安全にバイクに乗るためには、やはりしっかりとした装備品が必要。特にグローブは、万が一の事故で指を失ってしまわないように安全性の高い物を選びたい。
…と言いつつ、あまりバイクに乗らないことをいいことに、これまで春~秋の暖かい期間は本来バイク用でないグローブを使っていたのも事実…。しかし最近になってそのグローブが壊れてしまったので、この機会にきちんとバイク用のグローブを買うことにしたのだった。
メッシュ付きの夏用グローブ:コミネGK-224
やはりコストパフォーマンス(というか単純にコスト)を重視する僕にとって、バイク用品といえばコミネである。夏・冬用ジャケットに引き続いて、夏用グローブもコミネを選択した。コミネマンにまた一歩近づいてしまった。
というわけで今回買ったのが、コミネの2019年夏モデルであるGK-224。本当はさらに安価なGK-220と迷ったのだが、
「やっぱりバイク用品はレザーでしょ」
という謎のこだわりにより少し高価なGK-224を選択してしまった。まぁこっちん方がデザイン的にも好みなので…。
手の甲には大きくレザーを使い、指先などへ部分的にメッシュ素材を配置することで通気性を高めている。ナックルガードはカーボン製。見栄えはレーシンググローブをにおわせる雰囲気もあってなかなかかっこいい。「コミネはダサい」はもはや過去のものになりつつあるように思う。
指先はメッシュ素材になっているので安全性が心配になるが、さすがバイクようなだけあって、メッシュはかなり強固な素材でできている。ナックルガード以外にも要所要所にプロテクターが内蔵されているのも嬉しい。
3D縫製で付け心地は良好
GK-224は3D縫製で組み立てられているので、手の丸みにぴったりと沿ってくれる。僕は手首~中指の先までの長さが約18.5cmなのだが、Lサイズでちょうどいいサイズ感だった。
グローブの手首部分は個人的にはこれよりもう少し長いほうが好み。大きめのベロクロアジャスターは操作性が良く、グローブをつけた状態でもつけ外しが容易。
手のひらは、指部分に革素材+補強が配置され、部分的にメッシュ素材を使うことで通気性を高めている。
また左右ともに人差し指の先端に導電性のレザー素材を採用することで、スマートフォンの操作を可能にしている。試してみた限りでは「使えなくはない」というレベルだったが、グローブをしたままスマホを操作したい人は重宝するかもしれない。
柔らかく操作性が良いのでライディング中に意識しない
実際にライディングに使ってみたレビューを書いていく。
個人的にバイク用グローブというものは、安全性を高めた結果全体的に硬くなってしまっていて、手を動かすのが少し重たくなってしまう、という印象があった。しかしGK-224は皮を含め全体的に素材が柔らかく、手を握る動作に支障をほとんど感じない。なのでブレーキやクラッチレバーの操作がおっくうになる(なってはいけないが…)という感覚をライド中に覚えることが無かった。親指も動かしやすいので、ウィンカーなど公道を走るうえで必要な操作への支障もなし。
特にいいなと思ったのが手のひらの手首に近い部分。ここに厚手のクッション素材が配置されているので、ハンドルに体重をかけて寄りかかるように乗っても、痛みや振動による疲労が軽減されていた。
通気性に関して、気温30℃前後の中を50分ほど連続して走ったが、特に蒸れたりすることはなかった。あえて手をハンドルから離し、風にあたるようにしてみたが、これといって空気がグローブの中を抜けていくような感覚は無かった。もしかしると酷暑の中走るのにはつらいかもしれないが、春~秋の暖かい時期に関しては十分使えると感じた。
安全性と快適性を両立したグローブ
というわけでコミネGK-224は、
- バイクを乗るうえで必要な安全性
- 操作の支障にならない柔軟性
- 暑い時期でもバイクを楽しめる快適性
を兼ね備えるグローブだった。見た目もかっこよく、縫製もしっかりしているので長く使えるだろう。
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