サーキットを走るためにお勧めのアジアンタイヤをまとめてみた。僕みたいななるべくローコストで遊びたいって人や、サーキット初心者にアジアンタイヤはおすすめ。なぜ初心者にお勧めなのかは下の記事を参照してみてほしい。
オススメのアジアンタイヤ
ATR-SPORT2
実際に自分で使ってるタイヤがATR-SPORT2だ。インドネシア製で直線を基調としたトレッドパターンも悪くない。さすがにコンフォートタイヤでないので街乗りや高速だとロードノイズがちょっとうるさいが、グリップ力は申し分ない。耐久性もいい。ウエットはちょっと微妙。
サーキットでの性能も素晴らしい。グリップ力は縦横ともにそれなりにある。流れ出しは穏やかだし、変な癖もない。バランスのとれたいいタイヤだ。サイドウォールの剛性もアジアンタイヤにしてはあるほうで、温間2.2~2.3kPaぐらいでもあまりヨレを感じることなく走れる。一押しのタイヤだが、時期(入荷状況?)により値段の変動幅が大きいのが問題。
Pinso Tyres PS-91
ATRと同じくインドネシア製のタイヤ。一説によるとATRよりもグリップ力が高いらしいが、正直そんなに変わらないか一歩劣るぐらいの印象。友人の車で使ったことがあるが、ATRと同じく癖がなくいい。レイングリップはいまいちだった。ATRより安く買えるところもミソ。
NANKANG NS-2
安いスポーツタイヤの代名詞みたいなタイヤ。斜めに切られたトレッド面がどうも好きになれない…。グリップ力は少し劣るが、上の二つと同じく癖がなくとても素直なタイヤだ。値段も安定して安価。ただ問題があるとすれば、横剛性が極めて弱く、ちょっと空気圧を下げすぎると途端にヨレまくる。熱ダレも激しめ。温間2.4kPaぐらいだとちょうどいい感じで走れる。
KENDA KAISER KR20
残念ながら使ったことがないので評価が難しいが、友人数名が使った限りNS-2と同等ぐらいの印象だという。何より減らないというのが特徴で、結構ドリフトユーザーが多い。財布に優しいタイヤ。
ZESTINO ACROVA 07A
個人的に今一番気になってるタイヤ(笑)。D1選手権で数名が使っているZESTINO Gredge 07シリーズと同じトレッドパターンの廉価版。まだ発売したばかりでタイヤサイズも少なく、ほかに比べると値段もわずかながらに高いが、どうやらグリップ力がそこそこあるらしい。ATRで攻めるのも割と限界が見えてきたし、ハイグリップタイヤを使ってサーキットを走ってる友人に勝てない(友人が速くなったせいで勝てなくなってしまった…)のも悔しいので、次はこれにしようか真剣に悩んでいる。ほかに比べるとちょっと高いが、ハイグリップよりは安いので十分アリ。
↓ZESTINOの値上げによりKR20Aを買った話
https://hyakkaidan.com/2017/01/19/post-957/
コメント
NANKANG NS-2
履いてサーキットに行った事がありますが
滑り出したら普通のタイヤはキューとかスキール音が鳴りますが
NANKANG NS-2は低めの速度から流れ出し
ズザーと硬いゴムが削れる感じの音しかしませんでしたw
正直それ以降攻める気にもなりまでんでしたが・・・・
名無しさん
コメントありがとうございます。
スキール音も含めタイヤのフィーリングはその時の気温や路面コンディション、車のセッティングやドライビングスタイル、さらにはタイヤがどの程度劣化していたか等の様々なものに影響されるのでなんとも言い難い物ですが、もしかすると名無しさんはかなり寒い時に走行したのではないですか?
タイヤのゴムが温まっていない時や古くなったタイヤはスキール音が鳴らずに滑ってしまうことがよくあります。
少なくともNS-2は私や友人が使ってみた限り、ローグリップのスポーツタイヤとしてはかなり優秀な部類だと思います。記憶をたどっても温まってさえいればスキール音はちゃんと鳴っていましたし、滑り出しも穏やかでかつ分かりやすく、とても素直ないいタイヤだった印象です。
かといっても私もここ数年使っていませんから、もしかしたらゴムなどが変わってしまったのかもしれませんけども。
なんて言ったって懐に優しくたくさん楽しめるのがこの手のローグリップタイヤのメリットです。細かいことは気にせず、安全な範囲で楽しむのが一番でしょう。