知人の初代コペン(L880K型)に乗っていると、たまにフロントタイヤから「カシュッ」という感じの干渉音が聞こえてくることがある。ハンドルを大きく切った状態でサスペンションが縮むとそのような音が鳴るのだが、どうもタイヤとインナーフェンダーが干渉するらしい。
ドノーマル状態のコペンで発生するこの現象、どうやら定番のトラブルらしいので解消してみよう。
インナーフェンダーをカットしてタイヤとの干渉を減らす
まずはジャッキアップして左のフロントタイヤを外してタイヤハウスを見てみる。
見るとあからさまにタイヤとインナーフェンダーが干渉した跡がある。どうもインナーフェンダーの樹脂が経年劣化により下がってきて、これがタイヤと当たってしまうらしい。見るにL880Kコペンのフェンダー内はかなり狭いので、確かにノーマルサイズのタイヤでも当たってしまうのも仕方がない…。
というわけで適当にマーキングして、
干渉しそうな部分をハサミでカット。もっとガッツリ切ったほうが当たらなくはなるが、水や埃の侵入を考えると控えめにしておいたほうが良さそうな気がするので、このあたりにしておいた。
中央のぶら下がっていたべろはボディの内側に差し込んだ。これでも特に問題はなさそうなのでOKとする。
右フェンダー内も割と当たった跡があるので、不要部分をマーキングして、
こちらもカット&べろを内側に入れて対処。これで様子を見てみよう。
タイヤの干渉はかなり減った
現象が毎回起こる場所を何回か通過してみて確認したが、インナーフェンダーとタイヤの干渉を完全に無くすことはできなかった。が、発生はかなり減って不快感はだいぶ解消された。
おそらく車高短やタイヤサイズアップをしている車両であればもっと大胆な解決策が必要になりそうだが、ノーマル車であればこれぐらいの対策で十分そうな感じ。
ポチップ
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