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【レビュー】AZ BCL-005セミウエットチェーンルブは高耐久かつ汚れが付きづらくて最高【バイク】

5.0

バイクのチェーンメンテナンス、いわゆる「チェンシコ」はいろいろな宗派があるわけだが、僕はいつもバーっと綺麗にしたら、AZ B1-010というチェーンルブを塗布していた。

AZ B1-010はなかなか高寿命で良いのだが、粘度が低めなのでメンテナンス直後は意外とオイルが飛散る。そしてなによりも、点滴タイプなのでグリスアップするのに時間がかかるのがとにかくめんどくさい。

できればバーっとスプレーをかけるだけでメンテナンスは終わらせたい。

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AZ BCL-005セミウエットチェーンルブ

というわけで買ってみたのが、同じくAZのチェーンルブBCL-005。スプレータイプで220mlと420mlの2サイズがあるのだが、今回は初回限定特典で安く買える220mlを選択した。ちなみに購入時点で300円以下とめちゃくちゃ安かった。

「セミウエット」と銘打たれているように、BCL-005はドライタイプの飛び散りにくさと、ウエットタイプの潤滑持続性能を兼ね備えた高性能チェーンルブ。オンロード/オフロード兼用で使えることからも耐久性の高さがうかがえる。

裏面には色々書いてあるが、合成エステルが主成分なことからも潤滑性能の高さには期待が持てる。エステル系の潤滑剤は金属にくっつきやすいという特徴があるので、チェーンとスプロケットの潤滑にも向いているはず。

吹きかけて、余分を拭うだけ

使い方は簡単。まずはチェーンを綺麗に清掃する。

ちなみにBLC-005は水置換性もあるので、洗車直後の濡れたチェーンにも吹きかけることができる。

缶をよく振って中身を撹拌したら、チェーンにシューッと吹きかけて、しばらく(15~30分ぐらい?)馴染むまで待つ。

あとは余分なルブをウエスで拭き取るだけ。スプレータイプは塗布が一瞬で終わるのが嬉しい。

塗布直後なので古い汚れが若干浮いているが、指で触るとサラッとした触り心地で、あまりベタついた感じは無い。

この状態でリアタイヤを回してみると、チェーンの抵抗感があまりなく、かなり軽くタイヤが回る。これは気持ちがいい。

走ってみた結果

チェーンルブをAZ BCL-005セミウエットチェーンルブに切り替えて数千km走ってみたので、その結果を書いていく。

ちなみに下の写真はルブの塗布から800kmぐらい走った後。大体500kmずつでチェーンルブをつけるようにメーカーは指定しているのでそれより少し長く走ってみた。

飛び散りは多少ある

BCL-005は「セミウエット」と自称しているだけあって、ウエットタイプと同様に多少のルブの飛び散りがある。今回使ってみているDaytona675はチェーンカバーがいまいちカバーしきれていない事もあって、飛び散ったルブがバイクの後部にそこそこ見られる。

ただウエットタイプのルブに比べればかなり少ない。

難点があるとすれば飛び散ったルブは結構ベタベタするので、手が触れてしまうとしっかり汚れることぐらい。でもパーツクリーナーを使えばサラッと取れるので個人的には気にならない程度。

耐久性は高い

約800km走行(内1~2ヶ月夏場暑くて乗らなかった放置期間有り)後のチェーンの様子がこれ。

写真だと全くわからないと思うが、ルブはしっかりとチェーンやスプロケットに付着していて、指で触るとペタペタと張り付く。ウエットタイプでもルブが残りはするのだが、大抵の場合ゴミが付着して潤滑性能はだいぶ下がった状態になっていることを考えると、BCL-005はかなり耐久性が高そう。

ちなみに雨は走らないのでわからないのだが、水洗い洗車してもチェーンルブが飛び散った汚れはほとんど落ちないので、雨天にも結構強そうな気がする。

妙に汚れづらい

↑の写真を拡大したものがこれ。

大体チェーンやスプロケットというものは路面上のゴミを拾ってどんどん黒く変色していくものだが、目立った汚れがほとんどついていない。汚れのつきづらいドライタイプの良いところが現れていて、それが結果として高耐久性にも寄与しているように見える。

実はバイク以上に汚れやすい過酷な状況でも使ってみたのだが、そちらでも同様にかなり汚れが少なかった。余計なゴミがチェーンやスプロケットに噛みづらいのは非常にありがたいし、それでトラブルが防げるならそんな素晴らしいことはない。

イマイチな点

220ml缶はプラスチックノズルがイマイチ

BCL-005は折りたたみ式のノズルを採用しているので、いちいち蓋を取ったりノズルを差し込んだりする手間が無いのが良い。ただ220ml缶は若干気になる点があった。

ノズルがプラスチック製なのだが、これが結構柔らかく、チェーンに当たると簡単に意図しない方向に向いてしまう。

なのでこのようにチェーンとスプロケットの隙間を狙うように塗布すると、なかなか思い通りの場所にスプレーできなかった。これはちょっとイマイチ。

420ml缶のステンレスノズルは使いやすい

420ml缶はステンレスノズルを採用している。実際使ってみるとこちらの方が明らかに使いやすいし、目的のところに必要な量だけグリスアップすることができる。コストの問題があるのだろうが220ml缶もステンレスノズルにして欲しい…。

結論:良いチェーンルブなので最初から420ml缶を買うべき

というわけでBCL-005を使ってみたが、420ml缶が出てきた時点でお察しの通りかなり気に入って使っている。チェーンルブとして優秀なのはもちろん、ちょっとしたスプレーグリスとしても割と使えるし、地味に便利で素晴らしい。

強いて言うなら220ml缶のプラスチックノズルが、チェーンのグリスアップにはすごく使いづらいのが気になる。でも最初から420ml缶を買えば使いやすいステンレスノズルが付いてくるので、最初から420ml缶を買うのが正解。

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