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NANKANG最強ハイグリップタイヤCR-Sを購入!ADVAN A052そっくりタイヤへの期待

OTANI BM2000があまりにもガッカリな性能で悲しくなってしまった。お金をかけないことが僕のサーキット遊びのコンセプトではあるから、安いタイヤでバリバリ練習するのも一つの正解なのだが、ここ最近はそんなバリバリ走れない都合もある。これを使い続けるのはちょっと…うーん…

タイヤは減らなくても、走れば走る分だけお金は使う。走れる機会が限られている今、OTANI BM2000に時間を費やすのはむしろもったいない。タイヤを買い直そう。

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NANKANG最強タイヤのCR-Sを購入

僕だって安くて良いタイヤが欲しいのだが、円安の今はそんなものは存在しない。1本1.5万円以内のマイルールを貫くのが難しすぎる世の中になってしまった。

以前履いていたシバタイヤの現行最強モデル200Rはかなり興味があるのだが、今買うと4本で10万円超えの金額に。もしその金額を出すのであれば、もっと別の気になるタイヤがある。

それがこのNANKANG CR-S。AR-1を超えるNANKANG最強タイヤとして2022年に日本で販売開始されたハイグリップタイヤだ。しかも2023年第10週生産モデルからはコンパウンドがマイナーチェンジ。通称V2と呼ばれるこれは熱ダレに強くなるなどパフォーマンスが向上したらしい。

どう見てもADVAN A052のパクリみたいなパターンのCR-Sは、A052の半額なのにほぼ同等のパフォーマンスが出ると話題だし、発売当初からかなり気になっていた。ただ2023年頃に「だったら国産タイヤ買うわ」と思うレベルの値上がり(当初から約1.6倍)をしたため、僕の興味から外れていた。

が、ここに来てチェックし直してみると、だいぶ元の値段に近くなってきた。購入した2024年10月時点で255/40R17は1本26,020円だったが、楽天のポイント還元やクーポンを利用して実質約2.2万で購入。こうなると販売開始した2022年の価格とほぼ同じだ。

この価格は僕が今まで購入してきたどのハイグリップタイヤよりも高額だ。しかし、触るとその価格に見合った価値がありそうなことがひしひしと伝わってくる。

購入したのは全て255/40ZR17 98W。エクストラロード(XL)規格のタイヤなので、通常タイヤよりも街乗りでは少々高めの空気圧を設定する必要がある。

トレッドウェアは200。UTQGは200AAA。ちなみに軽量化のためかリムガードが無いが、サイドウォールがやたらとむっちりしている。サイドウォールの刻印もかなり控えめというか、模様がなくツルッとしている。

NANKANGは台湾の会社なのでMADE IN TAIWANの表記がある。

製造は3本が2023年第47週、1本だけ2023年第46週だった。購入時点で約11ヶ月前のタイヤだが、まぁそんなもんだろう。V2コンパウンドなのでOK。

内部構造はサイドウォールがポリエステル2層、トレッド面がポリエステル2層+スチール2層+アラミド1層。

サイドウォール全体を見るとやたらとツルッとしていることがわかる。スリックタイヤみたい。

回転方向の指定はないが、アウトサイドの指定はある。サーキットの周回方向によって左ばっかり減ったりするので、左右の入れ替えが可能なのは地味に嬉しいポイント。トレッドパターンはA052にそっくり。トレッド面は少し丸みを帯びている。

アウトサイドのショルダーにNANKANGの刻印がある。摩耗の指標に良さそう。

ムチムチのサイドウォールがレーシングタイヤみたいでかっこいい。

各部の溝はこの通りでかなり浅い。イン側に2本走る太いのが主溝で、1.6mmのスリップサインが付いている。が、一番内側の主溝は元から4.6mmしか無いので残りは3mm…。車屋さんによってはすでに交換をおすすめされそうなレベル。

CR-Sはそこそこ太いタイヤらしいが、手元に届いた255サイズのこれは全幅で267mmだった。このサイズだけかもしれないが、他と比べて言うほど太いわけじゃない。

重量もこの浅溝にしては12.1kgと普通。

手で押した時の感触

ただし手で押すとめちゃくちゃ硬いタイヤであることがわかる。トレッド面もショルダーも全体の剛性感も、これまで買ってきたどのタイヤよりも圧倒的に硬く、変形しづらい。まじでレーシングタイヤだな…という印象。

トレッド面に爪を立ててみると、少し硬質な印象。単純に柔らかいわけではない。V2コンパウンドになって温まりが悪くなったという話もあるので、熱を入れていったときにグリップを発揮してくれるのだろう。

街乗りの印象

履き替えてから街乗りをしてみたが、静粛性に関しては意外と静か。もちろんトレッドパターン的にノイズがないわけではないのだが、そこそこ減ってきたコンフォートタイヤみたいな、ザラザラとした音がするぐらい。「コー」「ゴー」のような耳障りな低周波・高周波ノイズが無く、今まで使ってきたどのアジアンハイグリップタイヤよりもロードノイズに関しては不快感が少ない。国産ハイグリのそれに近い印象。

空気圧は250kPaに設定したが、ハンドリングはしっかりしていて、乗り味はかなり固め。正直サススプリングをかなりハードなものに交換したので単純なタイヤの硬さが分かりづらいのだが、それでもやはり少しゴツゴツした印象はあった。この手のタイヤにそれを求める人はいないと思うが、乗り心地の良いタイヤではない。

ジェネリックA052への期待

NANKANG CR-Sはアジアンハイグリップタイヤの中では明らかに高価格帯だし、溝も少ないので「すぐ減ったらどうしよう…」という不安はある。OTANI BM2000がガッカリ過ぎて買い替えた出費も大きい。

ただすでに色んなところで結果が出ているタイヤでもあるし、何よりも「ADVAN A052に近いパフォーマンス」となるとワクワクしか無い。どう考えてもA052のパクリ、ジェネリックA052としか言いようがないNANKANG CR-Sだが、期待は大きい。

追記:レビュー

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