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【RX-8】ターンインの挙動を安定させるためにブレーキパッドをDIXCEL R01 Typeに変更@158056km

これまでずっと、サーキットを走るうえで悩んでいた問題があった。それは「ブレーキからのターンイン時のリアの挙動が乱れやすい」ということ。小回りしやすくて便利ではあるのだが、高速コーナーだと正直つらい。どうにかしたい。

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足回りのセッティングでは詰め切れない

RX-8は基本的にフロントが勝ちがちな車だと僕は認識している。なので対策のために、少しリア下がりな車高セッティング&フロントとリアの減衰を同じにする、というセッティングを行っている。こうすると立ち上がり時にアンダーになりやすいという代償はあるものの、この車はあまりパワーも無いし、入り口で向きを変えてしまえばさほど問題にならないので、車高バランスについてはかなりいいところにあるのではないか、と個人的には思っている。

ブレーキングでリア荷重が抜けている?

ではなぜブレーキング時に挙動を乱しやすいのか?これまでの様々な現象を踏まえ色々考え、人からの意見も聞いてみたが、ブレーキングで前のめりになりすぎているのではないか、という結論に至った。実際制動距離を長くするように弱めにブレーキングしたり、早めのタイミングでブレーキリリースするとリアを落ち着かせることができないことも無い。要はリアタイヤの荷重が抜けすぎているのだ。

このRX-8にはBRITZ ZZ-Rという車高調が付いているのだが、これのリアのストローク量はちょっと短め。現在は8Kのバネが付いているが、一度10Kにレートアップした際にこの挙動が顕著に出たので、リバウンドストローク量が大きく影響しているはずだ。リアをもっと伸ばすためにレートダウンするという手がないことも無いが、欲しいレート/レングスが存在しない。

もっと効かないブレーキにするという選択

通常この現象を解消しようと思ったら、リアのブレーキをもっと強めるという方法を取るべきである。リアがフロントよりも早いタイミングで効けばリアサスもしっかり沈めることができるので、ターンインの挙動はより安定するはず。

…ただ、現状のブレーキパッドがベストか?といわれるとあまりそうとは思っていないところはある。

僕は長いことProject μのHC+を愛用しているが、これは比較的安価に手に入って、サーキットで遊んでも全くへこたれず、僕の使い方なら3~4年は持つ高耐久性というのが気に入っている。要はとにかくローコストで遊べるパッドなのだ。

反面、HC+の高めな初期制動はあんまり好きじゃない。カックンブレーキというほどではないにせよガツンと効くので踏み始めは少し慣れが必要だし、チョンブレでも効きすぎる嫌いがある。なんだかブレーキパッドがギュッとローターに食い込んでいくイメージで、リリースの離れもあんまりよくない。あと熱が入ってくるとタッチが少し柔らかくなってくるのもあまり気に行ってはいない。正直この辺は好みの話だが、これ以上初期制動が強いパッドをリアに入れるのはちょっとな…と思うところがある。もちろんフロントを初期制動低めのパッドにするという選択肢もあるのだけど。

問題の挙動は、ATR-Kのようなそこそこのハイグリップタイヤを履くまではそこまで気にならなかったのだが、考えてみればそれは「そもそもそこまでブレーキを踏めなかったからではないか?」と思った。先にも書いたが踏まなければ出ないのだ。

ということで考えた結果、

「初期が効かずに、よりブレーキ踏力でコントロールするパッドにすれば、フロントばかりが先に効いてリアが浮く現象が緩和できるのでは?」

という結論に至った。そっちの方がリリース性能もいいはず。

DIXCEL R01 Type

やたら長い前置きがあったが、最終的に選んだのがDIXCEL R01 Type。メーカーが「サーキットハードユース」に分類するレーシングパッドである。ストリートパッドのDIXCEL Z Typeも結構いいらしいのだが、オートポリスのような大きいサーキットだと役不足だとアドバイスを頂いたので、こちらにしてみた。

考えてみればこの車、最近あんまりサーキット以外では動かしてないし、ストリートパッドじゃなくてもよくないか?って気がしてきた。

RX-8用の品番はこちら。

スペック・特徴

メーカー曰く、このパッドの特徴は以下の通り。

  • 特徴的な低熱伝導性がブレーキコンポーネンツへの熱害を抑制
  • ドライバーが踏力により自在にコントロールが出来るフラットなミュー特性
  • レース材にもかかわらず、非常にマイルドなローター攻撃性
  • 焼結合金に近い製法により、高密度に摩擦材を成型(高い耐熱性と高強度を実現)
  • 材質:高密度グラファイト・メタリック
  • 適正温度:200~900℃
  • 初期μ:0.48
  • 平均μ:0.38~0.43
  • ステージ:N1レース、ターマックラリー、サーキット走行

適正温度が200℃~と明らかにストリート向けではないので注意が必要。DIXCELのサーキットパッドにはRE・RA・R01の3種があるが、その中では最もμが低いモデルになっている。

R01 Typeは塗装が黒だったり金だったりするらしいが、手元に届いたのは黒に塗装されていた。フロントは真ん中に一本、リアは両端に2本鋲が打ってある。摩剤にはダスト排出用の溝が彫られている。

レーシングパッドらしく面取りが一切なく、ブレーキ鳴きなど考慮するつもりが全く感じられない。そういうつもりで買ってるので全く問題ないけど、その分安くしてほしい。フロントとリアで摩剤が違うように見えるのだが詳しくは不明。なぜか微妙にアンモニア臭が(特にリアパッドから)するのが気になる。

新品時の摩剤の厚みは、フロントが10mm、リアが8mmだった。

ブレーキパッドグリスも付属していた。詳細不明ながら、高温に対応していそうなカッパーグリス系っぽくて嬉しい。

ブレーキパッド交換@158056km

交換作業は158056kmの時に行った。

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