僕のRX-8は総走行距離11万キロを目前に控え、エンジンのかかりは悪いし振動はするし排気ガスは臭くて仕方がないしと、なんかもういろいろアレな状態になっている。まぁ確かにバッテリーとかエンジンマウントとかの劣化もあるとはいえ、これがロータリーエンジンの宿命なのかと頭を悩ませている。かといってエンジンオーバーホールなんてする気はない。20万ぐらいでできるんだったら考えるけど…。
悪あがきをする
ロータリーエンジンに限ったことではないが、定期的なメンテナンスを行っているエンジンの性能が劣化する原因としては、金属の摩耗とカーボンの蓄積の2つが上げられる。金属摩耗に関してはどうしようもないが、カーボンの蓄積ならどうにかならないこともない。燃料添加剤だ。
燃料添加剤はオカルトチューン?
燃料添加剤はオカルトチューンという認識が世間一般にはあるっぽいが、気持ちはわからんこともない。燃料満タン(60L)に200~300mLの添加剤入れて何が変わるんだって思う。その一方で、僕は一部の燃料添加剤が本当にすごいことも知ってる。これはレースで実際にタイムが上がったりするという効果を目の当たりにしたことが複数回あるからだ。
ところが、ことエンジン内部を洗浄するという効果に関しては世間一般と同じく懐疑的。Wako’sのフューエルワンとか有名だけど本当かよ?という気持ちでいっぱいだ。でも使ったこともないのに「あんなものはオカルトだ」と主張するのはどうかと思う。だから今回の悪あがきに使ってみることにした。
ホルツ E-plus フューエルウォッシュ
というわけで、とりあえず近所のオートバックスで一番安かった燃料添加剤を買ってみた。それがこのホルツ E-plus フューエルウォッシュ。
『覚醒せよエンジン』とか書かれてる。こんなもんで覚醒したら苦労しない。
特価で売られていたのだが、下にある元の値段が気になる…。
ぺろっ
えぇ…。すごい微妙な値下げだな…。買った当日に調べたときではAmazonで買うよりずっと安かったからいいけど…。
使ってみた
というわけで、燃料を満タンにしたタイミングで添加剤を投入、そのまま大分から愛知への旅に出発した。高速道路を3000rpm付近を維持したまま900kmほど走り続けるので、添加剤なんて入れなくてもたいていの場合調子が良くなるのでいまいち今回の実験には適さない気がするが、一気に燃料を使えるからちょうどいいのかもしれない。
走っているうちに思ったことは、若干ながらいつもより燃費がいい気がした。何となく燃料の減り方が少ない気がする。どうなんだろうなぁ~なんて思いながら550kmほど走った地点で給油した。この時点での燃費が出た。するとその結果は…
10.84km/L
うーん、同じように高速道路をずっと走るときの燃費はおおよそ10km/Lを超える程度なのでそこまで顕著な燃費の伸びは認められない。その後もサーキット行ったり街中を走ったり大分まで帰ったりしてみたけどいまいちレスポンスが良くなったとかアイドリングが安定したとかパワーが出たとかいう実感はない。計算してないけど燃費だけは何となくよくなった気はする。フューエルワンは高すぎるから今度使うならカストロールの添加剤にしてみるか…。
こっちのほうがオススメ↓
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