タイヤ通販大手のオートウェイがタイ製タイヤ「OTANI BM2000」の取り扱いを開始したそう。どうもサーキット走行も視野に入れたハイグリップタイヤらしき印象で、どんなタイヤなのか気になる。
てっきりビッグフライ!オータニサン!でおなじみメジャーリーガーの大谷選手にあやかって名付けたれたブランドなんだと思いきや、OTANIタイヤブランドは1986年スタートのタイでは割とメジャーなブランドなんだとか。失礼しました。
低コストで割と食いそうなOTANI BM2000
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これが新たに国内販売されるOTANI BM2000。ADVAN NEOVAとFEDERAL 595シリーズを足して2で割ったようなトレッドパターンでイカつい印象。トレッドウェア(TW)は180で、かなりグリップによったコンパウンドになっているらしい。
![](https://hyakkaidan.com/wp-content/uploads/2024/06/BM2000-1.png)
オートウェイのブランドサイトによれば、
- サーキット走行などのスポーツドライビングで優れたグリップ力を発揮
- トレッドパターンの最適化でウエットでのハイドロプレーニング現象を抑制
- 高いケース剛性で応答性の高いステアリングレスポンスを実現
と、なかなかサーキット走行を意識した説明がなされている。まぁ実際のところどうなのかは走ってみないことにはわからないので参考程度に。
![](https://hyakkaidan.com/wp-content/uploads/2024/06/BM2000-2.png)
OTANI BM2000で素晴らしいのが価格。この強烈な円安の時代に255/35R18が一本約1.5万円、ロードスターサイズな195/50R15なら一本約8000円とかなり良心的な価格が設定されている。この感じならサーキットメジャーサイズな265/35R18が1.5万円ぐらいで買えそう。格安タイヤ定番のNANKANG NS-2Rとほぼ同等の価格。
Z3相当のグリップ感だとか
発売と同時に「車のニュース」さんでPR記事が公開されている。袖ケ浦フォレストレースウェイをロードスターやGR86/BRZで走行したレビュー記事で、詳しい情報はそちらで確認して欲しい。
![](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/02/MG_7384.jpg)
![](https://hyakkaidan.com/wp-content/uploads/2024/06/BM2000-3.png)
気になるのはタイヤ表面の写真で、気温20度を超える陽気の中15周走った表面が結構サラッとしているように見える。ドロドロに溶けるコンパウンドと言うよりも、構造との組み合わせでしっかりグリップさせてくれるタイヤなのかもしれない。耐久性が高そうなのは素直に嬉しい。
記事の中でもサラッと書かれているが、記事内のレビューに参加したユーザーによれば「Z3やAD09ネオバ相当のグリップ」とのことで、極端にタイムアタックに振ったモデルでは無いとのこと。
見た目的にもKENDA KR20Aっぽい感じなのかな~といった印象で、記事を読む限りでは多少のヨレを感じるということなのでほぼKR20Aなのでは?と勝手に思ってる。でもKR20A相当なら選択肢として悪くないと言うか、コスパで考えればむしろかなり良いはず。
OTANI BM2000、もしかすると格安ハイグリップタイヤの新星として輝くのかもしれない。
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