バイクに乗っている最中に雨が降ると残念な気持ちになるものだが、良いレインウェアがあれば濡れずに快適に走れるのも事実(手足を除く)。今回レインウェアを買い換えたので紹介したい。
YAMAHA RY7001 コミューティング ストレッチレイン
レインウェアなんて世の中にたくさんあるのだが、僕が今回選んだのがこれ。

YAMAHA RY7001 コミューティング ストレッチレイン。これを選んだ理由はひとえに、以前使っていてぼろぼろになったレインウェアがヤマハ製で、それがすごく調子が良かったため。流石に古い製品で同じタイプはなかったので、現行品で良さそうなものを選んでみた。
ちなみにヤマハのロゴがほとんど表にないのもポイント。他社製バイクに乗っていても変な感じがしない。

箱の中からは丁寧に梱包されたレインスーツが出てきた。決して安い値段の雨合羽ではないのでちょっと嬉しい。
ホワイト、ライムイエロー、ブルー、スカーレットの4色展開だが、今回僕が買ったのは「スカーレット」。かなり鮮やかなオレンジ色がきれいで、雨天時の他者からの視認性も良さそう。

中身は上着とパンツ。上下セパレートタイプなので着たり脱いだりも簡単で良い。
YAMAHAオリジナル防水透湿素材CYBERTEXがヤバい
こんなのどうせどこかのOEM商品だろうと思うのだが、どうもこのレインスーツの生地はCYBERTEXというヤマハオリジナルの生地でできているらしい(オリジナルと言ってるだけかもしれない)。
なんとそのスペックは初期耐水圧20,000mm/cm²、初期透湿度20,000g/㎡/24hと、そんじょそこらのレインスーツの比じゃない。いや、耐水圧20,000mm/cm²は割とあるのだが、快適性に繋がる透湿度が20,000g/㎡/24hはそうそう見かけない数字。これだけでもかなりすごい。ちなみにバイク乗りに有名なワークマンの「3レイヤー透湿レインスーツ バイカーズ」は透湿度2,000g/㎡/24h。測り方の違いかもしれないが、スペック上だとCYBERTEXのヤバさが光る。
更にすごいのは「生地がストレッチ素材」だということ。2.5レイヤーの生地なのに上下左右+斜め方向までどの方向にも生地が伸びる。これ本当にレインウェアなの…?
手触りも表面はまるで起毛素材のようなさらっとした感触。裏面の白い部分もビニールっぽさが少なく、多少濡れた状態で触ってもサラサラしている。これどうなってるんだろう?

ちなみにRY7001よりちょっと高い「YAR30 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ」に採用されているCYBERTEX IIは、初期耐水圧20,000mm/cm²、初期透湿度12,000g/㎡/24hで、ストレッチは謳われていない。スペックだけだとCYBERTEXのほうが上に見える。どういうことなの…?
バイク用レインウェアとしての高機能性
RY7001は当然バイクメーカーであるヤマハが販売するレインウェアなのでバイクに特化した機能性が持たされている。

チャック+ダブル前立てで前方からの雨風の侵入を阻止。前たてにはマジックテープも付いているのでしっかりと固定される。首周りの襟は高めでヘルメットからの雨水を防いでくれる。首から脇に伸びるパイピングは反射素材。

湿気が溜まりやすい首周りと背中の上半分にはメッシュ素材で通気性をアップ。

裾は長めで、特に背中側を長くすることで前傾姿勢をとっても濡れにくい。生地の端は全部折り返し加工されているので雨の侵入を防いでいる。

右側のみ止水ジッパーのポケットを装備。スマホや財布ぐらいなら余裕で入る懐の深いポケットなので実用的。

腕の裾は二重になっていて、手首からの雨の侵入を防ぐ。マジックテープで絞りも調整できる。

二重袖の間に入った雨水を抜くドレンホールも装備。

背中にはベンチレーションを備えているのでムレを軽減。背中にも反射素材のパイピングが備わる。

パンツはゴムでしっかりフィット+アジャスターで更に調整可能。

足首も手首同様に2重裾になっていて、下からの雨の侵入を防いでいる。靴を履いたまま着たり脱いだりするのはちょっと難しい。

足首のアジャスターはかなり調整範囲が広め。しっかり絞ることができる。
ちなみにつなぎ目や縫い目はできる限り最小限になるように作られている。
収納袋は若干残念ポイント


収納袋が付属していて、これの口がまるでドライバッグのそれかのような構造になっている。この見た目だと少し期待してしまうが、収納袋の生地は割と普通なので空気や水を遮断するようにはなっていない。残念。

RY7001を収納するとこんな感じ。布団圧縮袋のように空気を抜いてギュッとコンパクトにできるならなお良かったが、そこまでの機能はない。

収納時のサイズ感はおおよそ500mlのペットボトル2本分。僕が買ったのはLサイズだが、収納袋込みで重量は実測546gだった。十分軽量でそこそこ小さいので、カバンの底に仕込んでおいても困る感じはしない。ギュッと押し込めばさらに小さくなる。
サイズ感は記載通りで大丈夫
身長170cmの僕はLサイズを購入したが、サイズはばっちり。プロテクター入りのバイクウェアの上から着たときに、乗車姿勢を取ったときにちょうどよくなるぐらいのサイズ感だった。
なのでおおよそサイズチャートに記載通りのサイズを選べば問題ないと思う。
雨天を走ってわかるその実力の高さ
実際このRY7001を着て3時間近くガッツリ雨に降られながら中華ダックスで走ったのだが、素晴らしいとしかいいようがないぐらい快適だった。

まずRY7001で覆われている部分に関しては全くと行っていいほど濡れなかった。手首足首からの雨水の侵入はなかったし、長時間シートに座っていると割と濡れがちな股も乾いていたし、ヘルメットから水がたれて背中が濡れることもなかった。
蒸れに関しては、この日は少し寒かったこともあって感じづらいのは確かだったが、全く蒸れなかった。暑かろうが寒かろうが3時間も雨の中をレインウェアを着て走っていれば蒸れるものだが、ベタッとして不快だなと思う瞬間が全く無かった。というか、このブログを書く瞬間まで雨合羽は蒸れるものだという意識が抜けていた。それぐらい快適。背中にリュックを背負っていたのでベンチレーションが効きづらい環境だったはずなのに…。
そういう状況だったので、いざ晴れてレインウェアを脱ぐタイミングが着てもサラッと脱げたし、濡れてしまっている手や足がウェアを通過するときも全く引っかかる感じがなかった。しかもストレッチ素材ゆえに、バイクを降りているときも動きやすかったし、レインウェア特有のガサガサする感じも少なかった。
思い返せば思い返すほどすごい。
値段以上の価値がある

YAMAHA RY7001 コミューティング ストレッチレインは実売価格が現時点で約1.3万円と、レインウェアとしては決して安いわけではないが、この性能を考えれば確実に安い。ツーリングや通勤時の雨を避けるのは難しいが、多少快適にすることはできる。ヤマハロゴが表からほぼ見えないことも含め、かなりオススメできるレインウェアだと感じた。


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