RX-8のドライブベルト(オルタネーター、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーを回すベルト)を交換する。作業としてはそこまで難しくは無いが、ベルトのテンションをどれだけかければいいか分からない、などの人は素直に整備工場に依頼したほうがよいです。
マツダの推奨交換時期は36カ月または6万km走行毎。僕は中古でこの車を買って以来未交換なので、少なくとも12万kmぐらい使ってるが…。
RX-8のドライブベルト交換
というわけでRX-8のドライブベルトを交換する。ベルトサイズは、
- オルタネーター・ウォーターポンプ側(奥):5PK815
- エアコンコンプレッサー側(前):4PK780
が純正サイズ。今回は三ツ星ベルト製を用意した。2本合わせて3000円しないぐらいで買えるはず。
ドライブベルトを外す
エンジンカバーを外せばドライブベルトが見える。各ドライブベルトを押して、組み立てる時にベルトテンションをどれぐらいかければいいかを覚えていく。
手前のエアコン側ベルトは、プーリー固定ベルトを軽く緩め、テンションアジャスターを緩めていけば取れる。奥のオルタネーター側ベルトはオルタネーター自体がテンションプーリーになっているので、オルタネーターの2か所の固定ボルト・ナットを軽く緩め、テンションアジャスターを緩めれば取れる。
このままでも作業できなくはないのだが、作業スペースが狭くてややこしいので、エアクリーナーBOXを外してしまったほうが簡単に出来る。
まずはエアコン側から作業。テンショナープーリー真ん中のボルトを軽く緩めるのだが、これがまぁ結構硬く締まっている。最初無理して外そうとしたらボルトの頭が舐めかけたので、やっぱりエアクリBOXを外して作業スペースを確保してやるのが良いと思う。テンションアジャスターボルトを十分に緩めれば簡単にベルトが取れる。
次はオルタネーター側。オルタネーター2か所の固定ボルトを軽く緩め、テンションアジャスターボルトを十分に緩めれば簡単にベルトが取れる。
外したベルトをチェックする
外したベルトを見てみるが、推奨交換時期を無視して使っていたとは思えないぐらいひび割れなどは無くきれいそのもの。
ただエアコン側のベルトを見てみると、4つある山のうちの一つが完全に削れて無くなっている。おかげでその部分が薄くなっていて、触ったら簡単に裂けてしまった。これはいったい…?
見てみると、エキセントリックシャフト(レシプロエンジンならクランクシャフト)プーリーに石が噛んでいるのを発見。このままだと同じように新品ベルトも削れてしまうので、マイナスドライバーなどを使って石を撤去。他の場所や別のプーリーにも石が挟まっていないか一通りチェックしたが問題は無かった。
あとなぜか5PK817と4PK779という純正とは微妙に違うサイズが付いていたのだけど、一度交換されているのだろうか…?
新品ベルトを組付け
あとは先ほどの逆手順で新品ベルトを組付けるだけ。ベルトの山がズレていないかきちんと確認しながら組み立てる。ベルトやプーリーに油分が付かないように注意する。
新品ベルトは多少伸びるので気持ち張り気味なテンションに調整してもいいかも。サーキットでのタイムを上げるため緩く張るのもアリだが(駆動抵抗が多少減る)、僕はベルトが鳴くのが嫌なので適正なテンションで組んだ。
最後にエアクリーナーBOXも元に戻して、エンジンをかけてチェック。ベルト鳴きなどの不具合が無ければ完成。
@163023km
作業は総走行距離163023kmの時に行った。
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