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爆安ハイグリップタイヤKENDA KAISER KR20Aを購入!

※KR20Aを15か月使った後のレビューはこちら↓↓

KENDA KAISER KR20Aを丸一年使ったら、サーキットと街乗りを兼用できる高コスパタイヤだということが分かった
格安のアジアンハイグリップタイヤであるKENDA KAISER KR20Aを、街乗りからサーキットまで使った感想をまとめる。使用期間は15か月、総走行距離は1.6万kmで、その間一度もタイヤを履き替えたりローテーションを行ったりはしていない...

以前サーキットを走るのにおすすめの格安アジアンタイヤを紹介する記事を書いたが、その中でも個人的に一番気になっていたのがZESTINOのACROVA07Aだった。今使っているATR-SPORT2はすでに2本スリップサインが出てくるまでにすり減ってしまっていて、そろそろ新しいタイヤを買わなきゃいけないなと思っていた。

サーキットを走るのにおすすめの安価なアジアンタイヤを紹介
サーキットを走るためにお勧めのアジアンタイヤをまとめてみた。僕みたいななるべくローコストで遊びたいって人や、サーキット初心者にアジアンタイヤはおすすめ。なぜ初心者にお勧めなのかは下の記事を参照してみてほしい。 オススメのアジアンタイヤ AT...
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ZESTINOの本格始動に期待が高まる

格安のセカンドグレードタイヤは、友人の車もあるがおおよそ試したし、日本プロデュースで海外生産のACROVA07Aには大いに期待していた。トレッドパターンもハイグリップの07Rシリーズと同じでかっこいいし、それでいて17インチで6000円台という値段の安さ、かつトレッドウェア240といい具合にグリップしそうで楽しみだった。

そんな矢先にZESTINOの公式Twitterからこんな告知がされた。1月13日に国内販売を本格始動させるという触れ込みに対し、僕は「もしや直売店以外での販売も始まるのであれば、値段が下がるのかもしれない」と考え、とりあえずこの日を待つことにした。1月13日といえばオートサロンの初日だ。オートサロンではZESTINOが特別価格で販売されるという情報や、原材料の価格上昇に伴い2月ごろから値上げが起こるという情報も入手していたので、この機会を逃すまいと虎視眈々とその日を待っていた。

1月13日の悲劇

そうして1月13日を迎えたが、特にZESTINOのTwitterになんの動きもなく、いったいあの告知はどういう意味だったのだろうと不思議に思った。国内での販売を本格的に開始するとはいったい何だったのだろう。とにかく値段が気になるので直売店であるGRID楽天市場店を見てみると、驚愕の表示がそこにはあった。

さ、3000円値上げされてる…?

うそだろ、勘弁してくれ。昨日まで6000円台で買えた(225/45R17で6200円ほどだった)はずなのに、僕が狙っていた225/45R17は9850円と3600円も値上げされてしまっていた。1本3600円の値上げってことは、4本で14200円の値上げってことだ。あり得ない。もっといいタイヤが余裕で買える。というか安いタイヤならその値上げ幅分で2~3本追加で買える…。他のZESTINOタイヤも同様に3000円程度値上げされており、サイズによってはDUNLOPのZ2☆を上回る値段がついているものも。

ずっとこのACROVA07Aに期待していただけにこの事態はショックが大きかった。なぜか同様にZESTINOを取り扱っている平野タイヤではまだ値上げがされていなかったが、もともとGRIDよりも高い値段設定になっていたため平野タイヤで買うつもりはなく、すなわちACROVA07Aを買うタイミングを僕は完全に逃してしまったのだった。

いっそのこと激安ハイグリップを検討する

僕は本気でタイムアタックをしているわけではないし、そもそも安いタイヤで遊ぶのが楽しいと思っている人だ。もちろんハイグリップで遊ぶのも同じように楽しいが、そこまでこの遊びに対してお金をかけてやろうという風に考えていない。だから送料込みで1本1万円というのは僕の中ではありえないことで、せいぜい出して1本6000~7000円台までだろうと思っている。

だからこそZESTINOの大幅値上げはあまりにショックだった。ほかのアジアンタイヤはおおよそ遊びつくし、いいも悪いも何となくわかっている。何か新たに期待させるようなことや、心躍るような気持ちが現状のスポーツアジアンタイヤ市場から感じ取れずにいた。

そもそも僕が2014年にATR-SPORT2を買った理由は、僕が購入したタイミングでは4本で2万円ちょい(送料込)という価格と、当時はドリフト用タイヤとして売られていたため誰もグリップで使っていなかったという点だった。実際にそれでサーキットを走ってみると、そこそこのグリップで楽しめたし、相手のドライバーの腕次第だがハイグリップを履いた車両をカモれたりとなかなか遊ばせてもらったが、ここ最近はかなり飽きてきた。なぜなら僕の車が一切の進化をしていないからだ。本音を言えば車高調も欲しいしマフラーも欲しいしあれやこれをやってみたいが先立つものがなさすぎた。

そういう点でACROVA07Aは最適だった。トレッドウェア240という値は、セカンドグレードタイヤとハイグリップタイヤの中間地点だったし、似たようなコンセプトのタイヤがほかに存在しなかった。ただ、そのACROVA07Aに僕は失望してしまった。だからここいらで格安ハイグリップタイヤを検討してみてもいいのではないだろうかと思ったのだった。

格安ハイグリップタイヤは現状2択

さて、もちろん予算はACROVA07Aより安く1本当たり10000円以下(送料込)という価格設定は譲れないし、そのなかでハイグリップタイヤとなるとかなり絞られる。ちなみにサイズは235/45R17だ。225や215のほうがメジャーサイズなのでかなり安くなるが、ここは僕の気分の問題。個人的に引っ張りタイヤが好きじゃないだけなのだ。ドレスアップとしては好きだけど自分の車につけるのは好ましいと思っていない。ホイールとのマッチングが適正サイズのほうがタイヤの性能をフルに生かせるはずだという考えもあってのこと。あと純正より少し太いというところがいじってる感がして好き。

さてさて、価格の条件が非常に厳しいので、かなり出そろってきたアジアンハイグリップタイヤでもこの条件にあてはまるのは2つしかないだろう。NANKANG NS-2Rと、KENDA KAISER KR20Aだ。

NANKANG NS-2R

格安ハイグリップの代名詞ともいえるNS-2R。NS-2の何をどうしたらこのパターンになるのかさっぱりわからないが、とにかく安い。トレッドウェアは80と120と180が用意されている謎な部分もある。どれか1つでいいじゃないかと思うのだが…。

実はこのタイヤも友人の車で試しさせてもらったことがある。トレッドウェア120だったが、ネットでの評判通り剛性感もあり縦横しっかりグリップするのに斜めにブレーキングすると一気にすっぽ抜けるという不思議な特性があってかなりびっくりした。

あとパターン的に仕方がないとは思うがロードノイズがそこそこするので、僕的にはあまり好ましくない。そこまで気にするわけではないが、できれば普通に使えるというコンセプトは崩したくない。一度使ったこともあるのでそこまでが心惹かれてこない。

KENDA KAISER KR20A

減らないドリケツタイヤと有名なKR20のハイグリップ版。ツンツンしたトレッドパターンは中二心をくすぐりそうなデザインでまさにKR20の進化版って感じがする。あんまり好きじゃないけど(笑)。

このタイヤ、評判を探してみたけどNS-2Rほどメジャーじゃないのかあまり多くの情報が出てこない。全体的にすこし柔らかいらしく、ハイグリップらしからぬヨレがあるらしいが、僕は使ってるタイヤで全力で遊ぶだけだからその特性も楽しむしかない。また柔らかい分だけロードノイズもさほどらしい。そういうところ、街乗りも同じタイヤですましたい僕からすると大事。しかも探していくとNS-2Rより安く買えることが分かったので、今回はこのタイヤをチョイスすることに決定した!

ぽちっとな

そうと決まればあとはポチるのみ。4本で送料込み35100円だったので、1本当たり8775円。当初の予定(ACROVA07A)より5000円ほどオーバーしてしまっているが、235/45R17のハイグリップタイヤがこの値段なんだからめちゃくちゃ安い。申し訳ないが国産タイヤなんてとても買えなくなってしまう…。

購入したショップが鹿児島のショップだったので、入金した翌日にもう届いた。素晴らしいスピードだ。16年製というふれこみだったので見てみたら、3本が16年第34週、1本が16年08週に製造されたものだった。どうせなら4本とも揃えるか、2本ずつであわせてほしいもんだが安いから文句も言えない。しかし対応も素晴らしいお店だったのでまた利用したい。

そこそこ柔らかい

トレッドウェアは180とハイグリップタイヤらしい数字。ただこれ、減りやすさの指数なので実際のグリップとはそこまで相関関係があるわけではないらしい。実際ADVANのAD08Rが180らしいから、明確な技術力の差があるのだ。

それはそうと触ってみたところ、トレッド面もサイドウォールもぐっと押すとへこむ程度には柔らかく、ATR-SPORT2よりも若干固いかな?ぐらいの感じがした。ATRを買ったのはだいぶ前なのであまり比較できていないかもしれないが。まぁホイールにはめて使ってみないことにはわからないことなのでどうでもいい。

溝は6.3mm

デプスゲージを紛失してしまったのでちゃんと測れていないのだが、新品状態で溝は6~7mmほどはあるようだ。デプスゲージを入手して計測したところ、センターの溝の深さは6.3mmだった。届いたときにも「結構溝が深いな」と思ったぐらいだ。スポーツタイヤは応答性を高めるために溝を浅くしている場合が多いが、この辺りには好感が持てる。安いからこそたくさん走れるということが大切なんだということを理解しているように感じられるからだ。

レビューはもうちょっと待って

僕には山を走って「グリップが~」とか言えないし、残念ながら近くに手軽に走れるサーキットがないので、このタイヤのグリップ力のレビューはもうちょっと先にならざるを得ない。普段使いでの感触などはまた別の記事で書く予定だ。

レビュー書きました。ノイズさえ気にならないならおススメできます。

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丸っと15か月使い倒した感想

15か月1.6万キロを街乗りからサーキットまで使ったまとめを書きました。

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