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【レビュー】コミネ JK-159 プロテクトクールドライパーカ:ベンチレーションが優秀!夏でも快適に過ごせるバイク用ジャケット

かっこいいバイクを手に入れたので、夏用のかっこいいジャケットがほしいなという気持ちになった。これまで持っていた夏用ジャケットは正直見た目が好みじゃないし、メッシュジャケットなりの気になることもチラホラあったので、もうちょっと違ったものにしたい。そんなことを考えていたらコミネから2022年の新型ジャケットが発売されていることに気がついた。これはちょっと気になる…。

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コミネ JK-159 プロテクトクールドライパーカ

というわけで購入したのがコミネ JK-159 プロテクトクールドライパーカ。色はオリーブ、サイズはMを選んだ。このジャケット、いわゆる夏用のメッシュジャケットとは違う一見普通の生地に見えるのだが、

  • 伸縮性
  • 通気性
  • 撥水性

を兼ね備えたポリエステルとスパンデックスを組み合わせた生地を採用していること。これにより高い通気性を確保しながらも、かなりの撥水性があるので夏場にありがちな突然の雨にもある程度対応できそう。さらに伸縮性も高いので、スーパースポーツのような強い前傾姿勢を取っても快適性が損なわれない。かなりサラッとしたさわり心地で気持ちいい。

また各種ロゴや反射材の主張が控えめで、パーカーデザインな事もあって見た目はかなりカジュアル。バイクウェアにありがちな派手さが無いので個人的には好み。オリーブの色合いもシックで落ち着いているので、どんなバイクにも合いそうで良い。しかも価格も手頃。

袖口の一部にメッシュ生地が採用され、ベロクロで裾を調整できる。ベロクロは新型になり剥がれにくく、柔らかくなっている。ただ個人的にはベロクロがメッシュ生地に絡んでしまうのがちょっと気になる。

ジッパーは全て金具が露出しないタイプなので、タンクなどに傷が入りにくくなっている。またポケットなどのジッパーには取っ手にアシストフックが取り付けられているので、グローブを装着した状態でも操作しやすい。

ポケットは前面左右に二箇所。十分な容量があるのでスマートフォンや財布+αぐらいなら余裕で収納できるのが嬉しい。

少し小さめのフードは脱着可能。スナップでフードの入り口を固定できるので走行中のバタつきも抑えられる。

フードを取り外した状態のバックショット。この状態でも襟が高いので、首の日焼けが抑えられそうなのが嬉しい。

裏地は袖の部分も含めて全面にポリエステルのメッシュ生地を採用。このおかげでメッシュジャケットにありがちな肌触りの悪さは無し。脊髄パッドが入る部分は厚手のスポンジメッシュ生地が貼られているので通気性が高い。

充実のプロテクター

さすがのコミネ製品ということもあって脊髄、胸部、肩、肘にプロテクターが標準装備される。脊髄パッド以外はCE/CE2規格品で、万が一の事故からライダーを守ってくれる。

大きめの肘パッドだと袖口から出すのが難しい場合が多いのだが、袖口にそこそこの余裕があるので脱着は比較的容易に感じた。またジャケット自体がしっかりしているので、肩プロテクターが勝手にひっくり返ったりもせず着やすい。

ベンチレーションを開けることで通気性が向上

二の腕と背中にベンチレーションが装備されており、チャックで開け締めできる。後述するのだがこのベンチレーションがかなり優秀で、真夏日に乗っても快適性が高かった。

サイズ感

身長170cm、体重65kgの男性がMサイズのJK-159を着た時の様子がこれ。バイクウェアとしてはタイトすぎずぴったり、ストレッチがかなり効くこともあって動きやすく快適。プロテクターが入っていることはわかるが、全体的に細身なシルエットでかっこいい。

エアフローがバッチリで真夏でも快適性が高い

実際にこのJK-159 プロテクトクールドライパーカを着て気温33℃の中をツーリングしてみた。

まずはベンチレーションを閉じだ状態で走り始めてみたのだが、正直この気温だと体温と外気の温度差があまりないこともあって、生地の通気性が高いかどうかというのは実感しづらい。ただジャケットの中にすごく熱がこもるという印象は無かったし、汗をかいてきても特に風がよく当たる前面ではベタベタする感じはかなり少なかった。見た目以上に通気性が高い証拠だろう。

それでも流石に暑くなってきたので、いざベンチレーションを開放。ちなみにベンチレーションのチャックはアシストフックが付いていないので、走行中の開け締めはちょっと難しい。安全のためにも停車中に開け締めするほうが良い。

ベンチレーションを開放すると30km/hほどから空気がジャケットの中を流れていくのを体感できる。前面や二の腕から入っていった空気が、身体とジャケットの隙間を通って背中のベンチレーションから抜けていく。これがやばいぐらい気持ちがいい。特に背中の裏地メッシュが分厚いこともあってか背中に空気の流れをはっきりと感じられ、背中のムレ感が一気に無くなる。

速度が上がれば上がるほどこの空気の流れは良くなるので、流れの良い道を走っていると灼熱の環境でもかなりの涼しさを得られる。やはりエアフローを考えたジャケットは素晴らしい……。ただ肘から先の部分には空気の流れが殆ど無く、それ以外の部分に比べて快適性が一歩劣る。もうちょっと裾からビュンビュン風が通るような工夫ができないかと思ってしまう。

当然バイク用ウェアなだけあってバタつきはほとんど感じられず、フードも付けっぱなしにしていたが邪魔な印象は無かった。この辺のバイク用ウェアとしての基本性能は十二分。また速度域の高い自動車専用道路を通ってもメッシュジャケットとは違い風が直接身体に当たる感覚が無かったので、長時間高速道路を走るようなツーリングをしても疲れ方は抑えられるのではないだろうか。

気になるポイントとしては、フードの調整金具がバタついて時折ヘルメットにカチカチ当たることがあった。最初何の音だかわからず少しびっくりした。どちらかといえば飾り的な要素が強いフードなので、いっそこの調整紐自体無くても良かったのではないかという気がしている。

快適なエアフローで涼しさを感じるジャケット

というわけでコミネ JK-159 プロテクトクールドライパーカを購入してレビューした。総括すると

  • 高い通気性と撥水性
  • ベンチレーション開放により夏場でも快適
  • カジュアルなデザイン
  • 手頃な価格
  • 高い基本性能と安全性

と非常に満足の行く製品だった。サラッとした手触りで汚れも簡単に落とせるし、日焼けや中のTシャツの色が透けることもなく、わざわざ長袖インナーを着る必要も無い。真夏日であっても郊外の適度に速度が出る道を走り続ける分にはかなり快適。

とは言えやはり止まっていると暑いし、その状況では多少風が吹いていてもメッシュジャケットほどの通気性は無い。郊外の走行がほとんどであればJK-159は非常に優秀だが、渋滞しがちな都市部を日常的に走行する場合はメッシュジャケットに分があるようにも思う。

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