スポンサーリンク

【RX-8】めちゃくちゃ苦労してフロントハブベアリングをGMB製に交換@172013km

今年1月にオートポリスを走ったら、左フロントのハブベアリングから異音が発生し始めた。ジャッキアップしてホイールを揺らしてみるとほんの僅かにガタツキがある。これはもう完全にハブベアリングの破損なので、交換するしか無い。

サーキットを走りまくって17万kmも持ったのだから、文句のつけようがない。こうなるとどうせ右フロントのベアリングもそろそろ壊れるだろうし、左右一緒に交換しよう。

スポンサーリンク

純正ハブベアリング高すぎ問題

RX-8のフロントハブベアリングは、ABSセンサーやハブ、スタッドボルトなどがセットになった非分解のアッセンブリー品。ただのベアリングに比べれば値段が高いのだろうなぁと思いながらディーラーで部品を注文してみたら、1個約4.5万円(2023年1月時点)もすることが判明。

え・・・?両側交換すると9万円・・・???

いくらなんでも高すぎる。これはちょっと勘弁してほしい。

GMB製ハブベアリングを注文

流石に高すぎるので互換品にしよう。調べてみるとGMBがRX-8用のハブベアリングを製造しており、なんとそのお値段1個約1.4万円(2023年1月時点)とお買い得。これを買うしか無い。早速発注したところメーカー欠品だったようで、発注から約1ヶ月半かかって手元に届いた。

ちなみにGMBは奈良県にある独立系自動車部品メーカーで、主に駆動系のパーツやウォーターポンプ、ベアリングにステアリング回りの部品を製造している。

Home | GMB株式会社

僕の前期RX-8のハブベアリングは純正品番F151-33-04Xで、GMBの品版はGH32830。左右とも同じものを使える。

全面にはGMBのレーザー刻印がある。ハブボルトも黒色で純正品とは明らかに異なる。

でも作りはかなりしっかりしていて精度も高そう。普通に純正部品作ってるメーカーなので品質には何ら問題はないはず。

めちゃくちゃ苦労してハブベアリングを引き抜く

フロントハブベアリングの交換方法は↑を参照。

ハブベアリングはボルト4本+圧入でナックルに固定されていのだが、この圧入されている部分が錆びて固着して抜くのがめちゃくちゃ大変だった。

当初は「ハンマーで殴れば行けるだろう」ぐらいの気持ちでコンコン叩いていたのだが、まじでピクリとも動かない。潤滑剤をかけまくり、バーナーで炙っても何の変化もない。

どれだけハンマーで殴っても埒が明かないので、アストロプロダクツに駆け込んでスライドハンマーを購入。1万円もするので躊躇したが、ちょうどキャンペーンで2割引で購入できてラッキーだった。純正ハブベアリングの値段を考えれば工具で+1万円追加されてもまだ安い。

しかしこれでガンガン殴ってもまだほとんど動かない。汎用性を期待してハンマー2.2kgのモデルを購入したが、やっぱりパワーが上回るハブ専用のハンマー4.5kgモデルにするべきだったのか・・・?

アストロプロダクツ
¥10,780 (2024/04/15 14:12時点 | Amazon調べ)

なんて思っていたら、バックプレートとハブベアリングにほんの少しの隙間が見え始めた。

ついに動きだした!と思ったが、ここからもピクリとも動かない・・・。

なにかやり方がおかしいのでは?と思いこれまで作業していた運転席側から助手席側に移ってみると、スライドハンマーを10~20回ぐらい殴ったら簡単に抜けた。うーん、これは運転席側のハブベアリングの固着がかなり頑固ということか・・・。

助手席側はこれまでの苦労が嘘だったように簡単に抜けた

押してダメなら引いてみろ作戦

おそらくハブベアリングとナックルの隙間でサビがいい具合に噛み込んでしまうのがこれ以上抜けない原因。とすれば一回戻してみるのもありかもしれない。

そう思ってハブ裏面のボルト4本を一度きっちり締め直して、再び抜いてスライドハンマーで抜いてみる。すると先程よりほんの気持ち多く抜けるようになった。これだ!

結局すぐ止まってしまうので、またボルトを奥まで締め直し、そして外してスライドハンマーで引き抜き。これをひたすら繰り返すと徐々に抜ける量が増えてきた。そして作業開始から数時間が経過した時・・・

ついに運転席側のハブベアリングが外れた。朝からハンマーの金属音が鳴り響いていたご近所に、僕の歓喜の叫び声が響いた瞬間だった。

休憩や買い物の時間があったとは言え、まさか朝10時から夕方5時までかかるとは思いもしなかった…。

ナックルやベアリングを見てみると、接触面がしっかりと錆びている。こんなの取れるわけない。

こんなに苦労しても、元に戻すのは一瞬だから嫌になる。

GMB製と純正品を比較

GMB製と純正品を見比べてみる。寸法とかには何ら違いはなく、外見上はハブボルトの色ぐらいしか差がわからない。ハブボルトのスプライン形状が違うとかいう話を聞いたことあるが真偽は不明。

一番違うのは、純正品はセンサー裏に「49BWKHS30」という品番と「NSK JAPAN」の刻印があることぐらい。GMB製はここに何の刻印も無かった。

@172013km

作業は総走行距離172013kmの時に行った。もうやりたくない。

GMBベアリング、値上がりしてた

作業後GMBベアリングの値段を調べたら、約2.3万円に値上がりしてた。Amazonだとまだ1.5万円で買えることになっているが、値上げ必須なので欲しい人は早めの購入が吉。

追記:GMBハブベアリング、速攻で壊れた

コメント

タイトルとURLをコピーしました