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小型軽量ボディに135N・mの高トルクを持つインパクトドライバー!マキタTD111DSMX

今後のいろいろなことを考えると、電動のインパクトドライバーが一本あるといいなという状況になった。正直そこまでハイパワーな物はいらないし、持ち運びや使い勝手を考えると軽くて小さめのものがいい。中華の適当なものも面白そうだからいいかな~と思いつつ、せっかく買うなら憧れのあのメーカーの物が欲しい。そんなことを考えてしばらく悶々と過ごしていた。

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マキタの10.8Vインパクトドライバー TD111DSMX

というわけで買ったのがこれ。マキタの10.8Vスライドシリーズのインパクトドライバー、TD111D。これのパッケージ品には1.5Ahバッテリー×2個が付属するTD111DSHXと、4.0Ahバッテリー×2個が付属するTD111DSMXの2つがあるが、今回は後者を購入した。1.5Ahに比べると値段は少し上がるのだが、バッテリーを単品で買うより遥かに安いし、何より大は小を兼ねる。使いたいときに電池が切れてるという状況ほどストレスが溜まることはないので、バッテリー容量は大きいに越したことはない。

このTD111D、1kg未満(※1.5Ahバッテリー使用時)のインパクトドライバーとしては最強の締め付けトルクである135N・mを誇る、小型軽量にしてハイパワーという欲張り工具。2016年発売モデルというのが少し気になったが、ブラシレスモーターでリチウムイオンバッテリーだし、機能的にもスペック的にも購入時(2021年11月)で同クラス最強最高だったのもポイント。

正直なところここまでのパワーは要らないので、もっと安価で小型のTD090D(90N・m)でもいいかな~とは思った。でもやっぱり、いかにもインパクトドライバー!って形のほうが好き。男の子だから。あとTD090Dはバッテリーが小さく、ブラシモーター、しかも全長は実はTD111Dのほうが20mm短い(高さは30mm以上TD090Dの方が低い)と、見た目から受ける印象以上にTD111Dとサイズ感は変わらないか、むしろTD111Dの方が小さい。となるとやはり大は小を兼ねるということでTD111Dに軍配が上がる。値段も上がるけど…。

かなりコンパクトなヘッドのインパクトドライバー

一昔前のインパクトドライバーしか知らないので、かなり小さくなったんだなぁ~という印象をひと目見て受けた。サイズは幅66×長さ135×高さ229mm。グリップが細身で手に収まるし、上下の重量バランスも丁度いい感じで実際よりも軽く感じる。1.5Ahのバッテリーだとボックスレンチなどを装着した際の重量バランスが悪くなりそうな印象で、そういう意味でも4.0Ahバッテリーのほうがいいかもしれない。

パワーは「弱・強・楽らくモード」の3段階で調整可能。「楽らくモード」は回し始めにゆっくり、トルクが掛かると回転数が速くなるモードで、木ネジを打つときに便利かも。でも個人的には指先のトリガーで速度を調整するほうが楽な感じがした。

軽くトリガーを引くとライトがしばらく点灯するので暗いところでの作業も安心。そこそこの明るさがあるので意外と嬉しい。

本体、バッテリー、合計の重量がそれぞれこれ。

付属のケースは、本体にバッテリーをつければ合計3つまで収納できるようになっている。ケースサイズは357×282×102mm(実寸)と小型。

充電器のコードを小さめに縛り直すと、充電器の前後を逆にして収納できた。こうすればスペースを有効活用できる。

ケース、バッテリー×2個、充電器、付属のビット込みでの重量はほぼ3kg。これぐらいなら持ち運びに苦労することはない。

ソケットアダプターでインパクトレンチとして使う

僕の場合ドリルやドライバーとして使うことはあまりないので、モノタロウのソケットアダプターでソケットを使える用にしたい。

このアダプターは少し長いので見た目がイマイチになるが、通常のソケットはもちろん、ホイールナット用のソケットも使える。

ホイールナットも取り外せるパワー

実際にこのTD111Dを使って車のホイールナットを取り外してみた映像がこれ。110N・mで締め付けられたナットなら余裕で取り外すことができたし、この後諸々の作業を行っても電池残量は十分。200N・mの締め付けトルクを持つEARTH MAN infini-Link IW-180LiBよりも明らかに回転数が速いのでサクサク作業できて気持ちがいい。

またヘッドの小ささを利用して、狭いところのネジを外すのにも活用できた。特に錆びて固着したスタビリンクを取り外す際には、もう少しヘッドが大きかったら入らないという場面もあったので、TD111Dの小型さとハイパワーにかなり助けられた。

ただ、絶対的なトルクは135N・mであるので、きつく締め付けられてしまっているナットを取り外せない場面は実際にあった。というかTD111Dの強モードで軽く締め付けただけのつもりのホイールナットをTD111Dで外せない場面があった。ホイールナットに使う場合は、締め付けは弱モード+トルクレンチ、取り外しは強モードと使い分けたほうが良いかもしれない。

ちなみにこれで木ネジを打ってみたりもしたが、ネジがブレることもなく、まるで豆腐に釘を打ってるんじゃないかというぐらいのスピード感でネジが木材に吸い込まれていった。

取り回しの良いインパクトドライバー

というわけでこのTD111DSMX、さすがはマキタというだけあって文句の付け所がないぐらい素晴らしい。せいぜい不満を言うなら大きすぎる充電器と値段ぐらい。マキタの10.8Vスライドバッテリーシリーズは他に使える工具も多いので、バッテリーは結構使いまわしが効く。…僕が欲しいと思う工具は他シリーズにしかなかったりもするけど…。せっかく気合を入れて買ったので、これからはガンガン使って作業効率をアップさせていきたい。

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