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【RX-8】モーターランド鈴鹿でNANKANG CR-Sを初使用!自己ベスト更新するも、このタイヤは…

NANKANG最強のハイグリップタイヤとして君臨するCR-Sに履き替えて最初のサーキット走行の舞台は、モーターランド鈴鹿に設定した。今年の7月去年の7月シバタイヤTW200で走ったモーターランド鈴鹿だが、流石に夏場は車にもタイヤにも人にも厳しい環境。今回は10月中旬ということで幾分涼しい環境でアタックできると良いな~と、ワクワクしながら鈴鹿に向かった。

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モーターランド鈴鹿でNANKANG CR-Sを初使用!その感触は…

というわけでモーターランド鈴鹿に到着。毎週金曜日は「ラッキーフライデー」というイベントを行っており、なんと50分の1セッションをわずか2200円で走行可能な超お得日となっている。そんな事もあって平日ながら少し賑わいを見せていた。

でも10月中旬の朝とはいえ気温は25℃に達し、太陽は強烈にアスファルトを照らしている。条件的にはほぼ夏と一緒…。

ここまで一般道や高速道路を走ってきただけのNANKANG CR-Sはサラッと一皮むけたぐらいのド新品状態。このタイヤ、ハイグリップタイヤながらロードノイズが割と静かで、路面がきれいな道に限って言えば一般的なタイヤと変わりないロードノイズ。すごく快適に移動できて良い。

それはそうとサーキット走行に合わせてセッティング。スプリングを変更してから最初に走った一本クヌギスピードウェイでは減衰は下げ気味のほうが調子良かったので、とりあえず前後ともに最弱から22段目にセット。NANKANG CR-Sは触った感触的に超高剛性タイヤなことは間違いないので、温間170kPa狙いで冷間140kPaに設定。これでコースインしてみる。

とりあえずタイヤがド新品ということもあってインラップはゆっくり目にして、他の車を避けた後に少しペースを上げようとしたら…

外周で縁石に引っ掛けすぎたと同時にスピン。このタイヤ、グリップが良いから思ったより曲がる…。

しかも右リアタイヤのビートが落ちた。まじかやっちまった。

と思ったのだが、奇跡的にホイールにもタイヤにも傷は入ってなかった。コース管理人さんの協力を得てビートを上げて、空気圧も落ちた右リアだけ冷間160kPaに調整して再コースイン。

流石に冷間140kPaは下げすぎだったので、とりあえず普通に走れるかどうか確認のためにゆっくりペースを上げていく。まぁ問題ないかなというのが確認できたタイミングでアタックしてみたら、47.952秒のタイムが出た。CR-S結構グリップしてすごいな。

空気圧は上げていった右リアを除いて温間170kPaに上昇。これは狙い通りだ。

NANKANG CR-S、難しい

ただこの一本目を走った時点で、僕は一つの確信を得た。

NANKANG CR-S、難しい…。

ブレーキを踏んでターンインする間はものすごいグリップ感があるのだが、そこからブレーキもアクセルも踏んでいないタイミングになるや否やグリップ感がスッと抜けてしまう。アクセルを入れればリアのグリップは戻って来るが、フロントの手応えは当然無い。

サーキット走行時においてタイヤは、そのトレッド面やサイドウォールが潰れた状態で最大グリップを発揮するものだが、恐らくNANKANG CR-Sはこのタイヤの戻りが恐ろしく速いのだろう。普通ならしばらく潰れたままでいてくれるのに、このタイヤはブレーキをリリースしたと同時にタイヤの潰れも戻ってしまうので、グリップが抜けるのだ。だからヘアピンコーナーはまだマシだが、モーターランド鈴鹿の外周コーナーのような、入口でちょっとブレーキを踏むだけのような高速コーナーだとグリップが抜けて扱いづらい。

多分RX-8よりもずっと重たい車や、空力でしっかり押さえつけられるような車であればこのタイヤの特性を抑え込むことができるのだと思う。僕のRX-8はリアウィングすら無しのドノーマル状態なので、タイヤとの相性が悪すぎる。

エア圧と減衰調整と走り方で自己ベスト更新!

とりあえずこれでは走りづらくて仕方がないので、まずはセッティングでごまかせるところを探ってみよう。タイヤが戻ってくるのも嫌だが、車速に対して車が動きすぎるのも嫌な感じなので、減衰は前後とも最弱から28段目にアップ。タイヤのエア圧は温間170kPaに揃えた。

減衰アップで幾分か走りやすくはなったが、やはり根本的にタイヤが戻ってくるので、ブレーキリリースと同時にグリップも抜けていく。あとリアの減衰を上げると旋回性が今ひとつになる。でもグリップ抜けてるから高速コーナーとか怖いんだよなぁ…。

一度ビート落ちしたのでちょっと怖いが、エア圧を160kPaまで落として、リア減衰も20段と柔らかくして再コースイン。これで多少はましになった。

さらに走り方も変えてみよう。グリップが抜けるならその前に曲げてしまえば良い。特にヘアピンをできる限りV字で曲がるように調整してみたところ、これがうまいことハマってくれた。CR-Sの元々のグリップ力を活かしてターンインでコーナリングの殆どを終わらせてしまうイメージで走ったところ…

当日のベスト、そして自己ベスト更新となる47秒889が記録!!!

…ちなみにそれまでの自己ベストはATR-K SPORTSで出した47秒893なので、4/1000秒のタイム更新。気温的にも不利な条件とはいえ更新幅がしょっぱい…。まぁATR-Kで走った時の条件が非常に良かったというのもあるが。

悔しいのでもう1セッションおかわり

NANKANG CR-S、グリップ力だけで言えば間違いなく過去使ってきたどのハイグリップタイヤよりも高いのだが、そのタイヤ特性と僕のRX-8がマッチしてなさすぎて性能を活かせない。絶対もっとタイムが出る感触があるのに出ないのが悔しいので、本来そんな予定はしてなかったが11時枠を追加で走ることにした。

結果から言えば気温が高くなったりしたこともありタイム更新はならず。ブレーキの踏み方からハンドルの切り方からラインまで色々試したら逆によくわからなくなってきた。なんだかんだで1枠目と合わせて計時上51周も走ってしまった。

しかも迷いの中走行を終了させたら、その後に非常に参考になる走り方のヒントを頂いてしまった。めちゃくちゃ悔しいのでまたの機会に試しに行くことにします。

走行後のNANKANG CR-Sの状態がこれ。摩耗状態としては非常に綺麗で、変な溶け方や削れ方もしていない。ピックアップも少ないのが嬉しい。僕のRX-8は特にフロントのキャンバーが足りないのでフロントはショルダーが減りがちだが、その点を踏まえてもかなり良好だし摩耗も控えめ。この点は非常に良い。

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