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RX-8のシフトフィーリングの改善を求めPPFを締め直す

シフトフィールがちょっと悪い感じがする。具体的には1速2速が渋めで、ダウンシフトするときの1速なんて街乗りでもダブルクラッチしないと入らないし、サーキット走るとたまに2速で弾かれてしまう。

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MTオイル交換直後からこんな感じ

先日MTオイルをSUNOCOのフルエステルオイルに交換して以来、それまで全然入らなかった1速にちゃんと入るようになったし、ミッションが本当に「スコッスコッ」と入るようになって最高に気持ちよくなった。のだけども、最初に書いたように1速2速にまだ渋みが残っていた。実用には問題ないレベルだけども、せっかくいいオイルを入れたのに2速で弾かれるってのはいかがなものか…。

RX-8(前期5MT)のMTオイル&デフオイルの交換手順
サーキット走行を行うと、エンジンオイルと同じようにミッションオイルやデフオイルも劣化していく。デフオイルは正直劣化が分かりにくい(特に僕のエイトは純正のトルセンデフだから余計にわからない)が、ミッションオイルは入りが硬くなったり、時には弾か...

PPFを締め直してみる

ロードスターやRX-7、そして僕のRX-8もそうだが、マツダのFR車はPPF(パワープラントフォーム)という長い補強材のようなものがついていて、ミッションマウントが存在せずミッションとデフがPPFで繋がれている。パワートレーンを直結することで剛性とダイレクト感を得ているのだが、重たいミッションがいわば宙づり状態になっているので、エンジンマウントの劣化や負荷がかかったことによるPPFそのもののネジレやズレによってミッションフィーリングの悪化が引き起こされる…らしい。

というわけで締め直してみよう。

現在の状態

とりあえずMTオイル交換の時と同じように高くジャッキアップしておく。

締め直す前の状態はこんな感じ。赤丸で囲ったPPFの最下部とフロントトンネルメンバとの間は指一本入る程度で、約15mm。本当はその横のPPFの平たいところとトンネルメンバの間を測って、そこが55mm程度になるように調整するらしいが、整備書とか持ってるわけではないので良く正確な測り方などは知らない。

まずはネジを緩める

前側のミッション結合部はこの4か所で止まっている。全部21mmのロングソケットがあれば外せる。つまりトルクレンチに付属しているディープソケットで行ける。あとはエクステンションとスピンナーハンドル、結構なトルクで締まっているのでスピンナーを延長できる柄があればできるはず。ちゃんとCRC等の潤滑剤をかけてから緩める。あくまでも緩めるだけ。写真左下の2か所を緩めた段階でミッションがずるっと下がってくる。

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リアはこの5か所。フロントと同じく21mmのディープソケットを使って軽く緩める。

ミッションを持ち上げた状態で締め直す

ミッションにジャッキを当てて持ち上げる。PPFの位置や「ミシミシ」という音を頼りに適当な高さに持ち上げる。


動画も撮ってみた。結構持ち上がるのでびっくりする(笑)。エンジンの位置が高くなるので釣られてエキマニや触媒も持ち上がって最低地上高を確保できる。まぁノーマル車高の僕のエイトにはあんまり関係のない話だけど…。と言いつつ触媒を擦った跡がいくつかあるので、そっちの意味でも効果はあると思う。

ミッションをジャッキで持ち上げた状態を維持したまま、先ほど緩めたナットを締め直す。本来なら細かい順序があるらしいが、後ろ側⇒前側の順で締める。PPF前側は長穴加工されているので前側で調整できるようになっているようだ。

15mmほど持ち上がった

締め直してみた結果、15mmほど持ち上がった。適正値がどの程度のものなのかはわからないが…。本来なら1G状態で締め直すのがいいのだろうが、タイヤが接地した状態で車体下にもぐれるような設備がないのでこうするしかない。

シフトフィールが改善!

作業後近所を軽く走ってみたところ、まず第一にシフトレバーの位置が高くなっていてわずかに違和感を覚えたが、問題の1速2速のフィーリングはかなり改善されていた。わざとダウンシフトで1速に入れてみたりしたところ、若干の硬さはあれどこれまでよりも明らかに入れやすくなっていた。距離を走った車でシフトフィールに不満があれば、この作業は一度試してみたらいいかもしれない。なんていったって工具さえあればタダでできるのだ。

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