ソロツーリング中のシフトスピンドル折れという仰天トラブルが発生したDaytona675。修理するのがかなり困難な状況で、一体これからどうするべきかしばらく悩んだが、ついに結論を出した。それが…
さらばDaytona675 楽しいバイクでした
バイクを手放すという選択。気に入っているバイクなだけに修理することも考えたが、それには至らなかった。

修理を断念した理由は、もちろんそれにかかる金額が大きいというのもあるが、このバイクの状態を考慮した結果でもある。
そもそもヤフオクで40万円で購入した時点であまり状態は良くなかった。3.6万キロの走行距離はまぁいいとしても、前オーナーによる数多くの転倒傷や、その他ちょっとした不具合が多いバイクだった。
ほとんどの不具合については自分で乗る分にはまぁいいやと許容できる範囲だったのだが、あまり状態の良くないバイクにこれ以上お金をかけるのはちょっと違うなという気持ちになった。だったらより状態の良いDaytona675に乗り換えるほうがずっと賢明だと思えるぐらい、ブログで紹介してないアレコレのあるバイクだった。


でもやっぱり見た目はめちゃくちゃにかっこいい。特にこのテール。現代のバイクではありえないロングテールにズドンと生えたセンターアップマフラー。かっこよすぎる。このかっこよさが購入理由の9割だったからしょうがない。

後期のキリッとした顔もたまらない。車検落ちするレベルで暗いヘッドライトは確かにいただけないが、そんなのどうでも良くなるぐらいにかっこいい。事実頑張れば車検には通るので問題はない。

乗り味も楽しく、ライダーの自制心が試されるバイクだった。ハンドリングは言うまでもなく、エンジンは過激に感じるほど速い。排気音は純正とは思えないレベルで音も良かった。前傾姿勢はかなりきつく、乗り手の体力をどんどんと奪っていくようなバイクでもあったが、乗っている間はとにかく楽しかった。

といいつつ所有した3年間でたったの3000kmしか乗れなかった。本当はもっと遠出もしたかったが、結局県内と阿蘇ぐらいまでしか行ってない。最後の壊れ方を考えると遠出しなくてよかったのかもしれないが…。
ヤフオクで買ったバイクなのでヤフオクに格安で出品したところ、約27万円で落札された。このままでは走れない状態になったのに購入時より-13万円ならまぁ悪くない結果に終わったように思う。もうちょっと高値でスタートさせればよかったなとも思ったが…。

僕にとって初の大型バイクということで、短いながらもたくさんの思い出を作ってくれたTriumph Daytona675は本当に素晴らしいバイクだった。もう一回買ってもいいと思うぐらい良かった。気に入っていただけにこのような終わり方は本当に残念だったが…。
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