定番になって当然の快適な使い心地。BRIDGESTONE レーシングエアゲージ RCG-20【レビュー】

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サーキットで”タイムを削る”上でタイヤの空気圧調整は非常に重要なポイントであることは言うまでもない。誰でも簡単に出来るのに、タイヤの性能を完璧に出し切るためのキーポイントがタイヤの空気圧だ。そのためにはきちんと調整できるエアゲージを持っていることは必須条件である。

……ただ一方で、今まで僕はあえてエーモンの一番安いエアゲージをサーキット用に使ってきた。安い物を使うことで「気軽にサーキット走行を楽しんでいる」ことを自分に言い聞かせるためだ。用途としては十分ながら、本気になりすぎないための要素としての選択をしている。

ただやっぱり、別用に持っている良いエアゲージに比べるとだいぶ使いずらい。調整しずらいし、空気が抜けるのは遅いし、差し込み口の安定性が悪いし、何よりかっこよくない。精度が微妙なのも正直理解してるし、やっぱりサーキット用にもちょっといいやつが欲しいな、って常々思っているのも事実で…。

BRIDGESTONE レーシングエアゲージ RCG-20

というわけで選んでしまったのが、モータースポーツの世界ではド定番品のBRIDGESTONE レーシングエアゲージ。差し込み口がストレートのRCG-20だ。

エアゲージといえばここ!と評判の旭産業株式会社が生産するエアゲージ。OEM元にはほぼ同等の製品があるが、こちらの方が安いのと、MAXがOEM元よりも200kPa低い400kPaに設定されているため、ゲージが大きく見やすくなっている。あとやっぱり赤黒の組み合わせとBSロゴがかっこいい(笑)。

直径60mmのゲージは見やすいサイズでかつ持ち運びも容易なコンパクトさ。MAX400kPaに設定されているのでエア圧を細かく管理できる。

個人的に大事なことなのだが、kPaとPSI、二つの単位の目盛りが並列しているタイプのエアゲージは、稀にどちらのエア圧で管理していたか分からなくなってしまうことがあるので好きじゃない。人間焦るとしょうもないミスをしてしまうもの。このエアゲージにはkPa表示しかないので、そのような凡ミスが無くなるのがとても良い。ポンドヤード法は滅びるべし。

本体とチャックそれぞれの付け根は回転接手になっているのだが、「こんなにスルスル回ってもエア漏れしないの?」と思うぐらいめちゃくちゃスムーズに動く。非常に柔らかく少し長めなホースと合わせて、取り回しが最高にいい。

ド定番なのが納得できる使い心地

実際にBRIDGESTONE レーシングエアゲージを使ってみると、その使い心地の良さに感嘆する。取り回しのいいホースは全く無理なくホイールのエアバルブに向くことができるし、サイズが大きく重量感もあるエアチャックはエアバルブにぶれなくしっかりと刺さる。その上このエアチャック、非常に良くできていて抜き差ししてもエアが漏れる量がごくわずかしかない。

エアが抜ける量も遅すぎず早すぎずで調整しやすい。エア調整ボタンの動きが軽いので抑えやすいし、本体も重たくないので負担がない。当然のことながら何度エアを測っても同じ値を示してくれる。なにこれ最高では…?

当たり前の使いやすさ

高精度であるという点は大前提としても、適度な持ち運びやすさ、ゲージの見やすさ、ホースの柔らかさ、チャックの掴みの良さなど、このエアゲージ、とにかく使いやすい。エアゲージに関する諸々の不満はほぼこれ一個で解消されるだろう。サーキット走行を快適に楽しむための一役を買ってくれるはず。

空気を入れるのも一つで済ませたい!という人は、同じく旭産業が作るゲージボタルがいいとか。