あれはいつのことだったか…。友人に誘われて富士スピードウェイ本コースでの走行会に参加することになったはいいものの、さすがにノーマルブレーキじゃブレーキパッドが炭になって死んでしまうので、ちょっといいブレーキパッドに交換したんだが…。たぶん今から約4年前のことだったような気がする…。
メタル系ブレーキパッドはうるさい
その時入れたブレーキパッドはプロジェクトミュー TYPE-HC+。0~800℃まで対応するメタルパッドだ。
このブレーキパッド、高温度域まで対応できるメタル系パッドなだけあってかなりキーキー鳴くしブレーキダストもすごい。ホイールはあっという間に真っ黒になる。
でもなぜか減らない
そう、不思議なことにブレーキパッドが全然減らない。年1.5万kmほど走行するし、その中には1~2か月に1回ぐらいのミニサーキットでの走行も含まれ、あまりブレーキパッドの消耗に対して優しい条件ではないはずなんだけど、パッドが減らない。でもブレーキダストの量は半端じゃないんだから、きっとローターがガンガン減ってるんだろう…。
パッドとローターを同時交換
そうこういいつつ、さすがに4年ぐらい使ってるとブレーキパッドもなくなってきた。ついでに言うとブレーキローターもなくなってきた。というか、ブレーキローターのほうがだいぶやばそう(笑)。
そんなわけでブレーキパッドとローターを同時交換せねばならないだろう。うーん、お金がかかる…。
ブレーキローターはDIXCEL一択
ブレーキローターはすでに決まってる。DIXCELのPDタイプだ。いわゆる純正同等品。ぶっちゃけブレーキローターそのものの耐久性とかを考慮するなら純正以外いったいどの選択肢があるだろうというぐらい純正は素晴らしいんだが、いかんせん高い。しかしDIXCEL PDタイプのブレーキローターは半値近い値段なうえに、僕自身も過去に耐久レース出場車両などで使用したことがあるが、不具合が起きたことがない。ネットを探ると「DIXCELはゆがむ」などの書き込みも見られるが、少なくとも自分でかなりハードに使ってみてもそのようなことが起きたことがない。街乗りでしっかりと慣らし(というか、普通に使うだけ)を行えば何の不具合もなくミニサーキットレベルでなら使えるローターだと認識している。スリッド入りだと見た目かっこいいけど、そこに割く費用がない(笑)。
ちなみに、僕のRX-8は前期5MTのベースグレードなので、フロントのローターが上級グレードより一回り小さいものになる。フロントの効きが弱いどころかむしろ前後バランスがちょうどいいので、曲がりやすくて好き。やみくもにブレーキを強化してもダメだよね。
悩みどころはブレーキパッド
ローターに関しては何の悩みもない。そう、悩みどころはブレーキパッドなのである。うーん、どれにしようかなぁ~。正直な話、現状のHC+には何の不満もない。よく効くし、踏力に比例してちゃんと止まるかなりいいブレーキパッドだと思う。ブレーキリリースでのコントロール性も高い。しいて言うなら若干最初期に効きすぎる感もあるが、そこはもう慣れの問題だといっても過言ではない。ブレーキダストと鳴きは気にしてないから問題ではない。ただ、もう一回HC+を買うのはなんだか芸がなくてつまらない…。不満がないだけに冒険したい(笑)。
パッドはHC+をもう一回買うのはなんか芸がない気がして嫌(笑)
— ひゃっかいだん (@hyakkaidan) 2016年9月26日
スポーツパッドを選ぶ
じゃあどれにしようかなぁ~。幸い、スポーツカーとして人気の高いRX-8なだけあって、ブレーキパッドメーカー各社からいろんな種類のパッドが出ている。選ぶ基準としては以下の要項を挙げよう。
- サーキット走行が可能(耐熱温度~700℃以上)
- 前後合わせて3万円以下の価格(安いほうがいい)
- パッドの材質は問わない
- 踏力に合わせて効くパッド
大体こんなもんかな。3番に関しては、まぁメタルぐらいしか選択肢がないだろうし、4番なんてフィーリングなので使ってみなきゃわからない。結局たまにサーキット走るぐらいに対応できて、値段もそこそこなのがいいってことだ。さて、探してみよう。
Project μ HC-CS
もう一回プロミューのパッドを選ぶならこれかなぁ。基本的HC-CSの進化版がHC+ってことみたいだけど、HC-CSのほうが初期制動力が低めで、HC+よりも踏めば効くパッドってことらしい。対応温度も50~800℃とOK。でももう一回プロミューじゃ面白くないよなぁ。
D.Speed G2メタル
安いスポーツパッドといえばG2。サーキット走っててこのパッドを知らない人がいたらそれはモグリかブルジョアか初心者のどれかだろう…。これも過去にRX-8じゃない車種で使ったことあるけど、安いわりに素直で結構いい。メタルじゃない普通のG2は焼けると臭いしあんまりいいとは思わないけど、G2メタルはおすすめできる。バックプレートから摩材がはがれないようにアルミの鋲が売ってあるのも特徴的。
ACRE Formula700C
G2には勝てないけどアクレのパッドも比較的安い。800Cをアルテッツァにつけた友人曰く「カックンブレーキになる」らしい…。初期制動力が高すぎるんだとか。制動力の立ち上がりがきついと運転しにくいからパスかなぁ。僕はあまり気にしないが鳴きもブレーキダストも半端ないとの情報もあり、安いだけに惜しいイメージがある。
ENDLESS MX72
そういえば身近にエンドレスのパッドを使ったことある人いないな…。なんでだろ?ちょっと高いからかな。MX72は割と評判もよくサーキットユーザーも多い印象があるんだけど。ネット上の情報によると初期制動が低めで踏めば効くパッドらしい。
WINMAX ARMA SPORTS AP3
これもさっぱりわからない(笑)。コントロール性を重視しているらしいが実際どうなのかしら。とりあえず赤くてかっこいい。けどちと高い。
DIXCEL Ztype
DIXCELのブレーキパッドもなかなかよさそうなんだけど、ローターが安いわりにパッドが高いんだよね。サーキットでも街乗りでも使いたい、をコンセプトに開発したらしい。
結局悩みは解決しない
ほかにも制動屋のRM551とかあるけど、制動屋のパッド高すぎるんだよな~。ちょっと手が出ない。やっぱり自分が使ったことないからMX72とかにしてみたいところはあるけど、値段から言ったら結局G2だからなぁ(笑)。フィーリングは現状のHC+で最高にいいので冒険する必要はそもそもないのかもしれないけども、もうちょっと悩んでみることにしよう。
↓ブレーキパッドをチェックしたら…
↓結局選んだのは…
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