ショートスタビリンクを導入して以降、それまで悩みだったリアの安定感が格段にアップしてかなり走りやすくなった僕のRX-8。ただ逆にリアが安定しすぎてフロントのグリップがもうちょっと欲しいなという感じになってきている。
その対策としてまずはフロントのトー角を少し開きたいなと思って約2年。重い腰を上げてやっとこさアライメント調整することにした。
格安の定盤を使ってアライメントを調整
前々から水平が取れていないガレージ内でアライメントをとっても、いまいちビシッと真っ直ぐ走るようにならないことが気になっていた。実はいつも少し車が左に流れていて、それがリアのキャンバーやトーの左右差にあるんだろうなぁというのは察しはついていたのだが、まぁいいやと放置し続けていた。
なので、今回からその言い訳をなくすために定盤を導入。ヤフオクで格安で売られているもので、詳しくは↓の記事で説明するが、まぁ工夫次第で結構いい感じにアライメントが取れた。
調整前
左前 トー:IN 0°5分 キャンバー:2.7° キャスター:MAX | 右前 トー:OUT 0°5分 キャンバー:3.2° キャスター:MAX |
左後 トー:IN 0°5分 キャンバー:2.6° | 右後 トー:IN 0°5分 キャンバー:3.0° |
まずは調整前の数値をチェック。
前回アライメント調整したのいつだったかなと思って調べたら2年前だった…。その時の値と比べてもトーは殆ど動いておらず、定盤無しでの計測だったので正確とは言えないがキャンバーの左右差が広がってる感じ。でもマーキングしている偏心カムは全て動いていないのでなんとも言えない。左右ともに右のキャンバーが強いので、車が左に流されるのもさもありなんと言ったところ。
調整後
左前 トー:OUT 0°30分 キャンバー:2.7°(MAX) キャスター:MAX | 右前 トー:OUT 0°30分 キャンバー:3.2°(MAX) キャスター:MAX |
左後 トー:0° キャンバー:3.75° | 右後 トー:0° キャンバー:3.75° |
調整後の数値はこんな感じ。まずは目的のフロントトー角をOUT 0°30分(0.5°)へ変更。少しだけトーアウトに振った。もっとガッツリアウトにしようか迷ったが、この辺で良しとする。
フロントのキャンバー角は左右合わせようとも思ったのだが、現状フロントのキャンバー角が足りないのに減らす方向(すでに調整限界なので右前を減らすしか無い)にするのが癪で、そのままにしておいた。キャスターも変わらず最大値のまま。
リアはタイヤを見るにもう少しキャンバーがあってもいい感じだったので追加。リアキャンバーについては昔付けすぎたなと思って減らした経緯があるので、最大より少し減らしたところに調整。トーはゼロ。
試走してみると、フロントキャンバーに左右差があるせいでほんの僅かに左に流されるが、調整前に比べれば随分真っ直ぐ走るのでOK。フロントをトーアウトにして少し応答性が上がったような気もする。
定盤上で測定してみた感想
実際に定盤上でアライメント調整をしてみてわかったのだが、トーだけの調整なら定盤無しでもそこそこの精度で計測できる。準備も手間だしトーだけ見るなら定盤なんていらない。ただ当然ながらキャンバー角は定盤上じゃないときちっと数値が出ない。
あと、きちっと左右を合わせようと思うとコマの位置が結構ずれることが改めてわかって少し寂しい気持ちになってしまった。17万キロ超走ってて足回りのブッシュもボロボロだし、メンバーの位置も多少ズレてるだろうし、その辺りもいずれリフレッシュしたい。
@175536km
作業は総走行距離175536kmのときに行った。
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