某YouTuberが「nut屋のホイールナットはクソ!KYO-EIはそれより安くて神!」という話を動画を出していたので、ものは試しにKYO-EIのホイールナットを買ってみた。神コスパホイールナットの実力を見せてもらおう。
KYO-EIの激安19HEXラグナット
それがこちら。KYO-EIのラグナット 19HEX。品番は103-19-20P。
KYO-EIのラグナットはなぜか黒染めよりメッキのほうが安く、19HEXは17HEXよりも更に安い。今回は自分の車用じゃないので、コスパ重視で一番安いやつを選んでみた。
そのお値段、なんと20個入りで2000円。ナット1つが100円という激安品だ。
しかも日本の一流メーカー製ということもあってパッケージはちゃんとしているし、使用時の注意点までしっかりと書いてある。長崎県の車屋さんが出している台湾製ナットとはレベルが違うのだよ。
メッキもすごくきれい。細かいことを言えばメッキの下の表面処理の粗さが見えているものの、まぁそんなに気にならない程度。
全部錆びてる…
ぱっと見はきれいなのだけど、その中を除いてみるとちょっと印象が変わる。
中のネジ山が錆びてる…。
1個だけの問題かと思いきや、20個全部錆びてる。ド新品でこれは正直驚き。
恐らくネジ部分に適当な棒を突っ込んだ状態でナットを浮かせてからメッキ処理を行っているので、ねじの奥の方まではメッキ処理ができてないことが原因だろう。錆び方も均一ではないのでそんなもんかなって感じ。
なんて話をXで呟いたら…
私のも錆びてました。 pic.twitter.com/TMLApKgasi
— GUILTEX (@GUILTEX_XIII) October 27, 2024
フォロワーさんが最近購入したKYO-EIのナットも錆びてたそうな。しかも僕のものとは違い、ホイールとの当たり面に近い場所も錆びてる。なんだかなぁ。
「某YouTuberさんは手で回すだけでナットの芯ズレや回す感触の悪さを指摘してたのに、錆は見ても回してもわからなかったのだろうか」とちょっと思った。不思議ですね。多分彼が今まで手にしてきたナットは錆びてなかったのだろう。
実用上問題はない
今回買ったナットはどん付きまで約28mmの奥行きがあるのだが、錆び始めてるのはおおよそ入口から10mmぐらいのところから。錆自体も薄いので、奥まで回すと多少は”ジャリジャリ”とした感触があるにはあるが、別に気にする程度じゃない。
当然実用上も問題なく、普通に使えた。僕はハブボルトにカジリ止めグリスを塗る派の人間なのだが、グリスを塗ってしまえばジャリジャリした感触とかほとんどわからない。当然芯のズレとかわからないし、ホイールとの当たり面を見てもとてもきれい。
またこのナットを使った車は今日も元気に街中を走っているが、なんの問題も起きていない。箱の指示通り100km走った時点で増し締めしたが、緩んでいたりもしなかった。
あなたの信じるナットを使いましょう
KYO-EIのラグナットは「KYO-EIだから」とか「日本製だから」とかそんなことは一切なく、結局のところは値段なりの製品なんだなぁというのが僕の感想。繰り返すが1個100円だからそんなもんだろうというしか無い。少なくとも自分の手元にあるものに関しては、機能面で問題ないのだからそれでいいじゃないと言う話は、nut屋のそれと全く同じ。
このブログを参考にしたり、某YouTuberを参考にするのもあなたの自由。ブランドやデザインや価格で選ぶのも当然自由。あなたの車のことはあなたが責任を取る他無いので、あなたの信じるホイールナットを使いましょう。
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