たった4本のねじを外したいがために工具を買ったことなんて生れて初めてのことだった…。SSTじゃない限り工具って汎用性があるものだけど、この工具を次に使うのはあと何年後のことになるのだろうか。それとも意外と早く使うことになるのだろうか。
RX-8ブレーキローター外しの必需品、ショックドライバー
そもそも、熱がガンガンに入って固着しやすいような場所に+ねじっていうのがなかなか頭おかしいと思うんだけど、MAZDAさんそこんとこどうなんですか?
そう、RX-8のフロントブレーキローターはなぜか2本の+ねじで固定されている。確かにこれがあるとローターが動かないから、ブレーキパッドの交換とかかなり楽でいいんだけど、こんなネジがほかについてる車種を見たことがない。マツダで同年代の車だと結構あるのかもしれないけど…。
もちろんこんなものすごい熱を持つようなところのネジなんて、組み立て時にカッパーグリスでも塗ってない限りほぼ100%固着してるし、そんなネジを+ドライバーを使って外すなんて普通無理。まぁやりようがないわけじゃないけどかなり大変だし、うまくやらないとほぼ間違いなくナメる。そんな時に使うのがこれ。
ショックドライバー!モノタロウだとインパクトドライバーって名前で売られてるけど、その名前だと普通は電動のガリガリいうやつになってしまう…。
ショックドライバーの先にビットを取り付けて、回転方向を切り替え、回したいネジに押し当てたのちにドライバーのお尻をハンマーで殴る!ネジの頭に押し当てる方向に叩くのでナメる心配がなく、また殴った方向の力を回転方向に変換するようにできているため叩いた衝撃と合わせてネジが緩む(締まる)仕組み。
これを普通の工具でやろうと思ったら、六角がついてるタイプの+ドライバーと適合するメガネレンチ、そしてハンマーと2名の作業者が必要になる。しかも結構大変(経験者は語る)。これを一人で簡単にできるショックドライバーは便利でいいよね~。
ついでに、このショックドライバーは先端を外すと12.7mmソケットの取り付け部分が出てくる。あんまり使うこと無さそうだけど…。
あとこのショックドライバー、めったに使わない工具だから適当な収納箱があると便利なのになぁ。安いわりに造りはかなりしっかりしてる(赤いグリップは見た目にチープな印象だけど)だけにちょっと惜しい。
使ってみた
使った様子を動画に撮ってみた。割と簡単にネジが緩んだのでちょっと拍子抜け(笑)。ちなみに、使うハンマーは頭が金属製のものが必須。プラスチックハンマーやゴムハンマーだと衝撃が吸収されて緩みにくい。
しかしこういう、高トルクで締まってる+ねじなんてそうそうないので、この工具の次の出番がいつになるのかはわからない…。
コメント