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Triumph Daytona675/Tiger1050の暗すぎるヘッドライトを現代化するキットがあるらしい

Triumph Daytona675が生まれた2000年代中盤ぐらいは、自動車/バイク共にプロジェクターランプが流行っていた時代だった。その例に漏れず2012年までのDaytona675にもプロジェクターランプが装着され、左右でロー/ハイビームが振り分けられている。見た目はかっこいいし僕も好きなのだが、

このライト、めちゃくちゃ暗い。

Daytona675で明かりのないトンネルを通った時の映像

僕のDaytona675は前オーナーによってロービームがLEDバルブに交換されている(追記:白色のハロゲンバルブだったことが判明)が、ライトスモークのバイザー越しだと点灯しているのかどうかわからないレベルに暗い。ハロゲンランプを入れているハイビームに関しても昔ながらの懐中電灯に毛が生えたぐらいの明るさしか無く、車検も光量不足故にだいぶ無理がある方法で通したほど。

あまり夜に走ることはないとは言え、流石にこの暗さは危険すぎる。実際に夜間走行したときは、街灯が全くない道では前が見えなさすぎてめちゃくちゃ怖かった。出来ることならどうにかしたい。

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ヘッドライトバルブの選択肢がない

ところでこの2012年式までのDaytona675、ロービームはH7バルブなのだが、ハイビームはH9バルブという珍しいバルブが使われているため、社外バルブの選択肢が少ない。加えてDaytona675のバルブカバーは特殊形状のプラスチック製で、バルブ後方にほとんどスペースが無いためヒートシンクやファン付きLEDバルブへの交換がほぼ不可能になっている。

Daytona デイトナ675/765のLEDヘッドライト化について
2016年にH7 LEDヘッドライトバルブの初代モデル「GLN-H7」を発売して以来、たくさんのデイトナユーザ…

もちろんバルブカバーに穴を開けてしまえばLEDだろうがHIDだろうが装着は可能なのだが、見た目や防水性があまり良くないし、もっと根本的な問題がある。

そもそもライトユニットの作りが悪い

そもそもH7だろうがH9だろうがまともなハロゲンバルブなら車検に余裕で通るぐらいの明るさはあるはず。それなのに全く光量不足になるということは、すなわちライトユニットの作りが悪いのだ。

最初の写真を見ても分かる通り、光の左右への広がりが殆ど無いのに、どこかピンポイントで明るい場所すら無く、カットラインも全くハッキリしない。ぼやぼやっとした明るさしか出ていない。このライトユニットに明るいバルブを入れたとしても、車検には通るかもしれないが、おそらく期待するほど明るくはならないと思われる…。

プロジェクターユニットを全交換して現代化

これをどうにかする方法はないものか。そう思って調べていたら、あるパーツを発見した。オランダのRetrofitlab.comというショップが作っているアップグレードキットだ。Daytona675と共通のプロジェクターユニットを使っているらしいTiger1050にも使えるキットで、LEDとHID(キセノン)の2種類がある。

Triumph Tiger 1050 / Daytona 675 Headlight repair & upgrade kits HID xenon LED
Want to repair / upgrade the light of your Triumph Tiger 1050 / Daytona 675 with LED or Xenon? We have solutions with gu...

なんとこれ、プロジェクターライトそのものをLEDまたはHIDに最適化された現代的なユニットに交換してしまうことで、純正比で最大500%アップの明るさを実現するというもの。すごい荒業だが、これなら(ユニットさえちゃんとしていれば)確実に明るくなることは間違いない。

実際に点灯している様子を撮った写真を見ても、かなりはっきりとしたカットラインと光点が出ている。これは期待できる。

左右両点灯で左側通行にも対応

しかも個人的に良いなと思うのが、ハイ/ロービーム共に左右両点灯になること。二眼のバイクは発電量の問題なのかハイビームとロービームを左右に振り分けがちだが、こういうものは両側点いている方が明るいのは当然のこと。だからといって別にハイビームが無くなるわけではなく、きちんと切り替え可能。

さらに少しの追加料金を支払うことで左側通行のカットラインに対応させることも出来る。カットラインが逆だと車検に通らないので、これは嬉しい。

イギリスの車検制度では合格できたらしい

海外フォーラムを探ってみると、「控えめに言ってガラクタ」と表現されているTiger1050のヘッドライトユニットをRetrofitlab.comのライトに置き換えたところ、信じられないほどの明るさを実現。なおかつイギリスの車検制度であるMOTも問題なく通過したという。

Tiger 1050 - Headlight Upgrade
Still finding my way around the site so if there is a tread for this subject am sorry. My 2010 Tiger 1050 headlights put...

殻割り必須

問題があるとすれば、プロジェクターを交換するという特性上、ライトユニットの殻割りが必須ということ。若干作業難易度が高いが、殻割りさえ出来てしまえばそう難しくは無さそう。

ただ、どうもDayrona675のヘッドライトユニットは殻割りがかなり難しいらしい。少なくとも2006~2008年の前期モデルは通常のブチルではない接着剤を使っているらしく、温めての殻割りが困難だとか。ヘッドライトが加工されたDayrona675の写真はネット上にゴロゴロあるので本当にそんなに難しいのかは気になるところではある。

Retrofit headlights

暗いヘッドライトから脱却できるかも

Triumph Tiger 1050 / Daytona 675 07-12 Bi-LED headlight lighting upgrade kit
Headlight upgrade kit with bi-LED projectors for the Triumph Tiger 1050 / Daytona 675 with halogen headlights. Guarantee...

作業難易度や元に戻せるかどうかを考えるとそう簡単には手を出しづらいが、LED化キットで日本への送料を入れて約€260で購入可能なのは悪くない。バルブカバーを加工して社外バルブを取り付けたが、期待するほど明るくならなくて落胆するよりもずっといいかもしれない。

Retrofitlab.comの現代化ライトユニット、気になる。

無難にLEDバルブに交換する

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