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【DIY】ビートブレーカー無しでタイヤのビートを落とす方法4選【自己責任】

車やバイクの自宅タイヤ交換で一番難易度が高い作業。それはビート落とし。ここさえ乗り越えられれば後は根性でどうにかなるのだが、ビート落としだけは根性ではどうにもならない。

ここ最近は格安ビートブレーカーがインターネットで沢山売られているのでそういうものを買えばよいのだが、置き場所に困るしお金ももったいないし、できれば買わずにタイヤ交換したい。そんなひねくれた人のために、どうにかしてビートブレーカー無しでタイヤのビートを落とす方法を紹介する。

なお手間や時間がかかったり、とても危なかったりするので、以下に紹介する方法は決して真似してはいけない

そもそも自宅でのタイヤ交換はものすごく手間な割に苦労が報われないので、素直に車屋さんやバイク屋さんにお願いしましょう。

今回はバイクのタイヤのビートを落とします。

エアバルブの虫は外して、ホイールとビートの隙間にはCRCやシリコンスプレーなどの潤滑剤を塗っておく。

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その1:タイヤレバーでどうにかする

まずは自宅でタイヤ交換にチャレンジしようとしている人なら必ず持っている、タイヤレバーでどうにかする方法。

2本のタイヤレバーの1本を裏面(作業者から見てレバー先端が下がっている向き)、1本を表面(作業者から見てレバー先端が上がっている向き)にして、ホイールとタイヤの隙間に差し込む。

表面のレバーを下げて、ビートをホイールから剥がしていく。この時、裏面のレバーで表面のレバーが抜けてしまわないように軽く押さえながら、補助するようなイメージで裏面のレバーを上げていく。

これを少しずつ場所を移動しながら広い範囲で行うと、そのうちビートが落ちる。

割と柔らかいタイヤじゃないと難しい

ただしこの方法、タイヤ自体が割と柔らかくないと難しい。街乗り用のタイヤや小径タイヤであればこの方法でも行けるはず。

対して今回の作業で使ったタイヤのようなレーシングタイヤやハイグリップタイヤだとビートがかなり硬いため、この程度じゃ落とせない。というか実際に落とせなかった。

その2:ガレージジャッキと荷掛けベルトでどうにかする

自宅でタイヤ交換をしようと思っている人はガレージジャッキぐらい持っているはずなので、これと荷掛けベルトでどうにかしてみる。

ジャッキのベース部分とタイヤ・ホイールを荷掛けベルトで縛り、タイヤだけを持ち上げるような形でジャッキの位置を調整。ジャッキを上げて、ビートをタイヤから引き剥がしていく。

この方法、うまくできればそう難しくなくビートを落とせると思うのだが、タイヤに掛かるジャッキの面積が狭いためかタイヤが逃げてしまい、今回はうまく行かなかった。荷掛けベルトの締付具合によってホイールの位置がズレてしまうので、それもまた難しい。

今になって思えば、当て木を使ってより広いでタイヤを押せるようにすればビートが落ちたかもしれない。

その3:ちょうどいい隙間とパンタジャッキでどうにかする

頑丈でちょうどいい隙間とパンタジャッキがあれば、そこはビートブレーカーに早変わりする。

僕の場合は自宅にちょうどいい隙間があったので、そこにパンタジャッキを横向きにかけて、ビートを落とすことに成功した。タイヤ側は傷がつかないように当て木が必須。

効率よくビートを落とすためのコツは2つ。

  • パンタジャッキの地面側をタイヤに当てて、広い面積でタイヤを押す
  • パンタジャッキの反対側は広い面積で当て木をして、力が逃げるのを防ぐ

片方のビートが落ちると力が逃げるためか、反対側のビートが落ちづらくなるのだが、この2つのコツを押さえれば瞬殺。サクサクっとビートを落とせるようになる。

とても危ないので真似してはいけない

当たり前だが、これはパンタジャッキの使い方としては全く正しくないので真似してはいけない。パンタジャッキが逃げたりするとかなり危ないし、ホイールが傷つく可能性も非常に高い。

あとちょうどいい隙間が家に無いからと言って、電柱が2本横並びになってる隙間を使うとか、いい感じに幅広で深い側溝とか、そういう場所で作業するのも良くない。

その4:公園のシーソーでどうにかする

僕の友人によると、公園のシーソーは無料で使えるビートブレーカーらしい。僕はシーソーでビート落とししたことがないので本当にそうなのかはわからないのだが、どうやって作業すればよいのか、だいたい察しはつく。

ただ、家の隣の公園にシーソーがある人ならまだしも、そうじゃない人は意外と手間のかかる方法な気がする。モラル的な問題もあるので真似してはいけない。

素直に車屋さんにお願いしよう

ビートを落とす4つの方法を紹介したが、どれも手間や時間がかかったり危なかったりと、全くおすすめできない。ビートブレーカーを1つ持ってさえいれば、一瞬で安全に終わるというのに。しかも今どき4000円も出せば買える安い工具なので、買わないほうがおかしい。

自宅でタイヤ交換をしたいなどという酔狂な人はビートブレーカーを買うべき。でも、そういう人であってもタイヤ交換は手間すぎる。自分でやると実感できるが、車屋さんのタイヤ交換工賃はこの苦労に対して安すぎる。

なので素直に車屋さんにお願いしましょう。1年で大量にタイヤ交換をする人でない限り、そのほうが確実に安全で、結果的に安い。

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