ブレーキキャリパーをオーバーホールする際にブレーキピストンを抜かねばならないのだが、一般的にはブレーキホースが付いていた穴に空気を送り込んで抜く方法が取られていると思う。エアコンプレッサーからエアダスターガンでプシュッとやるアレだ。
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ただ、僕も含めて「家にエアコンプレッサーがある」なんて人はそうそう多くないはず。エアツールを使うか塗装でもしない限りそんなに使用頻度は高くないし、場所も取るしうるさいし、いいものを買おうと思うと結構高いので僕も買う予定は無い。欲しいと言えば欲しいけども…。
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もしくはブレーキピストンプライヤーでグリグリしながら抜く方法もある。バイクの小さいピストンならこれで行けると思うのだが、車用の大きいシングルピストンはちょっときついかも。やったことがないので詳しくは不明。
エアコンプレッサー無しでブレーキピストンを抜く
というわけでエアコンプレッサーを持っていないサンデーメカニックは創意工夫して行かねばならない。僕はパーツクリーナーを使ってみた。
- パーツクリーナーのノズル先端にビニールテープをぐるぐる巻いて太くする。太さはブレーキホースが接続される穴より少し大きいぐらい。
- ピストンとキャリパーの間に軽くウエスを詰める。
- ビニールテープを巻いたノズルを穴に押さえつける。
- パーツクリーナーを噴射する。
- ピストンが抜ける。
やってみるとわかるが、意外と簡単に抜ける。またエアコンプレッサーと違ってそこまで高圧がかからないので、勢いよくピストンが抜けるということもない。「ぐぐぐっ、、、ぽん」ぐらいのイメージ。
もちろんパーツクリーナーの残量が少ないと抜けない可能性があるので、新品~半分ぐらい残っているものを使ったほうが良いだろう。僕は残り半分ぐらいのものでやってみたが無事に抜けた。パーツクリーナーが少しもったいないなぁという気持ちも無くはないが、エアコンプレッサーを買うよりも遥かに安上がりなので、こういう方法もアリだろう。
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