久々のオートランド作手で自己ベスト更新＆初のALT夏バッジ獲得！

ALTバッジ、それは愛知県にあるミニサーキット「オートランド作手」で独自に設定される認定制度。夏と冬の指定された期間に、車種ごとに設定された基準タイムを超えると「COOL DRIVER」に認定される。夏と冬で基準タイムが変わらないので、必然的に夏バッジのほうが獲得は難しい。

RX-8での現時点での認定タイムは30.8秒。実は僕は2017年12月時点でこの基準タイムを超えていた（30.767秒）のだが、バッジ期間外だったため認定されず。その後は路面コンディションが悪かったり雨だったりして、2019年4月を最後にオートランド作手に行く機会が無かった…。

ALT夏バッジ獲得に向けてアタック！

そして時は訪れる。

4年ぶりにオートランド作手に行くチャンスを手にした。ALT夏バッジ開催期間で、しかも晴れ。日本列島が高気圧に覆われていたため名古屋市は35℃ぐらいの猛暑日だったが、オートランド作手は標高が高く曇りだったこともあって、車内の温度計で28℃ぐらいとまぁまぁな気温。湿度は高いが、この機会を逃してはならない。

朝一番の9時枠の走行に間に合うように到着して準備を進めたのだが、月曜日なのに妙に人が多い。時間が近づくにつれてどんどん車が増えていき、気づいたら僕を含めて9台がいる状況に。1周30秒ちょっとのコースで9台も走るのはさすがに…。

というわけで10時枠にスイッチ。

9時枠は見学することにしたのだが、開始早々に1台がクラッシュして赤旗が出てしまうトラブルが発生。結構な勢いで1コーナーのアウト側に突っ込んでしまったので、ああいうの見るとちょっとビビってしまう。その後も走っている車両にかなりスピード差があってアタックが難しそうだったので、10時枠にずらして正解だった。

…なんて思ってたら雨が降ってきて焦ったのだけど、一瞬の通り雨だったから助かった。

空いてる10時枠で走行開始

さて、走行する10時枠は僕を含めて3台のみと結構な好条件。コンディションも上々だし、これは期待できる。

シバタイヤTW200のエア圧は冷間で1.6kPaに設定して温間1.9kPa狙い。減衰は最弱から前24段の後20段。後ろの減衰をちょっと下げてリアの旋回性能UPを狙う作戦。

4年ぶりのオートランド作手なので、コースインして1～2周は少しゆっくり周回。あぁ、こんな感じのコースだったなぁと思い出しながら3周目から徐々にペースアップさせていく。

4周目に31.0秒、5周目は30.8秒。これは行ける。抑えるところはきっちり抑え、大胆に行くところは大胆に。2コーナーとトップターンでちょっと挙動が乱れたけどアクセルを踏み抜いたら、

30.511秒で見事に自己ベスト更新＆夏バッジ獲得！

その後も2コーナーの縁石カットしたらいい感じだったのだけど、微妙なミスがあって30.557秒でセカンドベストに。うまく行けば30.4秒台は見えたはずと思うと悔しい…。

一旦ピットに戻ってエアをチェックすると、右2輪が1.85kPa、左2輪が1.95kPaになっていたので4本とも1.85kPaにそろえて再アタック。でもシバタイヤTW200は一度熱が入って垂れるとそこから戻ってこないせいのもあって、30.7秒止まりになった。

どうあがいてもここからタイムが伸びないのはわかっているので休憩。同じ枠にターボついてて29秒前半でラップする超絶に速いNAロードスターを駆る人がいて、一度後ろを走ったときにブラインドコーナーのラインが気になったので質問してみた。色々話していると、

「ブラインドコーナーの縁石はカットすると速いよ。ホイール痛めるかもしれないけど」

なんて話が浮上。

まじかよ。ブラインドコーナーの縁石って見るからにガタガタしてるからカットできないものだと今まで思い込んでた…。

なので後半戦はブラインドコーナーの縁石カットにチャレンジしてみることに。ついでにリアの減衰を16段まで落としてアタック。

で、実際に乗ってみると、この見るからにガタガタな縁石は普通にふわっと乗れて、コーナリング姿勢にはほぼ影響無いことに気がついてしまった。

なにこれ、こんなところ走れたらすごい距離短くなるし、アクセルも踏めるようになるしいい事ずくめじゃないか…。

実際はタイヤに熱が入りすぎてなかなかタイムが出ないのだが、ベストで30.7秒は出たし、30.8～31.0秒ぐらいならガンガン出せることが判明。縁石を外してみるとコンマ1秒ぐらいは落ちるし、これ最初にやってたら30.3秒が見えたのでは…。

次回はさらなるタイム短縮を目指す

というわけで無事に目標をクリアしてCOOL DRIVERの称号を獲得。夏場だったが自己ベストも0.2秒更新できたし、新たな発見もできて大満足の作手アタックになった。ちなみにこれでオートランド作手の車種別ランキングでは13位、ラジアルタイヤに限定すれば10位に入ったのもなかなか嬉しい。

次は冬に行ってさらなるタイム短縮を目指したいが、なかなかオートランド作手まで行くタイミングが無いので、それがいつになるのかは不明…。夢の29秒台が見えてきた。