銅グリスって知ってる?結構使えて便利、そして整備性UPや車の性能UPにつながる(かもしれない)のが銅グリス。DIY派でも1個は持っておくと何かと便利で素晴らしい。
銅グリスは耐熱性・導電性に優れる
グリスっていうのは粘性がそれ自身に粘性がありつつも、主に物が擦れ合うような箇所に対して潤滑性能を高めるために使うもの、なんてことはいちいち書かなくてもいいことだと思う。でもそのグリスの中にも、万能グリスだったりモリブデングリスだったりといろいろ種類があって、それに合わせて使用用途が異なる。
今回紹介したい銅グリスってのは、一般的に耐熱性が普通のグリスに比べてはるかに高いグリスのことを指す。ほとんどはリチウムグリスに銅の粉末などなどを混ぜたものらしい。耐熱温度は軽く1000℃を超えるが、その分粘度が高くてあまり潤滑性能が高いとはいいがたい。
じゃあ何に使うんだって話だが、よく使うのがホイールナットを止めてるハブボルト。あのネジ山にグリスを塗ることでネジの焼き付き防止、また締め付けトルクにばらつきが出にくくなるのでより均等に全部のボルトを締めることができる。ついでに言うと、ボルトとナット双方の表面がきれいにならされるのでよりキチンと締まるようにもなる。ホイールナットにグリス塗ってるのに緩みにくくなるっていうんだから不思議よね。
それ以外にも、超高熱になる排気管周りのネジに塗るといいだとか、バッテリーの端子に塗るとアーシング以上の効果があるだとかいろんな用途に使えるらしい。いちいち説明するのはめんどくさいし、かなり丁寧に説明してくれてるサイトがあったのでそちらを参照してほしい。
って言っても銅グリスは他のグリスと比べるとちと高い。なるべく使用用途を考えながら使ったほうがお財布に優しい。まぁ導電性に関してはただのオカルトだと思うけど…。
DAYTONA カッパーコンパウンドを買ってみた
そんなわけで僕も銅グリスを買ってみた。これを選んだ理由は、
- モノタロウで買える
これもトルクレンチと一緒に買ったシリーズの一つ。送料無料になるから一緒に買っとくかって感じ。 - 量が多く安い
大体の銅グリスは、ほんのちょっとの量で500円とか、そこそこ入ってて2000円とかだが、これは100gで1700円ぐらいだった。モノタロウブランドのほうがもうちょっと安かったのだが、それにしなかった理由は次にあげる。 - 刷毛付き
このグリス、蓋を取ると裏側に刷毛がついてて、手を汚さずともグリスアップできる。これは高ポイント。作業中にいちいち軍手を取って指先にグリスをつけて、とかはめんどくさい。
意外と小さい
どうでもいいけど、商品が届いたときに思っていたよりも小さくてびっくりした。考えてみれば100gしか入ってないんだからこんなもんっちゃこんなもんなんだけど…。実際個人で100g使い切ろうと思うとかなり大胆に使いまくらないとできないので十分。
耐熱温度は広い
この手の商品のベストセラー「コパスリップ」は-40℃~1100℃まで対応だが、これはなぜか+100℃広い-40℃~1200℃まで対応している。何となくうれしい。
プラスチックケースがうれしい
大抵少量で売られてるグリスはチューブタイプだが、硬めのプラスチックケースに入れられているので破れてしまったりし無さそうでいい。大体チューブタイプのを工具箱に入れてるとプラスドライバーに突き破られたりするんだよな…。ただ工具箱に入れるにはちょっと邪魔なサイズ感。
使ってみた
ハブボルトに
刷毛を使ってボルトの先にちょいちょいとつければ、あとはナットを占めるのと一緒に全体にグリスがいきわたる。その効果は素晴らしく、今までわずかに引っ掛かりを感じながら締めていたナットがスルスル入っていく。でもきちんとトルクは出るし、緩みもしない。実に素晴らしい。出っ張ってるところにグリスがついているので、気を付けないといつの間にか服にグリスがついてたりするけど…。毎回塗りなおす必要はないと思うが、ゴミが付きやすくなるので、そういう時はきれいなウエスで軽くふいたほうがいいだろう。
ブレーキパッドの鳴き防止に
ブレーキパッドとシムの間などに塗ると鳴き防止に大活躍する。前につけたときはグリスアップなんてしてなかったので盛大に鳴いてたが、今は全然鳴かない。こりゃ凄い。あとはサーキットで走って熱が入ったらどうなるかを確かめればOKだろう。
とりあえず素晴らしい
この手の商品は長い目で見てみないと本当にいいかどうかは判断しにくいが、とりあえず現状では好印象。まぁ安いし。バッテリーやプラグへの塗布はそのうちやってみることにしよう。やってみたことないのにオカルトだと否定するのは良くない。少なくともプラグはかじり防止になるし。
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