルな仕上がりを見せるタイヤだ。

MAXXIS VR-1 VICTRA

バイクや自転車やってる人なら知ってるMAXXISのハイグリップタイヤ。アメリカのフォーミュラドリフトに出場して優勝したりもしているのだけども、日本国内ではほぼ販売されていないので情報が皆無。売っていても値段が高い。

HANKOOK Ventus R-S4

前型のR-S3から進化を遂げたR-S4。絶対的なグリップ力で言えば国産ハイグリップタイヤに僅かに劣るようだ。特に冬場は温まりが悪く、発熱していない状態だとイマイチだとか。 ただし耐久性に優れるようで、パフォーマンスと合わせて価格的にもバランスが優れると好評。

KUMHO ECSTA V730

クムホが2021年に発売(日本では2022年から)した最新スポーツラジアルタイヤ。TW200。海外レビューによると「ステアリングレスポンスの良さ」「ADVAN A052よりわずかに低いグリップ」「走り始めから終わりまで一貫したグリップレベルと耐久性の高さ」が特徴として挙げられている。特に耐久性とタイムの安定性に付いては特筆すべき点があるとか。

KUMHO ECSTA V720

KUMHOは他にもV700とV710をラインアップするが、日本国外ではV720だけが唯一公道用タイヤとして認定されている。ただしハイグリップというよりもスポーツタイヤ寄りなポジションであり、KUMHOのハイグリを選ぶならV700になる。

KUMHO ECSTA V700

KUMHOハイグリップシリーズの中間グレード。だけどもV700とV710は日本以外ではレーシングタイヤに指定され、実際に耐摩耗性能がSタイヤ以下。2018年初頭にマイナーチェンジしさらなるソフトコンパウンド化を果たしたとか。少ない周回数でのタイムアタックにはかなりの強みを発揮し、主にコンパクトカーのサーキットアタッカーから支持を得ている印象。

KUMHO ECSRA V710

2本の縦溝しか彫られていないという完全インチキラジアルタイヤ。実際に日本以外ではレーシングタイヤに指定され、国内でも多くのサーキットでSタイヤ相当とされている。メジャーサイズのラインナップは少なく、どちらかといえばスリックタイヤのそれに近いサイズが揃う。スリップサインが出ていなければ車検も通るが、さすがに公道で使用する気になれない。

MICHELIN PILOT SPORT CUP2

ミシュランの主に高級車ユーザーを狙った公道走行が可能なサーキット用タイヤ。17~21インチまで様々なサイズを揃えるため、現代のポルシェ・フェラーリ・マクラーレンといったスーパーカーにとって貴重な選択肢。PILOT SPORT CUP2 Rというさらにグリップを高めたバージョンも存在する。

PIRELLI P ZERO TROFEO R

PIRELLIの誇る公道も走れるサーキットタイヤ。TW60という圧倒的なトレッドウェアの低さと、「ハードウェットの時は公道を走るな」とはっきり説明に書かれてる割り切りの良さが気持ちいい。高いグリップと限界付近でのしっかりとした粘りを持つが、あっという間に減るらしい。基本的にスーパーカーユーザー向け。庶民じゃ財布が持たない。

HOOSIER DOT Drag Radial

HOOSIER DOT Drag Radialは、国産タイヤで言うところのSタイヤに相当するタイヤ。低温or周回数が少ないタイムアタック用のA7コンパウンドと、高温or周回数が多いレース用のR7コンパウンドの2種類が存在。以前からあるが、2019年冬のタイムアタックイベントで海外勢が使用し、圧倒的なタイムを刻んだことで一躍有名になった。サイズも豊富だが、特殊なサイズが多い。

国産タイヤ

TOYO PROXES R1R

TOYOのロングラン商品。国産ハイグリップタイヤの中では最も安価に入手できるため人気が高い。昔はグリップする分良く減るタイヤだったが、近年マイナーチェンジにより摩耗が抑えられた。ただし基本設計が古く、今やもっと安価でグリップの高いタイヤが多数販売されていることから、国産という点以外でR1Rを選ぶ理由が無くなりつつある。

トーヨータイヤ (TOYO TIRES)
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TOYO PROXES R888R

国産タイヤとしては比較的安価に高いグリップを楽しめる。13~20インチまでをラインナップし、特に小さいサイズは低価格なので、コンパクトカーユーザーに人気が高い。R888R Driftというドリフト向けに開発されたものも存在する。

DUNLOP DIREZZA ZⅢ

DIREZZAチャレンジなどの効果により人気を獲得しているDUNLOPのハイグリップタイヤ。国産メーカー御三家(BRIDGESTONE / DUNLOP / YOKOHAMA)のハイグリの中では最も安価。旧モデル(ZⅡ☆)に比べるとケースが柔らかくなったのか、初心者にも扱いやすくなったと評判だが、その分上級者からの支持が薄れた印象。現時点の国産タイヤで最もコストパフォーマンスが高いとされている。

DUNLOP DIREZZA ZⅢ CUP

2023年3月16日に発表、3月23日に販売開始されるDUNLOP DIREZZA ZⅢ CUP。ZⅢのトレットパターンやプロファイル技術を踏襲しつつ、サーキットレースでの使用を想定し開発した新コンパウンドを採用。耐摩耗性能を維持しつつグリップ性能とコントロール性能をより最適化したモデル。サイズは215/45R17 87Wの1サイズのみ。

2023年のGR86/BRZクラブマンシリーズの指定タイヤ。

DUNLOP DIREZZA β02

元々は86ワンメイクレースに対し開発されたタイヤ。同レースに使用されている他メーカーのタイヤに比べると安価であり、通常のハイグリップラジアル以上のグリップが手に入ると人気。

DUNLOP DIREZZA β06

2023年発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。215/45R17の1サイズ。新開発のプロファイルと配合を採用し、内部構造を最適化することで、サーキット走行におけるコーナリング時や高速域における操縦安定性能とグリップ性能をより高い次元で実現している。

DUNLOP DIREZZA β11

2023年2月発売の、ジムカーナ競技での上位入賞を目標に開発されたハイグリップスポーツタイヤ。β10の後継モデルであり、2023年全日本ジムカーナ/ダートトライアルの基準を満たす。16~18インチまでをラインナップ。

GOODYEAR EAGLE RS Sport S-spec

Z3のパターン違いモデル。価格帯もZ3とほぼ同等。かつてはZ2☆よりもグリップすると評判で、実際にZ3とは異なる中身であったそうでそうだが、2017年にS-specとなって以来中身がZ3と全く同じになったという話。Z3に比べるとサイズが少なめ。

FALKEN AZENIS RT615K+

DUNLOPの別ブランド。ユーザー数が少ないためわからないことが多いが、温まりが速いとの情報が多い。そこそこのタイムが出て、耐久性もそれなりにあるという話だが、いかんせん情報が少ない。他と違ったタイヤでサーキットを楽しみたいというユーザーの需要を満たしてくれるだろう。実はケースもコンパウンドもZ3と全く同じだという情報もあり、こちらの方が安価で購入できるケースも多いので、隠れたお買い得商品かもしれない。

ファルケン(Falken)
¥24,700 (2024/03/16 14:50時点 | Amazon調べ)

YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08R

かつてハイグリ最強と言われたAD08Rだが、今現在ではZ3、RE-71Rと比べると最も古いタイヤとなってしまったため、タイムアタッカーがあえてこれを選択する理由がなくなってきている。ただしタレにくく耐久性も高いため、他に比べて長く使えるかもしれない。

YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD09

2022年2月についにリリースされたAD08Rの後継モデルがAD09。ストリートからサーキットまでを幅広く網羅できる懐の広さがあり、タイム的にはA052より一歩劣るものの、履きっぱなしでサーキットに行ってそのまま帰ってこれる。運転の楽しさのみならず、新技術によりコントラストが高くはっきり見えるようになったサイドロゴによる視覚的なかっこよさも。

YOKOHAMA ADVAN A052

ADVANの誇る最強ラジアルタイヤ。とにかく高いグリップと扱いやすさを両立しており、そのコントロール性能と約束されたタイムからタイムアタッカーからの絶大な支持を得ている。タイヤカスを拾いづらいのも特徴。

ヨコハマタイヤ (YOKOHAMA TIRE)
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YOKOHAMA ADVAN A08B

元は86レース用に開発されたタイヤ。A052のテストモデルというような立ち位置だったのだが、2019年にサイズラインナップを拡大。ADVAN A08B SPEC Gという冷間時のグリップ性能に優れたジムカーナ用スペックも登場した。

BRIDGESTONE POTENZA RE-71RS

2020年のオートサロンで発表、2月より順次発売されたRE-71Rの後継がRE-71RS。86レースタイヤを想起させる左右非対称パターンを刻み、路面との接地を高めるためにハイグリップポリマーを配合したトレッドゴムを採用。71Rに比べ2%のラップタイム向上と5%の耐久性向上を謳う新世代ストリートラジアルタイヤ。

作動温度が高めなので街乗りでの摩耗は最小限に抑えられ、サーキットでは縦横をしっかりと使う基本に忠実な乗り方でタイムが出る。RE-71Rのピーキーな部分が抑えられ、周回してもタイム落ちが少ない。

BRIDGESTONE POTENZA RE-12D

元は86レース用に開発されたタイヤ。タイムと耐久性の両立を図っており、後継となるRE-07Dに切り替わるまで86レースプロクラスで圧倒的な成績を誇っていた。縦グリップがかなり強いが、タイヤカスのピックアップがかなりある。RE-12D TYPE Aというジムカーナ用に冷間時のグリップを高めたスペックも存在。1周のアタックに全てを賭けられる人にとっての最強タイヤ。

BRIDGESTONE POTENZA RE-09D

2022年9月発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。サイズは215/45R17の1サイズのみ。妥当DUNLOPに燃えるBRIDGESTONEがシーズン途中から投入したRE-09Dは、旧型のRE-08Dから更に溝を減らしてスリックタイヤに近づけたパターンを採用している。

生産・販売終了したタイヤ

BRIDGESTONE POTENZA RE-71R

86・ジムカーナ・ドリフト用のタイヤを除けば、現時点で最強のラジアルタイヤがRE-71R。グリップ・街乗りでの静粛性は随一だが、その分値段も高く消耗も早い。その高いグリップ力ゆえにタイヤカスのピックアップが多いという問題もあるが、街乗りからサーキットまで履きっぱなしで行けるラジアルタイヤのメリットを最大限生かしながら最高のアタックラップを刻みたい、という高い要求に応えてくれる。

※RE-71RSの発売により生産終了

HANKOOK Ventus R-S4 Z232T

ハンコックの86ワンメイクレース用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。2018年に86レース用に作ったはいいが、規定を満たしていないと判断されてしまった不遇なタイヤ。あのレースはそういうことちょこちょこあるよね…。

GOODYEAR EAGLE RS Sport V3

GOODYEARが2019年に発売した86レースプロクラス用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。ルクセンブルクの開発チームが造ったらしく、2019年の開幕戦で従来のコースレコードを更新するなどなかなかのハイパフォーマンスを見せている。

※EAGLE RS Sport V4の発売により生産終了

GOODYEAR EAGLE RS Sport V4

GOODYEARが2020年に発売した86レースプロクラス用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。

BRIDGESTONE POTENZA RE-07D

2019年1月に投入された86レースプロクラス用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。2019シーズンの86レースプロクラスでは全8戦中6勝を飾り、圧倒的なパフォーマンスを発揮した。

※POTENZA RE-08Dの発売により生産終了

BRIDGESTONE POTENZA RE-08D

2022年4月発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。サイズは215/45R17の1サイズのみ。GR86/BRZのタイヤサイズが17インチにサイズアップしたことによりRE-07Dからモデルチェンジした。

DUNLOP DIREZZA β04

86ワンメイクレースプロクラス用に対し開発されたタイヤ。現時点で205/55R16以外の設定がない。86レース用なので絶対的なグリップと引き換えにライフは短い。意外なことにそこまで高価ではない。

※DIREZZA β05の発売により販売終了

DUNLOP DIREZZA β10

ジムカーナ競技用に冷間時のグリップと発熱性を高めたタイヤ。β02の欠点であった夏場のグリップやウエット時の排水性を改善し、2019年8月に投入された。

※DIREZZA β11の発売により販売終了

DUNLOP DIREZZA β05

2020年発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。元々は205/55R16の1サイズだったが、2022年に86レースの車両が新型GR86/BRZへと変更されたことに伴い215/45R17の1サイズへと変更されている。

NEXEN N’FERA Sport R(旧型)

NEXENの86ワンメイクレース用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。プロフェッショナルクラスに1台のみこれを使用してエントリーしているが、そこそこの順位を走っているので決して遅いタイヤではないっぽい。意外とお手頃価格で買える。

※新型の発売に伴い販売終了

NEXEN N’FERA Sport R(2022)

NEXENのTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。サイズは215/45R17の1サイズのみ。

ATR-K SPORT

低価格ハイグリップでタイムを狙うならこれが最強。価格も非常に安いが、時期によって価格・在庫状況に変動があるので注意が必要。軽自動車用だったはずなのにラインナップが次々と拡大し、僕も2019年11月から使用を開始した。特に縦グリップが強く、連続アタックでの垂れは少なく、そして少量の雨なら意外と食う。最初から溝が浅い。

ATR SPORT 123S

コの字型のトレッドパターンが特徴的なタイヤ。ケース剛性が非常に高く、滑りだした時のコントロール性が抜群にいい。一方でグリップ力は低価格ハイグリップタイヤの中でもさほど高くなく、サーキットでの摩耗も猛烈に悪い。温まっていない状態でもしっかりグリップするので、ドリフト大会用にはいいと思う。

ZESTINO Z-REX ZTS-5000

ZESTINOのエントリーモデル。AIR REVOという空気圧でタイヤのグリップ力を操る構造をしているらしく、かつてのACROVA 07A~Gredge 07Rまでのグリップ力をコントロールするという。旧製品ラインナップに比べると柔らかめの構造だとか。

ZESTINO Z-REX ZTS-7000

ZESTINOタイヤのミディアムグレード。AIR REVOという空気圧でタイヤのグリップ力を操る構造をしているらしく、かつてのGredge 07R~Gredge 07RSまでのグリップ力をコントロールするという。それが本当ならかつてのハイエンドと同等である。ただサイドウォールが柔らかめの構造故にヨレが大きく、横に粘るが前に進まない、というレビューが散見する。ドリフト向けな様子。

ZESTINO Z-REX ZTS-8000

ZESTINOタイヤのハイエンドグレード。AIR REVOという空気圧でタイヤのグリップ力を操る構造をしているらしい。2020年秋に発売開始。発熱性の良さが特徴的でレイングリップが高く、ジムカーナなどの短時間競技に向いているのではないかと評価されている。

FIVEX Gerun ULTRA

FIVEXのタイムアタッカー向けタイヤ。セミスリックのトレッドを持ち、トレッドウェア40という攻めたタイヤ。国産ハイグリップタイヤとタメを張るほどのプライスタグが付いている。

Zeknova RS606 R1/R3/R4

Zeknovaのハイグリップタイヤ。低温からグリップするドリフト向けのR3(TW100)と、タイムアタックや夏場のドリフト向けのR1(TW140)、そして耐久性に優れるR4(TW240)をラインナップ。R1はケース剛性が高く、国産最新ハイグリップタイヤに比べれば一歩劣るがグリップも高レベル。R1はコストを抑えてタイムアタックを楽しみたいユーザーにうってつけのタイヤかもしれない。

R1を使ってみた結果、グリップレベルこそ高い物のタイヤの特性的に活かすには多少セットアップをタイヤに合わせる必要があるようだった。僕は活かしきれなかった。

LANDSAIL ApexKing AK01

タイ王国のタイヤメーカーSENTURY社が作ったハイグリップタイヤがLANDSAIL ApexKing AK01。15~18インチまでがラインナップされ、265/35R18が一本1.1万円で販売されている。335/30R18などの極端なサイズも存在。日本国内では取り扱い店舗による専売となっているようで、そこの一社からしか販売されていない。TW200で、連続周回を重ねてもパフォーマンスが安定しているとのこと。

タイヤ市場ショッピング 404 Not Found

CELIMO Rking GTR5

ヤフオクで265/35R18サイズのみが出回っており、1本7300円(送料別)という激安価格で販売されているタイヤ。中国製の様で、TW200。販売元いわく「高い発熱性と冷えた路面でも安定した性能を発揮し、ライフとグリップを両立、ヨレの少ない構造でシャープな操作性。ドリフトの練習~中級者向け大会、タイムアタックは初・中級者の練習に」とのこと。情報が極めて少ないが、ドリフトでのレビューではaccelera 651SPORTのTW200よりちょっとグリップが良くてヨレが少ないが、ライフは少し短めとのこと。

2022年のD1指定タイヤには「CERIMO Racing King GTR5」が登録されているが、これがRking GTR5と同じかどうかは不明。

Zeknova ZENEW

2022年7月に発売された、D1 Lightsで開発されたというタイヤ。メーカー曰く発熱性と熱ダレに強く、温度変化によるグリップ変化が少なく安定した性能を発揮する。ドリフトではコントロール性が高く、タイムアタックでは安定した性能で練習用にピッタリとのこと。現在265/35ZR18と235/40ZR17の2サイズのみライナップ。

TRI-ACE RACING KING

中国ワンリタイヤの別ブランドがTRI-ACE。以前ワンリがD1に出ていた時に使用されていた。トレッドウェアは100/140/160/200の4種類が存在し、グリップなら200か160がいいとか。ドリフトのフロント履きで使用するユーザーが多く、基本的にはドリフト用ではないかと思われる。

RYDANZ REVIMAX R03RS

中国ブランドのRYDANZ(レイダン)から販売されているハイグリップタイヤ。R03RSは見た目的に普通のハイグリップタイヤと変わらない感じで、R31 HOUSEによると「グリップかドリフトのフロント履き用」とのこと。公式サイトによると18インチの3サイズのみをラインアップし、TW140とTW240が存在。

RYDANZ REVIMAX R33RS

同じくRYDANZタイヤでも中国のD1で活躍しているのがR33RS。R31 HOUSEによると強烈なグリップを持つので「本気のドリフトのリア用か、一発のタイムアタック用」とのこと。公式サイトによると7サイズをラインナップし、TW140とTW80が存在。

VALINO VR08GP / VR88GP

ドリフト専門タイヤブランドだと思われていたVALINOが2020年夏に発表したグリップ用タイヤがVR08GP。2020年10月より販売したが、7月にVR00βという開発最終モデルが先行モニター販売されていた。

外側の溝がきわめて浅い左右非対称パターンはADVAN A052を想起させるもので、VR00βをテストしたレビューによると温まるのは遅めだが、グリップレベルはかなり高いらしい。

2021年末にはさらにソフトコンパウンドとなるVR88GPが登場。TW180でVR08GPよりも温まりが早くグリップが高いとのこと。

コメント

  1. 匿名 より:

    あの 良ければなんですけどハンコックから出てるz214ってタイヤも紹介して下さい。
    ヤフオクでサイズラインナップが変なのしか無いですけど2018年製の物が半額以下で出回ってます お試しで買ってみたら恐ろしいグリップ力でパワーが負けました

  2. WRX より:

    この記事の趣旨にあうようでしたら、
    NITTO NT555 G2
    も追加していただけますか。

    • ひゃっかいだん ひゃっかいだん より:

      WRXさん、こんにちは。

      NITTO NT555 G2ですが、こちらはいわゆるセカンドグレードのスポーツタイヤに当たるので、
      この記事の趣旨とは少し外れてしまいます。

      NITTOといえばNT05がハイグリップタイヤとしてラインアップされているのですが、
      日本国内では販売が終了しているようで残念です…。

  3. ok より:

    はじめまして。
    ブログを読ませて頂いてますが、今回タイヤを購入するに当たり相談したくてメッセージを送らせてもらいました。
    アジアンタイヤで乗り較べによる評価は中々してる方が居なくて、比較が曖昧な中凄く参考にさせて頂いてます。
    とはいえ、私はほぼノーマルで街乗りしかしないのですが宜しければお勧めを伺いたいです。

    ほぼノーマルのfdで現在は中古のままの7年前?位のsドライブとディレッツァd101が付いてます。
    タイヤサイズは235/40/18 265/35/18です
    車検やエンジン載せ替え等で予算も限られてしまい、fdに合わないとは思いますが、『見栄』と『静粛性』だとどれがお勧めでしょうか?
    最優先は静粛性だったりします。
    さすがにエコタイヤは恥ずかしいと思い、経験豊富なこのサイトの主様に教えて頂けたらと思い、いきなり失礼かとは思いましたがメッセージしました。
    atrスポーツ2を今は検討してますが、他にお勧め等ありましたら教えて頂けたらと思います。

    • okさん、はじめまして。

      お問合せのアジアンタイヤの件ですが、ここ最近の私はもっぱらハイグリップタイヤばかりを選択しているので、静粛性が最優先となりますと判断できません。
      なぜならハイグリップタイヤにとって静粛性は二の次三の次であり、特にアジアンタイヤではあまり重視されていないポイントだからです。
      「見栄えを重視しハイグリップタイヤを履きたいが、出来るだけ静かなものが良い」ということであれば、国産タイヤは比較的優秀です。
      ただハイグリップタイヤは小石を多く拾いフェンダー内でぱちぱちと音がしますし、ロードノイズもそこそこあるので、静粛性が最優先であればお勧めしません。
      参考までに、私が使ったアジアンハイグリップタイヤでは、Zeknova RS606はこの手のタイヤの中では比較的静粛性がありましたし、
      現在未使用ですがNEXEN N Fera SUR4Gも静粛性に配慮された構造であることが見て取れます。
      ATR-SPORT 2は非常に良いタイヤだったのですが、やはりスポーティータイヤなので、静粛性を最優先するコンフォートタイヤに比べれば一歩も二歩も劣ります。
      また人気のNANKANG NS-2やKENDA KAISER KR20なども静粛性という点はそこまで重視されていません。
      同じスポーティータイヤですが国産のADVAN FLEVA(Sドライブの後継)の方が結果満足できるのかもしれません。
      すり減ってきても現在のタイヤよりも確実に静かなものが良いのであれば、コンフォートタイヤを選択すべきでしょう。

  4. TZN より:

    失礼します。最近になって、WANLIのSA390も再販してるみたいです。
    あと、同じくWANLIでsports racingなるタイヤもあるみたいですね。

  5. 下手のよこよこ好き より:

    はじめまして 自分もエイト乗ってます
    素人評価ですけどアクセレラはトレッド100だと柔らかすぎと剛性不足で使いづらい気がします。スパッっと飛ぶタイヤでは無いけど、エア上げないとサイドが弱くてヌルって感じでヨレて 逆にエア圧上げると熱入りすぎる感じで  雨だと感触は悪くなかったのですがそれでもタレて美味しい時間が短すぎるので トレッド140とか120ほしいけど200までは? 太いサイズで引っ張ってブロックを少し減らした状態だと使えるかも? とか下手くそながら考えてました
    アジアン初心者の意見でした すみません

    • 下手のよこよこ好きさん、情報ありがとうございます!

      アクセレラは剛性があまり無いとよく耳にしますね。パターン的にも縦溝が多めでヨレる感じがするのかなと勝手に思っています。
      安いタイヤなので多くを求め過ぎず、ある程度のところで遊べるならいいですよね!

  6. Arn より:

    こんにちは、 sumaxxというタイヤについてなんですが最近ドリフトでチラホラ見るようになったのハイグリ系タイヤなんでしょうか? 情報が少ないんですが見た目ハイグリ系のなりしてるんで…

    • Arnさん、こんにちは。

      SUMAXX、調べてみたのですが、TW300とのことなのでいわゆる「ハイグリップタイヤ」とは違うようです。
      ここに載せているものであればFIVEX Gerun 051A(TW280)あたりが近しい性能だと思われます。
      見た目はネオバ風のハイグリップっぽいパターンですし、ドリフトのリアタイヤ用とかによさそうですね。
      私もZESTINO ACROVA 07AというTW280のタイヤで走っていたこともありますが、絶対的なタイムを狙わなければ適度なグリップ感でコントローラブルで楽しかったです。
      価格が非常に安価ですし、楽しむのにはアリなのではないでしょうか?

  7. 匿名 より:

    はじめましてこんばんは。
    急な質問なのですが、KR20Aとワンリのスポーツレーシングならどちらがおすすめでしょうか?
    車はCZ4Aです。
    用途は峠、サーキット、たまに街乗りです。
    安くて食ってなるべく減らないタイヤ探してます…

    • はじめまして。

      僕はWANLI Sport Racingを使ったことがないのでわかりませんが、ハイグリップモデルだとTW140とのことなので、それなりに減りが早いことが予想されます。
      なるべく減らないことを望むのであれば、KENDA KR20Aの方が良いかもしれません。

  8. hironotchi より:

    はじめまして。

    国産最安ハイグリップのR1Rを検討してました。
    「今やもっと安価でグリップの高いタイヤが多数販売されている」と記載されてますが、おすすめを教えていただけますでしょうか。

    • hironotchiさん、はじめまして。

      R1Rも悪いタイヤではありません。サイズによってはコストパフォーマンスは大変に高いです。
      hironotchiさんがどのような環境でどのような性能を求めているのかわかりませんし、私はタイヤ屋さんではなくただの一般ユーザーなので、オススメについては回答できかねます。

  9. 金欠限界レーシングマン より:

    最近このサイトで紹介されているタイヤを2種類履きましたので、情報をば。

    ネオリン ネオレーシング TW320
    235/40R18

    レイダン REVIMAX R03S TW240
    235/40R18 RSでは無い方です。

    まずネオリンですが、TW320のグリップレベルはATRスポーツ2より微妙に上位の性能です。
    暖まりは良く、ウェット性能もそこそこです。しかし熱ダレも早め。
    アジアン屈指のサイドウォール・トレッド面の剛性が低く、リア履きですとエアをかなり張ってもヨレてコントロールしずらかったです。
    安いのですが、スポーティタイヤとして選ぶのもそこまでオススメできないタイヤなのかと思いました。

    次にR03Sです。
    このタイヤのグリップレベルはペルギア 08R TW200に近く、ピークグリップはほんの少し劣るかなといった印象です。

    ウェット性能はパターンの通り望めません。濡れているだけならグリップしますが、川が流れるレベルだとスパッと抜けていきます

    タイヤの剛性は柔らかめではありますが、扱いにくいレベルではないため、気になりません。(溝の深さが影響してそう)
    少し硬めのタイヤですので、暖まりは08Rなどのドリフト特化タイヤよりも遅めです。
    熱が入ったあともトレッド面がとろけるような溶け方ではない為、持ちも期待出来ます。
    タイムを追い求めなければ、安価で(1本約8000円)持ちも良い、コスパの良い練習タイヤになると感じました。

    以上、ご参考になれば幸いです。

  10. ゼロ富士 より:

    ヒャッハー2022年版だ!

    はじめまして、いつも繰り返し読んでタイヤ選びの参考にさせていただいてます。
    こうして情報を更新していただけるのが本当にありがたいです。
    おかげ様でAR-1やV-02Rなどを楽しむことができました。

    これからも、ご無理のない範囲で更新をしていただけたらとても嬉しいです。

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