今RX-8に履いているホイールは、正直あんまりデザインが好きじゃない。2年ほど前に間に合わせで中古で買ったそれはWeds SportsのSA-90というホイール。サイズは17×8Jで、オフセットが確か+32だったはず。
このデザインが好きだ!って人には悪いけど、7本スポークのふくらみ感とか、周りの白文字が実はカッティングシートなので使ってるうちにどんどん剝がれてしまうところとか、あんまりブロンズの色自体もそこまできれいじゃないところとか(汚れてるだけかもしれない)、とにかく嫌いなわけじゃないけど好きではない。ちょうどタイヤもスリップサインが出始めたぐらいまで減ってきたので、ついでにホイールも変えたい。
ホイールを選定する条件
実のところ今の僕はそこまで金銭面的に余裕のある生活を送っているわけではないので、できる限り安く、そしてかっこいいホイールを入手したい。どうせなら抜けまくりの純正サスを車高調へと交換して、ついでにホイールサイズもUPしてしまいたいものだがそうは問屋が卸さないのでホイールサイズも現状維持、となると以下の条件が浮かび上がる。
- 安い(現状のホイールを売った代金で買える程度≒合計3万円以下)
- サイズは17×8J+32~40程度で4本通し
- かっこいい
- できれば軽い
ちなみに、SA-90も前に大学の先輩から9000円で譲ってもらったホイールを売った代金で買っている。その前に使っていたものは友人からただで借りていたランエボⅨ純正ホイールだし、その前はすでに売ってしまったが16インチの純正ホイールだ。だから事実上ホイールの代金としては9000円しか使ってないのに3セットのホイールを使ってきたことになる。今度ので4セット目になるわけだが…。
中古は欲しいと思ったタイミングで買わないと…
そうと決まれば後は探すだけ。某オークションサイトと某中古カーパーツ専門店さえ毎日チェックすればたいていの場合欲しいものが見つかる。メ●カリにも自動車部品売られてるけど、往々にして情報が少なすぎて購入する気になれないので、メル●リが話題になりだしてからインストールしたアプリはすぐにアンインストールされているのでチェックすらしていない。
すると中古パーツ専門店でちょうどいい物を発見した。さほど綺麗とは言えないけども老舗のメーカーだし状態も悪くなさそうだしサイズはばっちりだしデザインもいいし安い。これだな!と思いつつほかにも出物がないか漁ってたら、気づいたときには売れてしまっていた。これが中古市場の怖いところだ…。欲しいと思ったタイミングで買わないと誰かに買われてしまう。仕方がないのでSNSで「ホイール 売ります」などと検索したみたりオークションを探してみたりしたものの、何日たってもあの時見つけたホイールのような価格、サイズ、デザインには出会えない。特にオフセットも含めて4本通しサイズというのはなかなか見つからない。特別急いでるわけではないから、もうちょっと時間をかけて探すか…、そう思ったときにふと、もう一度あのホイールが販売されているのに気が付いた。もしかして注文がキャンセルされたのだろうか?とにかく在庫が復活した。僕は迷わずに購入ボタンを押した。
ポチってしまった
— ひゃっかいだん (@hyakkaidan) 2017年1月6日
入金してしまった…
— ひゃっかいだん (@hyakkaidan) 2017年1月6日
A-TECH FINALSPEED CAST
そして我が家に届いたのが、A-TECH FINALSPEED CASTだ。BBSやRAYS、ENKEIなどといった名の知れたメーカーではないものの、このA-TECHブランドでホイールを製造、販売しているマルカサービス株式会社は昭和36年創業の老舗だ。海外生産で廉価なホイールを販売している。
ぱっと見グラ●ライツ57Cっぽいデザインだけど、シンプルで無骨な5本スポークはスポーツ系ホイールの象徴ともいえるし、ちょっと深リムっぽくなっているところとかも割と好き。全体のデザインに関しては文句の付けどころがない。ちなみに購入した値段は送料込みで約2.5万円。A-TECH現行の新品ホイール(こちらはTWSのそっくりさん)の値段を調べるとわかるがさほどお買い得とは言えなかったかもしれない。でもデザインが気に入ったからいいのだ。そもそも現行品には17×8Jがないし。
サイズは17×8J+35と希望通りのサイズ。取り付け穴は購入先によると5H-114.3とのことで、画像で見る限り5H-100のマルチなのかな?と思っていたのだが、よく見てみると小さいほうの穴はテーパー上になっていないのでホイールナットの取り付けはできない。軽量化のための穴だろうか。
ちなみにホイール裏面はあまり軽量化が行われておらず、ワイトレなどを装着した際の「逃げ」もない。ビッグキャリパーにも非対応。ワイトレをつける気はないし、僕のRX-8のブレーキローターはベースグレードだから上級グレードのそれよりも一回り小さいので何の問題もない。ただちょっと削ってあったりすると「お?A-TECHやるな!」って気分になれたかもしれない。ホイールが削られてない分コストが削られているのだろう。
重量測定!
せっかくホイール単体なのだから、重量測定をしたい。どうやら調べていると一応軽量ホイールらしいのでそこそこ軽いんだろう。これを運んでくれた佐川急便のお兄さんも「ホイールにしてはなんだか軽いですね」って言いながら持ってきてくれたし、実際自分で持ってみても割と軽い気がする。鋳造だから超軽量ってことはないけど、それなりに期待が持てそう。
ってなわけで体重計に乗せてみた。
結果
8.3kg (17×8J+35)
意外と悪くない。調べてみると現状履いているSA-90が17×9J+20で10.15kgとの情報もあり、つまり8Jだとしても9kg台であることには間違いないから、1kg以上軽い、ということになる。軽量ホイールのP1Racingともさほど変わらないみたい。ちなみにP1Racingは近々再販されるらしい。あれも結構好きなデザインなので中古でも探したんだけど、ちょうどいいものが見つからなかった。ってかコストパフォーマンスでいえば最高なんじゃない?しかし安くて軽いとなると、すぐ割れてしまうんじゃないかと心配にもなるけど、そこはJWLの刻印と中国の高い技術力を信じるしかない(笑)。
ちなみにバルブとタイヤはまだ買ってない。バルブは見る限りゴムに亀裂が見られないから買わなくていいかな。金属バルブはモノタロウで買うと最高に安く手に入るのでオススメ。というわけでRX-8に装着されるのはもう少し先の話になる。
↓コーティングした
↓RX-8に装着した
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