RX-8のヘッドライトにウレタンクリアを塗装してから早いもので7年の月日が経った。塗装して以降は磨きなどは一切行わず、普通に洗車するだけのメンテナンスしかしていないのだが、ヘッドライトの透明度は比較的保たれていて、やはりウレタンクリア塗装の強さが証明される結果となっていた。
が…、
端の方から塗装が剥がれだし、それが結構目立ってきた。あと写真だと分かりづらいが、ほんの少しだけ黄ばんで来ているのも気になる。再塗装でリペアしよう。
ヘッドライトのウレタンクリアを再塗装
というわけでサクサクっとヘッドライトを外して準備する。
サンドペーパーでの磨き作業
まずは今残っている塗装を剥がしたいので、サンドペーパーで削り取っていく。
耐水ペーパーの180番でガシガシ削って塗装を剥がす。塗装とヘッドライト本体のポリカーボネートで若干削り心地が違うので、注意しながら削っていく。
時折水分を拭き取ってみると、塗装の残りが見えたりする。
完全に塗装が剥がれた。
180番が終わったら、240番、320番、600番、800番、1000番、1500番、2000番と番手を上げて磨いていく。1500番だけ写真を撮り忘れた…。
180番は横方向に磨いたので、240番は縦に、320番は横、その次は縦…という順番で磨いていくと、前の番手の磨き傷が消えたかどうかがわかりやすい。
前回はコンパウンド磨きまでやったが、今回は2000番まで磨いたところで脱脂を行うことにした。中性洗剤を使ってしっかりと油分を除去したら、完全に乾燥させる。
アサヒペンのウレタンクリアを塗装
ヘッドライトの裏面をマスキングテープとマスカーでマスキングしたら、ヘッドライトを塗装する。
今回も前回と同じアサヒペンのウレタンクリアを塗装する。
ここ数年の間にヘッドライト専用のウレタンクリア塗料がホルツから発売されたようだが、内容量が少ないのと、ホルツのスプレー缶は泡ボケしやすい印象があるので今回はパスした。とはいえこれらは専用品なので改良されてるのかもしれないが。
最初はスプレー缶を動かすスピードを早めて捨て拭き。塗料の弾きなどが無いことがわかったら、15分ほど乾燥させて重ね塗りしていく。
塗料が多いので最終的に5回重ね塗りした。
最後に塗ってから20~30分ほど乾かしたら、マスキングを剥がして、日光で乾燥させる。この日はとんでもない猛暑日だったのですごい勢いで乾いていくが、念の為丸一日屋外で放置して乾燥させた。
最終磨き
ウレタンクリアは完全乾燥までに1週間ぐらいかかるのだが、面倒だったので1日乾燥だけで次の工程へ。
塗装しただけの状態だと微妙に柚子肌になっているので、これを整えていく。
1500番と2000番で塗装面に乗ってしまったゴミを除去したり、表面を平滑にしていく。
最後にコンパウンドで磨けば透明感が完璧に戻った。
眼力が復活!!!
ということでウレタンクリアの再塗装でヘッドライトの眼力が復活した。やっぱりヘッドライトがパキッときれいになるとかっこいい。ボディの塗装もやり直したい…。
とはいえヘッドライトをONにすると、表面の磨き傷なのか、あるいは塗装面とレンズの間の磨き傷なのか不明だが、若干磨き傷が浮かび上がる。完璧なリペアは難しい。
また写真ではいまいち伝わらないのだが、ヘッドライトの内側が汚れていたりもするので、前回ほどの透明感は得られなかった。このあたりはもうすぐ20年選手になろうとしている僕のRX-8の限界を感じるようで辛い。
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