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【Daytona675】ヘッドライトのLED化【カバー無加工】

Daytona675のヘッドライトは非常に暗いのだが、これをどうにか少しでも明るくしたい。暗すぎるヘッドライトを現代化するキットもあるにはあるのだが、金も手間も結構掛かるので、とりあえずLEDバルブに交換することで対処したい。

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Daytona675に使えるLEDバルブは限られる

ただしDaytona675のヘッドライト裏はスペースが限られ、バルブカバーを無加工でやろうと思うと使えるバルブがかなり限られる。ロービームに使われるH7は比較的メジャーな規格なので選択肢がいくつかある一方で、ハイビームに使われるH9バルブはそもそも数が少なく、またハロゲンバルブ同等サイズはかなり少ない。

カバー裏のスペースはおそらく5~10mmぐらいしか隙間がないので、ほとんど純正サイズのバルブを選ばない限りは必ず干渉する。

そんな中で僕が選んだのがAmazonで安く売られている謎中華ブランドの一つ、SUPAREEのLEDバルブ。バイク用ではなく車用を選んだので2個セットだが、予備があると考えるとお得感がある。同ブランド内でもいくつか選択肢があったが、なるべく明るそう(ワット数が大きい)でファン付きモデルを選択してみた。

しかしなぜかH7バルブの方だけシュリンクがなかったのが気になる…。まぁいいけど。

SUPAREE H7バルブ(30W・6500K)

H7バルブ

ロービーム用のH7バルブはハロゲンとほぼ同形状でコンパクト。このサイズにしてバラストなしのファン内蔵というのはなかなかすごい。塗装が安っぽすぎてプラスチック感あるが、実際にはアルミ製で放熱性能を確保している。

SUPAREE H8バルブ(40W・6500K)

H8バルブ(H8/H9/H11/H16兼用)

問題のハイビーム用H9バルブはH8バルブと共通化されているモデルを選択。ファン付きながらソケット位置が純正と同じで、純正から4.6mmしか後端が伸びていないのが一番のポイント。なにより寸法がきちんと商品説明ページに書かれている点が安心だった。こちらも同じくアルミ製。

Daytona675のヘッドライトバルブ交換方法

というわけでDaytona675のヘッドライトバルブを交換する。僕のDaytona675は後期型だが、おそらく前期型も同じ方法で交換できるはず。

ロービーム・ハイビーム共にヘッドライト裏を見るとこのようなカバーが付いているので、4箇所止められているプラスネジを外す。ただしめちゃくちゃ工具が入りづらい場所にあるのでかなり工具を選ばないといけない。

手持ちのプラスドライバーをかき集めて作業したが、実際には一番長いものと短いもののちょうど中間ぐらいのサイズのドライバーが有ればベストだった。短すぎると持ち手がカバーに引っかかって外せないし、かと言って精密ドライバーぐらい細いとそもそも力が入らない。

高トルクがかかっているわけではないが、適切なサイズの工具がない場合には、特にネジを締める(カバーを元に戻す)ときにはネジが斜めに入ってしまわないように最新の注意を払って作業する必要があった。つまり絶妙にめんどくさい…。

ロービームはH7なので、黒いソケットをまっすぐ引き抜いて、抑えの針金を外せばバルブが取れる。

どうでも良いがこれまで真っ白だからLEDバルブが入っているのだろうと思っていたロービームが、実は白色のハロゲンバルブが入っているだけだと今回でようやく知ることができた…。PIAA製で55Wとはいえ、白色のハロゲンバルブでは流石に明るさが出ないのも仕方がない。

ハイビーム側はH9バルブなので、コネクターを外してバルブをひねれば外せる。

両方ともバルブをはめる前に点灯を確認する。無事にLEDバルブが動作していれば、あとは逆手順で戻すだけ。

ロービーム側のソケットのプラスチックが劣化していて、戻す際に少し手元がぶれたらパキっと割れてしまったのが悲しい…。性能にも安全性にも影響する場所ではなかったので見なかったことにする。

ほぼ純正サイズのバルブを使用することで、カバーを加工すること無くLED化することができた。

圧倒的に明るくなった

もともとのヘッドライトの明るさがこれ。正直昼間だとライダー側からは点灯しているのがわからないレベルで暗く、明かりのないトンネルや夜間に走るのは恐ろしいレベルだった。

カメラの設定は全く同じ、外の明るさもほぼ同じ条件(日中)でバルブ交換後に撮影した写真がこれ。ロービームは明らかに明るく、ハイビームもしっかりと明るくなってくれた。というかロービームのカットラインがしっかりと出ているのが意外。SUPAREEのLEDバルブは意外とちゃんとしているのかもしれない。

壁とライトの距離が近いこともあって光の拡散具合は悪そうに見えるが、そこはDaytona675もともとの光学設計の悪さが原因な気がする…。このバルブで車検に通るかどうかは現時点では不明。無理だったらハロゲンに戻して例の方法で通すしか無い。

同じメーカーの6500Kバルブだが色温度が微妙に違う気がするのはご愛嬌。ただDaytona675の鋭い目つきには白い光がよく似合う。

現時点で夜間走行はしていないので、夜間走行時の見やすさなどについては後日追記予定。

追記:実走行ではかなりの明るさを実感

実走行してみたが、かなり明るくなったという実感があった。元々があまりにも暗すぎたのもあるが、ロービームに関しては常識的な明るさ。最近の自動車のLEDヘッドライトに比べれば暗いが、問題に感じるほどではない。

ハイビームの明るさはさほどアップした感は無いが、ハロゲンと違ってキリッとした影ができるので見やすい。走るうえではどっちも変えてよかったなぁという感想だった。

追記:車検は通らなかった

2年目の車検を受けてきた。バイクの場合車検はハイビームで検査するのだが、SUPAREE H8バルブでは光量11,300cdと光量不足で、ハロゲンに比べて光の散らばりがひどく、明るさを上げられたとしても検査は厳しかった。車検はバッ直+ハロゲンランプで通すしか無さそう。

@37677km

作業は総走行距離37677kmの時に行った。

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