納車以来6年弱もの間使い続けているRX-8のバッテリーがすごく弱ってきている気がする。先日もエンジンをかけようとキーをひねっても、スターターモーターの回転が明らかに弱く、これから本格的な冬の到来を迎えるというのにこれではかなりやばい気がしてきた。いい加減バッテリーも寿命な気がするし、ここいらで交換しておいた方がいいだろう。
バッテリーを買う
純正バッテリーサイズを参考にする
RX-8の純正バッテリーサイズは
- 75D23L
- 75D26L
の2種類が存在するらしい。が、ぶっちゃけどっちでもいい。なぜならRX-8のバッテリーボックスは全車種でD26サイズが入るようにできているから。
ちなみにバッテリーサイズの見かたは上の通り。これをみればわかるように、最初の性能ランク以外は純正バッテリーと同じ物を使う必要がある。性能ランクは純正バッテリーと同等かそれ以上のものを使うのがいい。
Panasonic Caos 100D23Lを購入
というわけで買ってみたのはPanasonic Caos 100D23L。こんな高級バッテリーを買うのは初めてなのでドキドキする…(って言ってもネットで買えば安い)。性能ランクを純正の75から100へ5ランクアップさせてみた。性能ランクをアップさせると始動性がよくなったりとメリットが大きい。
箱からはカーバッテリーとしては珍しい青色のバッテリーが出てくる。取っ手は車体につけた後に取り外す。この点だけちょっと不便。
RX-8のバッテリー交換
というわけで無事にバッテリーを購入したので交換。ボンネットを開ければバッテリーマークがついてるカバーがあるので、これを最初に外す必要がある。僕は外しっぱなしにしているが、エンジンカバーが付いている人はそっちを最初に外す。
バッテリーカバーの奥にあるホースを持ち上げエンジン側にずらし、バッテリーカバーの奥側を上に持ち上げる。ちなみに緑色の謎のパーツ(多分コンデンサー)は前のオーナーの趣味なので、この機会に取り外すことにする。
カバーが外れればバッテリーが出てくるので、端子を外す。バッテリー交換の基本にして最重要事項だが、
まず最初にマイナス端子を外し、そのあとにプラス端子を外す!
これは車・バイクは基本的にフレーム全体がマイナス端子に繋がっているため、プラス端子から外すと端子がフレームに触った瞬間にショートしてしまうから。そうなると最悪の場合電子機器類が全部破損してしまう。
マイナス端子から外せばショートする心配はないが、外した端子がバッテリーと不意に触れてしまわないように大きく避けさせると作業的に安心できる。心配なら端子に軍手をかぶせる等の絶縁処理をする。また工具でショートしてしまわないように注意して作業する。
端子が外れたらバッテリー抑えを外す。抑えを固定している棒はJの字になっていて引っかかっているだけなので、ナットは全部緩めなくても外れる。
あとはバッテリーを持ち上げれば外れる。
新旧バッテリーを比較して、サイズや端子の向きが間違っていないかを確認。これまでついていたのはAC Delcoの80D23Lなので性能ランク以外は同じ。写真を見てもわかるように、前のバッテリーは劣化してしまっているためプラス端子に緑青(青いサビ)が出てしまっていて、これが車体のプラス端子にも付いてしまっていた。古いバッテリーは置いといても車体の端子にこれが付いているのは不都合なので、真鍮のブラシや紙やすりなどで取り除く。
またバッテリー抑え金具がわずかに錆びていたので、
適当に掃除したのちにシャーシブラックで塗装し錆止めをしておいた。
あとは新バッテリーを車体に入れて、端子などを元に戻せばOK。バッテリーを取り付ける時の注意事項は、
- プラス端子→マイナス端子の順で取り付ける
- 端子はしっかり奥まで差し込む
- 端子を締めこんだ後はぐらつきがないかチェックする
- バッテリー抑えを締めこんだ後バッテリーがぐらつかないかチェックする
- 工具でショートしてしまわないように注意する
この5点をしっかりと行えば大丈夫。
あとはバッテリーカバーを戻せば完成。前オーナーが取り付けただろうコンデンサーもなくなってすっきりした。
バッテリー交換後の復帰手順
バッテリー交換を行うと様々な設定がリセットされるので、それらを復帰させる。以下のリンクを参照。
メモリーバックアップを使う方法も
もしくはメモリーバックアップ電源を使えば復帰手順を行わずに交換可能。
交換後のエンジン始動性は最高!
6年間使って完全に交換必要な状態になったバッテリーから、CAOSの新品バッテリーに交換しただけあって、これまでエンジンがかかるかどうか不安になりながらキーをひねっていたのに、いとも簡単にエンジンがかかるようになった。ちょっと感動した。これでまだまだエイトに乗り続けられるぞ!
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