家族がJB64型ジムニーに乗っていて、便利なので僕もちょこちょこ借りて乗るのだが、これのアイドリングストップにとてもイライラさせられる。今どきのほとんどストレス無いアイドリングストップと違い、ブレーキから脚を離してもエンジンがかかるまでに少し時間がかかるので、自分の動かしたいタイミングで車が動かない。
エンジンを掛けるたびにアイドリングストップOFFボタンを押せば解決するのだが、いちいち押すのも面倒くさいのでキャンセルしたい。
JB64ジムニーのアイドリングストップをキャンセルする
スズキ アール5P用キャンセラーを購入
ややこしいことはしたくないので、オートパーツ工業というところから販売されているJB64に使えるカプラーオンなキャンセラーを購入。他にもスイフトやソリオ、クロスビーなどで使えるらしい。
中身はキャンセラー本体と、そこに繋げる電源線、そして取扱説明書が付属していた。取説は車種専用ではないので、ある程度詳しいか自分で作業できる人用らしい様子。ヒューズボックスから電源を取れるのが楽でいい。
ダッシュボードを分解して作業
まずイグニッションボタンなどがあるパネルを外す。ハマっているだけだが爪が多くあるので、下に手をかけて徐々に上に向けて外していく。
イグニッションボタンとミラー操作ボタンの裏にあるカプラーを外すと、パネルがフリーになる。
アイドリングストップOFFボタンは裏に手を突っ込んで、指でぐっと押せば外れる。
キャンセラー本体をボタンとカプラーの間に割り込ませる。
助手席側に移り、グローブボックスを外す。通常のグローブボックスと同じで左右に引っかかりがあるので、左右をぐっと抑え込みながら抜くと取れるが、これがまぁ固くて外しづらいので注意。
下から覗き込むとヒューズボックスが見えるので、カバーを取る。
ちなみにヒューズボックスから伸びている青い線は、以前自分で取り付けたドライブレコーダーの電源線。ドラレコ取り付けの記事は面倒くさいので書いていない。
今回のキャンセラーは「イグニッション電源に繋げ」との指示があるので、IGと書かれている部分を探す。左から3番目にある15Aのヒューズがそれ。
元々のヒューズを引き抜き、電源線が繋がっているヒューズに置き換える。
配線通しを使ってアイドリングストップOFFボタンがあったところまで電源線を通す。この時ステアリングやペダルなどに絡まってしまわないような場所にうまく通す。
配線を適当な長さにカットして、ギボシでキャンセラー本体と電源を接続。キットに付属していたコネクターを使っても良いのだが、なんとなく使いづらかったのでギボシに置き換えた。
キャンセラーの動作が確認できたら、配線をじゃまにならないようにタイラップなどで留めて、グローブボックスやパネルを元に戻すだけ。
アイドリングストップしなくなって快適
このキャンセラーを使うと、エンジン始動から約5秒後に自動で音もなくアイドリングストップがOFFになる。OFFになっているかどうかはメーター内のインジケーターで確認できる。
実際にやってみるとその通りに動作するので、もうエンジンを掛けるたびにOFFボタンを押す必要が無くなった。バッテリーやセルモーターに余計な負荷もかからないので快適そのもの。
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