もう2年以上もの間、洗車時のコーティング剤としてCCIスマートミストを愛用している。なんて言ったって施工は拭き上げと一緒にスプレーするだけという手軽さの割に、ヌルヌルの艶感がいい具合に出るし、耐久性もぼちぼちあって、そして安い。しかもボディのあらゆる面に使えるので、拭き上げと一緒に全部が終わってすごく楽。なので気に入ってリピートしていたのだけど、一つだけ困ったところがあった…。
スマートミストは雨天時にガラスが白く見えるのが×
スマートミストは撥水系のコーティング剤なので、コーティングしていると水をはじいてくれる。めんどくさいのでボディ面からガラスからサイドミラーまで全部にスマートミストをかけているのだけど、雨天時にちょっとした問題が発生する。それは…
水玉が細かすぎてガラスやミラーが白く見える
ってこと。CCIスマートミストは水の弾きこそいいものの、流れ方はイマイチなので、ガラス面に細かい水玉が沢山付着し、そこで光が乱反射してガラスが白く見えるという現象が起こるのだ。高速道路を快適に走っている分には特に問題はない(むしろ効きの弱いガラコのような感じでそこそこ水が流れるので割と見やすい)のだけど、ストップ&ゴーが続く一般道を走っているときや、駐車場に車を止める時には困ってしまう。なにせサイドミラーは水滴だらけだし、左右の窓も白っぽく見えるので、後方視界に難があるのだ。
ではミラーだけこういう商品を使えばいいのでは?と思うのは当然なのだけども、そういう使い分けはめんどくさい。何かいい商品はないかなぁ~…。
CCIスマートミスト【親水タイプ】はどうか?
というわけで、CCIスマートミストの親水タイプを買ってみた。「親水」って言うのは「疎水」の反対語なわけだけども、カーコーティング界では学術的な意味とはちょっと違うイメージで使われてる気がする。ともかく通常品より撥水性が劣り、ボディにべたっと貼り付く感じで水が流れていくだろうと考えて選んでみたのだ。
なお施工はいつも通り百均で購入した適当なスプレーボトルの中にコーティング剤を入れて行っている(メーカー非推奨のやり方)。
念入りに洗車したのち施工してみる
今回は長らく洗車できていなかったことと、これまでのコーティング剤を剥がす意味も含めて、トラップ粘土でしっかりと鉄粉などの汚れを除去した後にCCIスマートミスト親水タイプを施工してみた。
艶感はばっちり!
施工直後がこんな感じ。つやつやテカテカで、通常タイプのスマートミストと同じくヌルっとした手触りも気持ちがいい。
スマートミストのいいところはボディ面全部に使えることだけども、こういう無塗装プラスチック部品も艶が出て黒さが引き締まるのが嬉しい。親水タイプでもその性質が受け継がれているのはありがたい。
3週間後のコーティング状態
初の施工から3週間、時期的に花粉がガンガン降り積もったり、小雨が降って埃が付着したボンネットがこんな感じ。さすがに汚いし、窓も見にくいので洗車する。
水をかけるとこんな感じ。そこそこ水を弾いているので、コーティング剤は健在のようだ。親水タイプと銘打っているが、どう見ても撥水している。ただ通常タイプのスマートミストよりも水玉の粒は大きめで、弱めの撥水といったイメージか。スロープの上で洗車しているのでいい勢いで流れているが、単純な流れ具合で言えば通常タイプのスマートミストと同じ程度に良くはない。個人的にはこれぐらいなら十分だけど。
窓ではこんな感じ。通常タイプよりも水滴が細かくないので、乱反射で白くなっている感じは少ない。
水をかけただけなので汚れがまだボディ面に付着したままの状態だが、適度に撥水していて悪くない感じ。
雨天時の視認性も悪くない
実際に雨が降った際の水野弾き具合はこんな感じ。適度に撥水しつつ、コロコロと雨水が転がっていく。
ガラス面の視認性はどうかというと、通常タイプのスマートミストよりも球状になる水が大きいので乱反射が少なく、ガラスがあまり白っぽく見えることはなかった。また同様にサイドミラーの水滴もそこまで細かくないので、後方視界も通常のスマートミストほど悪化することはなかった。高速道路を制限速度で走っているときには、ワイパーを使わなくてもある程度視認性が確保できるほどには水滴が流れていく。ミラーもガラス面の撥水も、専用品に比べれば性能は良くないが、おおよそ不満がないレベルになった。
通常タイプの難点がおおよそ払拭された
水滴の転がり具合などは満足いくレベルではないが、施工の簡単さ、ボディの艶感、適度な耐久性、安価な価格という通常タイプのスマートミストの利点をそのままに、難点であった雨天時の視認性悪化をある程度解消してくれた。これからは親水タイプのスマートミストをリピートしていこうと思う。
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