最近、というか11月ごろからではあるが、エイトの後ろ側からカチャカチャと金属が接触するような音がするようになった。その原因は何となく、というか容易に想像でき、まぁ間違いなく9月末につけた車高調からしているはず。装着したBLITZ ZZ-Rのリアショックはなぜだかアッパー側が二重構造になっていて、そこに段差を乗り越えたときなどに瞬間的に浮き上がりカチャカチャとした音を鳴らしているに違いない。しかし、これはおかしい。車高調はスプリングのプリロードを0で組んだので、二重構造部分に隙間ができることはないはずなのだが…?
バネが遊んでる
実際のところ車高調を組んだ後には何度もジャッキアップしてタイヤを外したりしているので原因は分かっている。バネが遊んでいるのだ。しかしプリロード0で組んだはずなのにバネが遊んでいるとはこれいかに。通常プリロード調整はスプリングシートを締めるだけなので簡単にできるのだが、RX-8のリアはサスアームが邪魔でいまいち作業性が悪いのと、どうせだからバネの長さをちゃんと測りたいので、いったん車高調を外す。車高調の外し方は以下を参照。
外した車高調はこんな感じ。左側のバネは写真でわかるぐらい遊んでいる。一体全体なぜ…?
ついでにBLITZ ZZ-Rの点検
車高調を外したついでにばらして点検。さすがに3か月ちょっとの使用期間じゃオイル漏れはないが、バネレートをしっかり計算したおかげでバンプタッチした形跡もなく、状態はとても素晴らしい。きれいな布でショックやケースを軽くぬぐってきれいにしておく。
MAQSのバネは3%ほど縮んでいた
そして肝心のバネがこちら。少々わかりずらいが、左側のバネが右側のそれより2mmぐらい短い。
長さを測ってみると、1本は144mm、もう1本は146mmという結果に。もともと150mmのバネだったので、5mmぐらいヘタっていることになる。確かにこれだけ自由長が短くなればバネが遊んで音が気になるし、なんだか車高が下がった感じもするわけだ…。
プリロードを再調整し装着
バネの長さが縮んだという事実さえわかればなんてことはない。プリロードを0に再調整し、縮んだ分に合わせて車高を合わせれば何の問題もない。そうやって調整すれば元の車高や性能を取り戻せるのが全長調整式車高調のメリットでもある。
でもリアでこれだけ縮んでいたのだから、フロントのバネもヘタってるんじゃないかと心配になった…。近々確認しよう…。確認しました。
MAQSはヘタリ保障がある
ちなみにMAQSのバネは、出荷から3年以内に自由長が3%以上縮むと新品に交換してくれる保証サービスがある。今回見てみた限り1本はこの保証が適用されそうだったが、新品のバネを待っている間につけるバネがZZ-Rの吊るししかないのと、これからさらにヘタるのかどうかを検証したいのでとりあえずこの保証を使うのは保留にした。
ヘタリ保障を使って交換
2018年7月にヘタリ保障を使って新品に交換。あまりにスムーズで丁寧な対応にびっくり。
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