2021年頃からずっと出る出ると言われ続けてなかなか販売されなかったタイヤ、NANKANG CR-Sがついに今年の3月8日にAUTOWAYより販売された。アジアンタイヤフリークは待っていた人も多いのでは?
トレッドパターンを見ても分かる通りこれは完全にADVAN A052を意識したスーパーハイグリップなラジアルタイヤで、サーキットでのラップタイムを短縮することを主眼においたモータースポーツ用タイヤ(NANKANG曰く「エクストリームパフォーマンスタイヤ」)。TW200なのもA052と同じだが、どうもこれは最近のアメリカの一部のイベントではTW200以上と指定されているためなんだとか。D1も今年(2022年)からタイヤの摩耗指数で使えるタイヤを制限するとのことなので、世界的に加熱しすぎた激やわハイグリップタイヤ競争に終止符が打たれた傾向にあるのかな?
それはそうとこのCR-S、2020年にアメリカでCR-1という名前でテストが開始されたところ、A052と同等かそれ以上のラップタイムが出たんだとか(参照元↓)。どこまで信用できるかということはさておき、少なくともかなりのグリップが有るタイヤであることには間違いないらしい。
こちらの情報によると、同サイズのA052と比較したときにCR-Sは少しだけ重量があったとのこと。ただ255/40R17サイズは僕もよく使っているのでわかるのだが、CR-Sの重量はアジアンとしては普通かちょっと軽いぐらいで、むしろA052がかなり軽く出来ているだけ。下記の価格差を考えてもこんなもんじゃないかなと思う。
VR08GPとほぼ同等の価格帯
3月8日現在でのAUTOWAYの販売価格とサイズラインナップはこの通り。15~20インチまで幅広く用意されているものの、サイズはかなり尖っている。なぜかメジャーサイズの265/35R18が無いのが気になるが、本国のラインナップには存在するのでそのうち入ってくるのではなかろうか。
価格帯としては同じコンセプトのVALINO VR08GPとほぼ同等。ADVAN A052の265/35R18がだいたい1本4.5万円ぐらいなことを考えると半額に近い値付けとなっているが、1本1万円台が主流のアジアンハイグリップタイヤの中ではちょっとお高め。ただA052の半値でそれと同等のラップタイムが刻めるなら、こんなお買い得なことはない。また高いタイヤをポンポン買うのは難しいので、A052を使いたい人の練習用としても非常にありな選択肢になるのではなかろうか。
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