Triumph Daytona675のスロットルボディ取り外し方法を紹介。
かなり工具が入りづらいため作業性が悪く、スロットルワイヤーを取り外したあとには調整が必要になるので、自信がない人は素直にバイク屋さんにお任せしたほうが良い。
Daytona675 スロットルボディの取り外し
スロットルボディはエアクリーナーボックスの下にあるので、燃料タンクを取り外し、エアクリーナーボックスを外す必要がある。エアクリーナーまでの道筋は↓の2つの記事を参照。
エアクリーナーボックスの取り外し
エアクリーナーまで取り外した状態からスタートする。
エアクリーナーボックスに取り付けられているバキュームセンサーのカプラーと、裏面のホースを外す。
スロットルバルブ上の3つのファンネルを外す。
エアクリーナーボックス前側の固定ボルトを外す。
エアクリーナーボックスを少し持ち上げると、下側にブローバイホースが接続されている。これを外すと、エアクリーナーボックスが完全にフリーになる。
ケイヒン製のスロットルボディが見えた。エアクリーナーボックス裏にはスロットルボディとの間のゴムパッキンがあるので、これを脱落させないように注意。
スロットルボディの取り外し
スロットルボディにはインジェクターが取り付けられているのでそれのカプラー3つ(赤)と、スロットルポジションセンサーのカプラー(青)を取り外す。
アクセルOFF時のアイドリングを制御するアクチュエーター(青)があるおだが、これがあると工具が入らないのでプラスネジ2本(赤)を外す。
アクチュエーターの調整は上にあるナット(赤)の締め具合で調整されているのだが、これを動かすと再調整が面倒くさいので、切り欠きに沿ってそのまま抜く。戻すときには挟まっているワッシャーの位置などに注意する。
スロットルワイヤーは上側にあるので、これを取り外す。(※僕は今回の作業では再調整が面倒なのでワイヤーは取り外していない)
僕のDaytona675にはT-REVという社外の内圧コントロールバルブが装着されていたのだが、これが作業の邪魔なので、ブローバイホースを一本取り外して端に避けておいた。
あとはスロットルボディがインシュレーターに嵌っているだけ。インシュレーターを締めているスロットルバルブ直下にある3つのバンドを3mmの六角レンチで取り外すのだが…、これがめちゃくちゃ作業性が悪い。特に車両左側のバンドなんて全く目視できない場所に締め付けているボルトがあった。ボールポイントでかつちゃんとした六角レンチじゃないとかなり危うい。
どうにかバンドを緩めたら、あとはスロットルボディを外すだけ。完全に固着していたのでインシュレーターの隙間に潤滑剤を吹きかけ、どうにかこうにかスロットルボディを揺らしていて固着を取ると…、
スロットルボディが外れた。インシュレーターバンドのボルトは横並びになっていた。
スロットルボディの下側、車体の左側に一本ホースが繋がっている。かなり見落としやすい位置にあるので注意。
正規のインシュレーターバンドの位置
こんなに工具が入りづらかったら工場で組み立てる時にやたらと時間がかかってしまう。これは絶対おかしいとサービスマニュアルを探して確認してみると、
本当はこんな感じにインシュレーターの隙間を縫ったり、エンジン後方の余裕のある向きで工具が入っているようになっていた。そりゃそうだよな…。
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