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スポーツバイクに乗って手首が痛くなる人はブレーキ&クラッチレバーの取付角度を調整すると治るかもしれない

Daytona675はいわゆるスーパースポーツバイクなので前傾姿勢が結構キツイのだが、僕はこれに長い時間乗っていると次第に手首が痛くなる。具体的にはちょうど手首の親指の付け根側ぐらいがじわじわ痛くなって、クラッチやブレーキを握る握力が奪われていく。僕の場合は特に左手首が痛くなりがち。

これ、疲れてくると姿勢が悪くなってハンドルに体重をかけてしまうのが原因の一つではあるのだが、前傾がキツいバイクに乗ってニーグリップで数時間も体を支えるなんてしんどすぎる。できることならバイク側でも改善したい。

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ブレーキ&クラッチレバーの取付角度を修正

バイクに跨って観察してみると、ブレーキレバーとクラッチレバーの取付角度が気になってきた。レバーを握ろうとすると必ず手首が曲がるので、これが積み重なることで痛みが発生しているような気がする。

じゃあレバーの取付角度を調整して、手首が曲がらないようにすれば良いのでは?とりあえずやってみよう。

クラッチレバーはボルト2本で止まっているだけなので、ボルトを緩めて好きな取付角度にして締め直せばOK。このブラケットは、上のボルトを先に締めるのが定石。

ブレーキレバー(マスターシリンダー)も同様に2本のボルトで止まっているだけ。僕の個体はアクティブのハイスロキットがついていて、アクセルワイヤーがマスターシリンダーを挟むように通っていたので、ハイスロキットのボルトも同時に緩めて位置を調整した。

ところで、マスターシリンダーから出ているブレーキホースがすぐにフロントフォークと干渉するので、ブレーキレバーの角度は自由度はあまり無い。今回はブレーキホースが干渉しない程度の位置にマスターの角度を調整して、それにクラッチレバーの位置を合わせた。

レバーの角度調整後

取付角度を調整した後の様子がこれ。調整前と比べるとレバーが若干ハンドルに隠れていることから、レバーを少し下に垂らしたことがわかるはず。

実際に握ってみると手首の角度がかなり直線に近づいた。これでよくなるかもしれない。

手首が傷みにくくなった

実際にブレーキ&クラッチレバーの角度調整をしたあとに4時間程度の日帰りツーリングに出かけてきた。いつもそれぐらいのツーリングしかしてない。なぜなら手首が痛くなるから。だいたいいつも3時間ぐらいで手首の痛みが気になってきて、最後の家にたどり着く頃にはクラッチを握るのがかなり億劫な程になっている。

さて、走り始めた瞬間はレバーがずいぶん奥というか下の方にあるのがなんだか気持ち悪かったが、10分もすれば慣れたのか全く気にならなくなっていた。人間って適当だなぁと思う瞬間である。

で、取付角度調整の結果だが、手首の痛みは激減。というかほぼ痛みを感じないまま家にたどり着いた。今回はお盆の時期で交通量も多かったため、クラッチを握る機会は比較的多かったはず。なのに今までだったら確実に辛いな~と思う時間帯でも全く痛みを覚えていなかった。

実際にはツーリング中に乗車姿勢なども意識して走っていたので、レバーの取付角度調整だけが確実に効いた結果だとは言えない部分はあるにせよ、かなり効果が大きかったのも事実。現状のバイクの状態にもよるだろうが、ライダーに合わせたレバーの取付角度調整が結構有効だと実感できた。

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