シバタイヤTW200がすってんてんになったので次のタイヤを用意せねばならなくなった。本当はシバタイヤ最強とされる現行型の200Rを買おうと思ったのだが、円安物価高の影響を受けまくっていつの間にか4本10万円を超える価格に。僕がTW200を買った時は4本6万円ぐらいだったはずなのに…。
しょうがないのでシバタイヤは諦めよう。タイヤは1本1.5万円までというマイルールに則り、次の格安ハイグリップタイヤを購入した。
OTANI BM2000
購入したのはオートウェイが2024年6月に取り扱いを開始したばかりのOTANI BM2000。OTANIはタイ王国のタイヤブランドで、自社生産らしくBM2000はMADE IN THAILANDの文字が刻まれている。
OTANI BM2000はハイグリップなスポーツタイヤで、トレッドウェアは180。UTQGは180AAA。ビードの端には滑り止めのローレット加工も施される。
購入サイズは4本全て255/40R17 98W XL。このサイズはエキストラロード規格だったので、通常使用時は高めの空気圧を設定する必要がある。
購入した4本はすべて2024年第18週製造品だった。
各部の溝の深さは、
- 縦溝:7.9mm
- 横溝1:5.9mm
- 横溝2:5.5mm
と、6mm前後が主流となってきた最近のスポーツタイヤにしては割と深め。溝の横幅も広く、排水性を意識してるような見た目。センターの溝が割と細いので、サーキットを走るとぼろぼろにならないか気になる。
ショルダーは少し丸めで、タイヤ全体の幅は実測265mm。
タイヤの重量は実測12.2kgだった。シバタイヤTW200は溝の深さが6mmで12.2kgだったので、OTANI BM2000は深溝の割には軽めに仕上がっている。
燃費悪い!雨はいまいち!音はうるさい!とはっきり書いてくれてる辺りが優しい。
手で押したときの剛性感
手で押してみた感じ、サイドウォールやショルダー部はハイグリップタイヤとしては一般的なぐらいの硬さで、最近のグリップ偏重なタイヤと比べれば柔らかめ。トレッドゴムが厚い分だけトレッドも硬そうに思うが、タイヤ全体に上から体重をかけてみると結構歪むので柔らかそう。
実際にホイールに組んでみないとなんとも言えないが、触った限りではそこまで高剛性なタイヤでは無さそうな印象。KR20Aほど柔らかくはない気がするが、感触としてはそっちに近い。
格安ハイグリ希望の星になれるか
OTANI BM2000はこの円安物価高の世の中においてかなりの低価格で登場してきた。2024年7月の購入時点で255/40R17が1本12,020円で、しかも送料無料。なかなか1万円台前半の選択肢が減ってきた中でこれは嬉しい。
今回は楽天で購入したが、ちょうどクーポンとポイントアップのキャンペーンが重なったこともあり、実質的に1本約1万円で購入。ここまでくればNS-2RやKR20Aなどの格安ハイグリの昔の値段と変わらないので、かなり安い印象だ。
コストはいいとしても、パフォーマンスの部分は使ってみないとわからない。感触的にはおそらく深溝で柔らかめのケース剛性も相まって多少はダルいハンドリングなのだろうが、その辺を理解してうまく使う必要がありそう。近い内にサーキットを走って試してみよう。
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