Daytona675をヤフオクで買ってきたときから「妙にステアリングが重たいよなぁ」と思っていたのだが、先日ステアリングダンパーがガッツリ曲がっていることが判明した。おかげさまでステアリングダンパーの動きがめちゃくちゃに渋いので、ハンドルが重たいのは当然だった。
ステアリングダンパーは無くても良いので外して対処したのだが、せっかくついているものなら付けておきたい。そんなわけでヤフオクで部品を入手した。
最終型用のステアリングダンパーをGETしてみたが…
ヤフオクを見ていたらちょうど最終型Daytona675用のステアリングダンパーが出品されていた。僕のDaytona675は後期型だが、モデルチェンジしたとはいえ骨格は同じだし、まぁステアリングダンパーも同じでしょと特に何も調べずに買ってみたら…。
写真で見ていたときは全くきにしていなかったけど、よく見ると君、なんか形違くない?
ダンパーについているネジ穴の場所がぜんぜん違う。微妙なことを言えばダンパーシェルのサイズも微妙に違って、最終型のほうが若干短い。全長はほぼ変わらないけど。
とにかくこの「ネジ穴の位置」の違いがどの程度影響するのか。それが問題だ。ひとまず付けてみるしか無い。
結論:右にしかハンドルが切れなくなる
Daytona675のステアリングダンパーはフォークのアンダーブラケットと、ラジエーターステーとに接続される形になっている。ちなみにこの構造上、左にハンドルを切った状態じゃないとステアリングダンパーを外せない。
とりあえず最終型のステアリングダンパーをアンダーブラケットにネジ止めしてみる。
下から覗いてダンパーシャフト側のボルトをラジエーターステー側の穴に差し込もうとするのだが…
ステアリングダンパーを最短に縮めた状態でも全く穴位置が合わない。
ダンパーシェル側のネジ穴の位置が変わったことで、ハンドルをほぼ直進状態まで持っていかないとネジ穴が合わない。つまりこのステアリングダンパーを取り付けると、ハンドルが右にしか切れなくなる。
…だめだこりゃ。
というわけで後期型Daytona675に最終型のステアリングダンパーは取付不可だということがわかった。まぁ中古ステダンが3000円もしなかったので安い勉強料で済んだだけマシだった。
社外ステダンを純正位置に取り付けるのも制約が多い
というわけで仮に社外ステアリングダンパーを純正位置に取り付けようと思っても、なにげに制約が多いことがわかった。
Daytona675純正ステアリングダンパーは全長約230mmで、取り付け位置自体意外と余裕がないので250mmぐらいまでのステアリングダンパーしか取り付けできないだろう。特にダンパーシェル側の取付穴位置が問題なので、ダンパーシェルの端ギリギリに固定ステーを取り付けられるタイプのダンパーじゃないと取付が難しい。固定ボルトは両方ともM8サイズなのでそこは一般的だ。
↑のようなロッドのピロボールと反対側にしかダンパーシェルステーがとりつかないタイプのステアリングダンパーはほぼ100%取付不可のはず。
↑のようにロッドのピロボールと同じ側にステーがあるタイプであれば、おそらく取付可能。多分。Maybe。Perhaps。
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