PHILIPS X-treme Ultinon HIDバルブは明るく見やすい社外バーナー【レビュー】

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僕の愛車のRX-8は初年度登録からおよそ14年半が経過し、いろんなところに古さやボロさが目立つようになってきた。その中の一つはヘッドライト(ロービーム)の明るさ。ヘッドライトの黄ばみはウレタンクリア塗装によって解消しているのだけども、何となく最近は周りの車に比べるとライトの光量が劣っているような気がしていた。最近の純正LEDヘッドライトって光がパキッと直線的なので余計に明るく見えるんだよね…。 さすがに14年半も経って純正HIDバルブはかなり劣化してきているだろうし、ここらでロービームを交換してみるのもいいかもしれないと思ったのだった。

ロービームに社外LEDバルブはまだ手を出すべきじゃないかも

「せっかくバルブ交換するならLEDにしたいな~」なんて思ったのだけども、ちょっと微妙かなと思ってパスした。理由は以下の通り。

  • 絶対的な光量に疑問が残る
  • 冷却不足による長時間駆動の光量低下が不安
  • 電動ファンで冷却するタイプはファンの寿命が気になる
  • RX-8はヘッドライト裏のスペースが狭く閉じられているので、LEDバルブの装着や冷却が難しい
  • ちゃんとしたブランドの製品は値段が高い

RX-8の場合、ロービームはプロジェクターライトなので、構造的には光源位置が多少ずれているバルブを使ってもカットラインは出るはず。しかしLEDバルブの絶対的な光量はまだまだHIDには及ばない。HID越えの明るさをアピールする製品もあるが、LEDバルブは効率的に冷却できないと光量がどんどん落ちてしまうという性質がある。短時間の使用がほとんどなハイビームならまだしも、長時間駆動させるロービームでは社外LEDバルブの使用はどうなのだろう?と考えた。

PHILIPS X-treme Ultinon HIDバルブを購入!

というわけで買ったのは、一流ドイツブランドPHILIPSの最高級バルブ、X-treme Ultinon HIDバルブ。正直全然安くない(むしろ高い)のだが、僕は夜間の高速道路移動が多いので、ここに安物を入れるのはリスクだと感じ、しっかりした製品をチョイスした。RX-8のロービームバルブ形式はD2Sだが、このバルブはD2Rと共用できるもの。

明るさと色温度を両立

このバルブの明るさは2850lm。色温度は6000Kなので、ほぼほぼ純白の色合いになる。ちなみに色温度を上げると明るさは落ちる傾向にあり、純正バルブは大体どれも色温度4300Kで明るさが3200lmほどらしい。4300Kほどの黄色が少し入った色合いのほうが全天候型で、特に雨天時は見やすい。X-treme Ultinonは明るさと色温度を無難な範囲で両立していると言える。

じゃあ純正比で暗くなるのか?と言われればそんなことはない。なぜなら僕の場合は使い込んでいてHIDバルブの光量が下がっている(と思われる)から。HIDバルブはおよそ約2000時間、つまり1日2時間使用した場合には3年間で新品時の70%まで光量が落ちると言われている。さらにHIDバルブの寿命は15年程度
(参照:WEB CARTOP) それぐらいは余裕で使っている僕のRX-8に入れた場合は、光量もアップするはずだ。

ちなみに6000K前後の明るさで「ハイルーメン(3000lmほど)」を謳う製品も存在するが、寿命の問題はもちろん、ものによっては光量が立ち上がるまでに結構な時間がかかったりするらしいので、ちょっとどうかなと思わなくもない。

純正のKOITOバルブと比べても遜色ない高品質感

左:PHILIPS 右:純正KOITO
左:PHILIPS 右:純正KOITO

RX-8純正のKOITO製バルブと比較してみる。どちらも華奢な部分はなく高品質な印象。特にPHILIPSはバーナー本体を抑える金具がかなり大型で、振動などに強そうな感じがある。安いHIDバルブはココをセメントで埋めるだけにすることでコストカットしているが、X-treme Ultinonは高いだけあってしっかり金をかけている。光源位置も純正と同じような位置にあるように見えるので、D2R形式のヘッドライトに使用してもカットラインがしっかり出そう。

RX-8に装着!実際の明るさや如何に

というわけで実際にRX-8に装着した。DIYでのロービームバーナー交換方法は以下を参照。

前期型RX-8のロービームに使われているHIDバーナー(バルブ)の交換方法です。 HIDバーナーはD2S型を使用 何はともあれ...

最大光量まで素早く立ち上がる

HIDはライトの明るさが上がり切るまで時間がかかるのが難点。しかしX-treme Ultinonは純正と同じか、もしくはそれ以上に速いのでは?と思わせる程度に素早く立ち上がってくれる。ライトをONにした瞬間は青白い光がパッとつくが、そこからじわ~っと白く明るくなり、3秒もあれば実用領域の明るさと白さになってくれる。

色温度6000Kによる純白の色合い

向かって左側のヘッドライトのみX-treme Ultinonに変更して点灯させたときの写真がこれ。若干黄色みがかっている純正に対し、 X-treme Ultinonは純白といってもいいぐらいの白さがある。すごく今どきな色合いで、ファッション性は高い。個人的には4300Kぐらいの色合いも好きだけど。

はっきりとした陰影が付くような照らし方

夜間時に点灯するとこんな感じ。真っ白な光がパキッと明るく照らすので、かなりはっきりと陰影が付いているように見える。赤や黄色といった波長の長い色が少ないので、ハロゲンランプのようなぼんやりとした照らし方ではなく、強いフラッシュを当てて撮影した写真のような見え方だ。

ハロゲンのハイビームを点灯させると、X-treme Ultinonとの色の違いが際立つ。こうするとハイビームはLEDバルブを入れたくなるなぁ…。

間違いなく明るくなった

白いヘッドライトって、黄色いものに比べるとどうしても照射範囲に色が付かないから一瞬明るいのかどうかよくわからないところがあるのだけども、明るさで言えば純正の使い古したバルブより3割増しぐらいで明るくなった。路面上の白線がよく見えるし、直線的ではっきりとした陰影が付くためか落下物や路面の凹凸もわかりやすくなった気がする。もちろん歩行者の素早い発見にも繋がる。郊外の暗い夜道はもちろんのこと、街中の街灯にも負けない明るさは夜間走行の強い味方になるだろう。

さすがは一流ブランド品なだけあって、値段の高さ以外には文句のつけようがない高品質な逸品だった。年式が古くなってヘッドライトの明るさに不満が出てきていたり、もっと白い色のヘッドライトが欲しいのであれば、X-treme Ultinonはお気に入りのヘッドライトバルブになるかもしれない。