サーキットを走るならSUNOCO BRILL GEAR OILは超おすすめ

2017年の2月半ばにRX-8のミッションオイルを交換したのだけど、その時に入れたギアオイルが、SUNOCO BRILL GEAR OILの80W-140。丁度丸1年使ったので、その感想を書いていこうと思う。

サーキット走行を行うと、エンジンオイルと同じようにミッションオイルやデフオイルも劣化していく。デフオイルは正直劣化が分かりにくい(特に僕のエ...

当たり前の話だが、このギアオイルはレーシングオイルであり、サーキットでタイムアタックないしドリフトなどを楽しんでいるユーザーでなければ全く必要がない。であるから、サーキットでモータースポーツを楽しんでいる人に対して参考になるように書いていく。

コスパに優れる高性能ギアオイル

BRILLシリーズはSUNOCOの中では市販最高級グレードのレーシングオイルとしてラインナップされている。そしてギアオイル(#140以外)はフルエステルかつノンポリマー仕様となっている。それってつまりどういうことかというと…値段は高いけど粘度劣化が遅く極圧性能が高く油温が上がりづらい、ということ。フルエステルのオイルはオイルシールに対する攻撃性が高いけど、そこそこ新しい車であれば問題なく対応しているので気にする必要はない。値段以外はギアオイルとしての基本性能をしっかり押さえているはずだといえる。

シフトフィーリングは超ぬるぬる

ギアオイルの目的は、ミッションやデフの中にある多数の歯車たちをすり減らさないことにある。歯車をすり減らさないためには、その歯車の間に常にオイルがあり続けることが大切だ。そして実際に、新品オイルを入れた後のシフトフィーリングは超ぬるぬるで、あたかもシフトレバーがオイルの上に浮いているような感覚さえ覚えてしまうほどスルッとギアが入っていく。これは気持ちがいい。カチカチという機械的な感覚とは一線を画す感触である。

ただし僕が買ったのは80W-140とワイドレンジかつ冷間粘度が普通のギアオイルの75W-90党と比べて若干固いので、特に冬場でミッションが冷えているときは結構シフトが固い。少し走ればぬるぬるのフィーリングがやってくるが、それが気になる人は75W-90または75W-120を選択するのがいいと思う。基本的にエンジンオイルも含めオイルは柔らかければ柔らかいほど摺動抵抗が減っていいので、頻繁に交換できるような環境にあるのであれば柔らかいオイルを使ったほうがサーキットでタイムが出るし、燃費も向上するはず。

機械式LSDでも使える

残念ながら僕のRX-8は純正トルセンデフなのでその真価は分からないが、BRILL GEAR OILは機械式LSDにも対応している。いかんせんトルセンデフではデフオイルの性能評価するのが難しいのだが、少なくとも何の問題も感じていないことと、両方に使いまわせるというのはオイルを複数管理しなくて済むので楽でいい。将来的にLSDを導入したときにも困ることがないだろう。

サーキット走行にオススメできる!

正直な話、街乗りでのオイル性能なんてどうでもいい。大切なのはサーキットをガンガン走った時のフィーリングだ。

僕はこのオイルを入れてからサーキットに7回走りに行っている。いずれも走行会ではなくフリー走行なので、1時間枠であったり半日枠であったりとまちまちなのだが、春夏秋冬いずれの季節でも素晴らしい性能を発揮してくれた。連続走行している最中にミッションがオイル切れを起こしシフトが弾かれる、なんて現象とは全く無縁の経験ができた。サーキット走行という超高負荷状況でも街乗りと同じようなフィーリングで走れることから、ミッションの保護はもちろんタイムアップに確実に繋がっている。

ただし5回目の走行となったTSタカタサーキットでは途中から若干シフトを弾かれはじめ、6・7回目ともなればちょっと弾かれないように気を付ける必要があった。そしてさすがに丸1年間使った今となればオイルも結構お疲れ気味な様子が街乗りでもわかり、新品の時のオイルフィールはかなり減ってきている。

ということで、安心してサーキットで使えるとなると、およそスポーツ走行4回分ぐらいが交換タイミングではないかと思われる。ただこれは使用状況によって大きく変わるので、あくまで僕の場合の目安、である。

しかも安い

高性能を謳うレーシングオイルは、有名ブランドの他様々なショップからも出ているが、どれも結構いいお値段がする。それに対しこのBRILL GEAR OILは、1L缶で買っても2000円台と、フルエステルオイルとしては廉価な部類にはいる。さらに20L缶(ペール缶)で買えば2000円/1Lを下回る価格帯に突入し、おそらくレーシングギアオイルとしては最も安いオイルの一つになるだろう。結局のところどんなに高級なオイルであっても消耗品であることには変わりないので、そこを安く抑えるというのはサーキット走行を楽しむためには重要な点。高性能だけど高いオイルをケチってボロボロになるまで使うよりも、高性能で安価なオイルを定期的に交換したほうがミッションやデフも長持ちし、結果この遊びをより長く楽しむことができるのだ。

ペール缶で買いました

というわけで、ペール缶で買いました。1L缶で買うと割高というのもあるけれど、何よりも結構気に入ったというのが大きな理由。ギアオイルなんてそう頻繁に交換するものじゃないのでペールで買うのは割と勇気が必要だったけれども、これでオイルの劣化を感じたときには素早く交換できるようになった。

缶のデザインが一新されてSUNOCOブルーじゃなくなったのはちょっと残念だけども、中身のオイルの性能は一戦級。サーキットを走るなら間違いなくオススメできるギアオイルだ!